「ひとり時間、ちゃんと楽しまなきゃ…」50代おじさん編集者が今通いたい場所

Urban Story Lab.

2026/9/7

「最近、どんなことにハマってます?」「ひとりの時間、何やってます?」

これって今、最も聞かれて困る質問かも……。

はじめまして、「Urban Story Lab.」編集部の中年編集者・髙橋です。

ひとりゴハンも、ひとり散歩も、ほとんどがお決まりのお店やルートばかり。
なんか広がってないぞ、いや、むしろ縮小してるぞ、自分の世界が(汗)。

そんな危機感はあれど行動が伴わない日々を過ごしているうちに、気がつけば50代に突入(気持ちは30代)。根拠のない自信(=生意気さ)と行動力にあふれていた若い頃のようにはいかずとも、もっと自分を広げて、もっとひとり時間を楽しまないと!と本気で思い始めた今日この頃です。

なんでこんなことになっちゃったんだろう…まずは自分を見つめ直してみる。

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そんな自分の状況をAIにイラスト化してもらいました(実際はこんなにイケオジではありませんし、決めポーズもしません)

ひとり時間の楽しみ方がすっかりヘタクソになった自分をちょっとマジメに振り返ってみると、思えばずっと“誰かのために”ばかりを考えてきたのかもしれません。

20代は、あらゆる人のために(カッコつけたい、というか、モテたい)。
30代は、会社や仕事の仲間のために。
40代は、家族や子どものために。

まあ、そんな今までをカッコ悪いとは思っていないのですが、そうなんです、“自分のために”という視点がすっかり抜けていたんです。

大丈夫、過去よりもこれからです(と自分に言い聞かせる)!

これまでわれわれUrban Story Lab.では、東急線沿線のさまざまなまちや人のストーリーを記事として発信してきました。そこで今回は、今の私が個人的にグッときた記事とともに、とことん自分に向き合いながら、自分のために楽しみたいこと・行きたい場所を探してみたいと思います。

そもそも「今の自分が好きなもの」って何だろう?

若い頃から好きなものや、ルーティンのようにやっていることはあるけど、あらためて今の自分の最新の“好き”を考えてみると、
・コッテリよりも、ちょいコッテリがいい(たまにサッパリもいい)
・若い頃は興味なかったけど、最近は甘いものにもグッとくる時がある
・味も大事だけど、なんか食感とかも楽しめるようになってきた
…などなど結局食べ物のことばかりになってしまいましたが(汗)、今の自分の気分はそんな感じです。

そうなると、実はここのあんみつこそが今の自分のドンピシャじゃないか!ということにあらためて気付くわけです。

中目黒「目黒東山こくぼ」のあんみつに学ぶ「なめらかな調和」〜和菓子、我が師よ〜

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蜜のほどよいコッテリさとほどよい甘さ、寒天の食感、さらにはこのお店「こくぼ」さんの歴史やストーリーも含めて、じんわりとおいしさが染みわたる感じ。これぞ“しっくり”。まだ一度しかうかがえていませんでしたが、もっともっと通うべきお店、ありました!

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「子どもの頃からの“好き”」って何だったっけ?

今回のひとり時間充実作戦のヒントは、子どもの頃の“好き”の中にもある気がするぞ……ということで振り返ってみると、やはりありました!

子どもの頃というと40年ほど前になってしまうのですが(恐ろしい…)、しばしば父が出張先のタイで買ってくるおみやげは、どれも“不思議”なものばかり。なかでも酸っぱくて辛いスープ(のちにそれが「トムヤムクン」というものだと知る)の素との初めての出会いは衝撃的でした。

40年ほど前、さらには地方に住んでいたこともあり、タイ料理に触れる機会など一切なかった我が家にやってきた不思議なスープの不思議な味。さすがに親子といえども父の味覚を疑ったのを覚えています。でも、そこから徐々に“不思議”は“気になる”になり、さらには“好き”へ。今ではやっぱり親子だなあと実感しています(父さん、あの頃はゴメン…)。

子どもの頃から刷り込まれているのに、最近はあまり食べる機会がなかった、お店も探していなかった、そんなタイ料理への郷愁とワクワクがよみがえったのがこちらの記事。

異国情緒たっぷり!大崎広小路で「トムヤムヌードル」を味わう

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100軒以上のタイ料理店を食べ歩いていた店長さんも惚れ込んだ(そしてお店で働き始めた)という話を知ると、もう居ても立ってもいられなくなりました。今後も通う予定なので、新たな“行きつけ”の最有力候補となっています。

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シゴトはもちろん大事。だからこそ楽しみ方を追求したい。

食べる時間も大事ですが、シゴトの時間だってもちろん大事な“ひとり時間”。数年前に会社員を辞めて独立してからは、働き方の自由度がより高くなったものの、それだけにダラダラ状態にもなりやすくなりがち(というか、なっている)。

そんななか、「これだ!」となったのがこの記事。

都市と緑が重なる。目黒川がつなぐ公園を巡る散歩【日々是緑日】

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都会の中で緑に囲まれる時間を満喫するライターのほしあさひさんが、なんとも心地よさそう。記事中には仕事や働き方にまつわるトピックはないものの、こんな癒やしの空間でリモートワークする自分を想像して、ひとりニヤニヤしてしまいました。

暑さが落ち着いたらきっと、いや、絶対やる!と決めています(もちろん、周囲の方の迷惑にならないようにしつつ)。

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「サードタウンをつくる」なんてのもアリかも。

自分のためにひとり時間を楽しめる新たな場所、いわゆる“サードプレイス”を記事とともに探してきたわけですが、ひとつのお店や場所だけにとどまらず、もっとゆる〜く、広〜く、ひとつの“まち”を行きつけにするというのも楽しそうですよね。

“サードプレイス”ならぬ“サードタウン”みたいな。

そんなことを感じさせてくれたのが、まちをテーマにしたこちらの記事です。

ギャグ漫画家・田中光さんと行く、池上商店街“似顔絵”リレー

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制作にあたって、ほぼ初めましてのまちだった池上に、取材日を含めて5回ほど通いました。

池上のまちで長く愛される3軒のお店(お花屋さん、八百屋さん、くず餅屋さん)の方々とお話をするなかで、まちの歴史を知り(古い書物なども見せていただきました)、まちや人の雰囲気にも触れることができました。そして気がつくと、なんとも言えない居心地のよさに包まれる……そんなポカポカ感を味わいたくて、今でもたまに目的はなくても足を運んでいます。

“まち”そのものが居場所になっているこの感じ、まさに自分にとっての“サードタウン”になりつつあるのかもしれません。

そして、そんなまちがいろんなところにあったりしたら……いつもちょっと新鮮で、いつもホッとできる、心が充実する毎日になりそうだなぁ(妄想)。

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今回は「今の自分の“好き”ってなんだろう?」ってことを、記事を振り返りつつ、お店ややまちと重ね合わせながら考えてみました。

思った以上に「そういえばそうだったな…」という自分の一面がたくさん見えてきたり、「まだまだ楽しいことや場所っていっぱいあるもんだな」と思ったり。
なんだかとてもいい機会になったので、これからも時々やっていきたいですね。そして、新しい居場所をマイペースで増やしていきたいと思います。

なんたって、まだまだ若いですから(気持ちは30代)。

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文/髙橋雅和(ALTANA inc.)

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

Urban Story Lab.

まちのいいところって、正面からだと見えづらかったりする。だから、ちょっとだけナナメ視点がいい。ワクワクや発見に満ちた、東急線沿線の“まちのストーリー”を紡ぎます。