
“文化の継承者”として次世代を担う気鋭のアーティストたちが登場し、それぞれの文化芸術に掛ける情熱や未来について語る「Bunka Baton」。今回は、野生動物を主題とした実物大の彫刻作品を制作している彫刻家の瀬戸優さんにインタビュー。テラコッタを素材にした独特の創作スタイルや、野生動物をテーマとして追求する思いなどについて語っていただきました。
初めて売れた芸術作品は彫刻ではなく絵だった
今にも動き出しそうなほど生き生きとした野生動物の彫刻作品を生み出す瀬戸さん。その原点は、幼い頃に自然や動物の魅力に触れたことにあります。
「小さい頃から自然科学全般が大好きで、犬や猫を飼ったり、動物図鑑を見ながら絵を描いたりしていました。私の地元も母の実家も自然が豊かで、そういう場所で生まれ育ったのもすごく大きいと思います。今でも忘れられないのは、長野に住んでいる祖父と山菜を採りに山へ入った時の経験です。苔やシダに覆われた場所で、カモシカと偶然遭遇したんです。その姿はまるで宮崎駿監督の映画『もののけ姫』の世界そのままでしたね」
自分が描いた絵をお母様にほめられる体験を重ねるうちに美術が好きにな・・・(この先は「続きをよむ」から)
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