“ハレの日”を家族でお祝い!お食い初めで使える田園都市線沿線のお店8選
東急公式サイト編集部
2026/9/11

「お食い初め(おくいぞめ)」とは、「一生、食べ物に困ることがないように」という願いを込めて、生後100日頃に行なう伝統行事です。人生で一度の“ハレの日”だからこそ、近頃は和食店やレストランで家族一緒にお祝いすることも増えています。今回は田園都市線の沿線で、お食い初めプランのあるお店や個室付きのお店など、赤ちゃんと一緒にお祝いできるお店8選を紹介します。
※本記事の内容は2026年8月確認時点の情報です。最新のメニューや価格などは、お出かけ前に公式サイトなどでご確認ください。
「お食い初め」の基礎知識
平安時代から形を変えて続いてきた「お食い初め」。乳歯が生え始める頃に食事の真似ごとをして、赤ちゃんの健やかな成長を願って家族でお祝いする行事です。「百日(ももか)祝い」とも呼ばれるように生後100日前後に行なうのが一般的ですが、地域差もあります。
赤ちゃんとママの体調、家族の予定に合わせて、生後100~120日を目安に無理のない日程で行なうのがおすすめです。お宮参りと同じタイミングにして両家の祖父母を招いたり、実家が遠方の場合は両親と赤ちゃんだけでお祝いしたりと、柔軟に考えてもよいでしょう。
お食い初めの「祝い膳」とは?
祝い膳は「一汁三菜」が基本で、汁物(お吸い物)、焼き物(尾頭付きの鯛の塩焼き)、煮物、香の物、赤飯を用意します。伝統的なお食い初めでは、「漆器」「祝い箸」「歯固め石」を用います。
器の色は性別により異なっていて、男の子は内外ともに朱塗り、女の子は内側が朱塗り、外側が黒塗りというのが一般的です。「歯固め石」はお宮参りの神社で授かる・借りる、購入するなど、入手方法はいくつかあります。
当日のお作法を簡単に解説
献立や順番、作法には地域ごとの文化があるので、一般的な作法を紹介しましょう。まず養い親が赤ちゃんに食べさせる真似を行ないます。「ご飯⇒お吸い物⇒ご飯⇒焼き物⇒ご飯⇒お吸い物」の順番で赤ちゃんの口元に運び、これを3回繰り返します。最後に祝い箸で歯固め石に触れた後、その箸を赤ちゃんの歯ぐきにそっと当て、「丈夫な歯が生えますように」と願います。
養い親は、同性の最年長の親族(男の子なら祖父)が務めるのが習わしとされ、「長寿にあやかる」という意味が込められています。最近は伝統にとらわれず、交代で養い親を務めてみんなでお祝いすることも増えているようです。
お食い初めを行なう場所は自宅?お店?
自宅でのお祝いは、親子ともにリラックスできる点が魅力です。正式な形式にこだわりすぎないで、今後愛用できるベビー用食器や宅配の祝い膳を選んでみるのも賢い選択です。
とはいえ、自宅でお膳の手配からゲストを迎える準備まで進めるのは、なかなか手間がかかります。そこで近年は「お食い初めプラン」のあるお店の活用が注目されています。祝い膳の用意から家族の食事までおまかせでき、招く方・招かれる方の双方が気楽です。お宮参りと同日に行なうなら、神社から近いお店を選ぶと時間に追われずにすみます。メニューや個室の有無、ベビーベッドなどのサービスを確認して、家族で自分たちらしいお祝いのスタイルを相談してみましょう。
「お食い初めプラン」がある和食店で華やかにお祝い
【三軒茶屋】天ぷら 割烹きよみず

三軒茶屋駅からほど近い「天ぷら 割烹きよみず」は、京料理出身の主人が腕を振るうカウンター天ぷら割烹店。普段は夜のみの営業ですが、土日祝のお昼に1組限定で「お食い初め」を行なうことができます。カウンター6席と個室1室という小さな名店は、アットホームな雰囲気の中でお祝いをしたい家族にぴったりです。
個室は大人4~6人(乳幼児や子ども含めて最大8人)で利用できます。畳敷きで赤ちゃん用の敷布団も用意されているので、リラックスしてセレモニーにのぞめそう。大人の食事として「祝宴ランチ懐石」が用意され、自慢の天ぷらとともに名物の「土鍋鯛めし」も味わえるのが贅沢です!

「きよみずお食い初め膳」(6,000円、サービス料別)。尾頭付き焼き鯛や蛤のお吸い物椀 、長寿を願う海老旨煮といった縁起のよいおしながきで、歯固めの石も添えられています。男の子・女の子用で器が異なるので予約時に伝えてください。
※お食い初めの予約は3日前まで。

普段は夜のみの営業で、全国から仕入れる季節の揚げたての天ぷらと日本酒のペアリングがカウンター席で堪能できます。

お食い初めで予約した日はお店が貸し切りとなり、ほかのお客さまへの気兼ねは不要。特別な日を心ゆくまで楽しめます。
<天ぷら 割烹きよみず>
・アクセス:田園都市線「三軒茶屋駅」北口より徒歩約8分
・住所:東京都世田谷区太子堂5-4-9 ロイヤル太子堂1階
・TEL:03-6805-4131
・営業時間:夜の部17:30~21:30、昼の部は土日祝のみ予約営業(個室は12:00~16:00くらいまで利用可) ※電話受付15:00~17:30
・定休日:水・木曜日(ほか平日臨時休業あり)
https://kiyomizu.net/
【鷺沼】とうふ屋うかい 鷺沼店

鷺沼駅より春待坂を歩いて約4分。紅殻(べんがら)色の壁が江戸の風情を醸し出す「とうふ屋うかい 鷺沼店」は「うかい」グループが手がけるとうふ料理店です。
名物料理の「豆水とうふ」は、八王子の自社工場で職人が毎朝丁寧に作ってお店に直送するという徹底ぶり。できたてのとうふは大豆の風味が存分に感じられ、甘くまろやかで絶品。名物を味わえる「豆水とうふコース」や季節の食材を取り入れた「料理長特撰コース」などメニューが多彩で、好みの違う家族のニーズに応えてくれます。

敷地の中にこんな静かな日本庭園があるなんて!と驚くはず。春は春待坂の桜が咲き誇り、夏は滝の音と鯉の泳ぐ姿が涼をもたらし、秋には紅葉が色づいて——。個室や広間から四季折々の景色を眺められ、遠方からお祝いに駆け付けた祖父母も心ときめくひとときになりそうです。

立派な焼き鯛を添えた「お食い初め膳」。とうふと縁起のいい食材がご家族の節目を彩る「お祝い膳」や「お子様膳」もあります。
※お食い初めの予約は5日前まで。価格は店舗のウェブサイトにてご確認ください。

ハレの日の会食の後には、日本庭園で家族そろって記念撮影はいかがでしょうか。また、店内のお土産処では自家製のとうふの購入もできます。
<とうふ屋うかい 鷺沼店>
・アクセス:田園都市線「鷺沼駅」より徒歩約4分
・住所:神奈川県川崎市宮前区鷺沼1-18-4
・TEL:044-865-1028
・営業時間:平日11:30~14:30L.O.、17:00~21:00(L.O.19:00)、土日祝11:00~21:00(L.O.19:00)※お土産処は開店~19:00まで営業
・定休日:月曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
https://www.ukai.co.jp/saginuma/
【たまプラーザ】縁結び懐石 瑞亭

日本の伝統的な行事食や祝膳を、現代人が好む味や盛り付けにアレンジした創作和食がいただけるお店。縁結びの地である「出雲」のエッセンスを料理やおもてなしに取り入れ、記念日を演出してくれます。
お食い初めでは、丸皿に華やかに盛り付けた「お食い初めダミエプレート」(8,500円、サービス料別)が登場します。鯛の姿焼きは一般的な塩焼きではなく、幽庵地という特製のタレに漬け込んでから焼き上げたもの。これは儀式の後に家族でおいしく味わってほしいという亭主の想いが込められています。歯固め石として、毎年出雲大社の分祠に参拝して譲り受けた御石を添えているそうです。
※お食い初めの予約は5日前まで。

4人までは半個室が利用でき、5人以上ならお店を貸し切りにできます(一定金額以上の条件あり)。にぎやかに歓談する声や赤ちゃんの泣き声を気にする必要がありません。

大人の食事として、開運にちなんだランチコースのほか、縁結び懐石にプロジェクションマッピングを組み合わせた新コースもお目見え。縁を結び、縁起をかつぐ料理で健やかな成長を願ってみませんか。
<縁結び懐石 瑞亭>
・アクセス:田園都市線「たまプラーザ駅」より徒歩約13分
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-34-7 土屋ビル1階
・TEL:090-1733-3507
・営業時間:昼の部12:00~14:30、夜の部18:00~22:00 ※ご要望に応じて17:00~23:00
・定休日:予約優先、不定休
https://tamaplaza-washoku-zuitei.com/
【青葉台】湯葉と豆腐の店 梅の花 横浜青葉台店

青葉台駅より徒歩約2分の駅近にありながら、長い塀と緑に囲まれた佇まいはまさに別世界。「湯葉と豆腐の店 梅の花 横浜青葉台店」は、お祝いにふさわしい空間とサービスが整ったお店です。
焼き鯛付きの「お食い初め膳」(3,800円)は男の子・女の子用で異なる漆器で提供され、歯固め石も添えられています。ベビーチェアや粉ミルク用のお湯の用意といったサポートが心強く、儀式に落ち着いてのぞめそうです。
※お食い初めの予約は5日前まで。
セレモニーが終わったら、湯葉と豆腐という伝統食と旬の食材を巧みに生かしたヘルシーな創作懐石を囲み、歓談のひとときを。和室やテーブル席などの趣の異なる個室がそろい、家族水いらずで思い出深いお祝いが叶います(個室利用には一定額以上のコース予約が必要です)。

小学生までの「お子様御膳」は豆腐と湯葉、洋食メニューを楽しめて、一緒にお祝いするお兄ちゃんお姉ちゃんがワクワクしてくれそう。

豆腐や湯葉を使った「お子様ランチ」もあります。お誕生日や七五三といった節目のお祝いにも利用したくなりますね。
<湯葉と豆腐の店 梅の花 横浜青葉台店>
・アクセス:田園都市線「青葉台駅」より徒歩約2分
・住所:神奈川県横浜市青葉区青葉台1-6-5
・TEL:045-988-1330
・営業時間:平日/昼11:00~15:30(L.O.14:30)、夜17:00~21:30(L.O.20:30)。土日祝/昼11:00~16:00(L.O.15:00)、夜17:00~22:00(L.O.21:00)
・定休日:12月31日
https://www.umenohana.co.jp/stores/detail/17
【青葉台】日本料理 青柿 横浜店

「日本料理 青柿 横浜店」は、記念日や親族との会食の場として地域で愛されてきた日本料理店。門をくぐれば、国道246号に面した立地とは思えないほどの静寂に包まれます。昼は御膳やかご弁当といった気軽なメニュー、夜は本格的な懐石コースがそろい、祝福の席を豪華に彩ってくれます。
館内には生け花など和のおもてなしが息づき、凛とした佇まいが伝統的な「お食い初め」にふさわしい雰囲気を演出します。家族でいただく懐石のコースや慶事の祝膳は、日本料理らしい旬と技、繊細な盛り付けが凝らされていてうっとり。伝統と四季を大切にしたお祝いが格別な思い出になりそうです。

祝い鯛や赤飯など伝統に沿った品々を丁寧に仕立てた「お食い初め膳」(5,500円、サービス料別)。儀式の後に家族でご相伴にあずかるのも楽しみです。
※お食い初めの予約は前日まで(前日が土日祝日の場合は、その前の平日まで)。

最大6人の落ち着いた和室や最大18人の広い和室などがあり、和室にテーブルを設えることもできます。お祝いごとに長けているので、人数や希望を伝えて相談してみましょう。
<日本料理 青柿 横浜店>
・アクセス:田園都市線「青葉台駅」より徒歩約9分
・住所:神奈川県横浜市青葉区榎が丘8-1
・TEL:045-984-8811
・営業時間:昼食11:30~14:30L.O.、夕食17:00~21:30(ご案内19:00まで)
・定休日:水曜日、年末年始
https://www.aogaki.biz/yokohama-store
おしゃれなレストランで「お食い初め」や、その後の食事会も
【三軒茶屋】Freeeat(フリート)

「Freeeat」は2025年にオープンしたばかりの隠れ家的な鉄板フレンチレストラン。目の前の鉄板で焼き上げるモダンフレンチのコースのほか、アラカルトの料理も充実しています。豊洲市場直送の魚介類や契約農家の野菜など旬の食材をふんだんに使用してシェフが仕上げる一皿は、美しくそして滋味豊か。小さなお子さまも一人のゲストとして温かく迎えてくれ、ハレの日に選びたいお店です。
家族の記念日を大切にする同店では、事前予約限定で「お食い初め膳」(5,000円)を提供してくれます。一汁三菜が洗練された器に盛り付けられ、歯固め石も添えられて準備は万端。伝統的なセレモニーの後は鉄板フレンチで祝杯をあげる——そんな意外な取り合わせが素敵な思い出として刻まれそうですね。
※お食い初めの予約は1週間前まで。

店内はレストランでは珍しい靴を脱いで上がるアットホームなスタイル。和洋折衷のインテリアが彩る4人用の個室があり、赤ちゃんがぐずったり眠ったりしても安心です。

家族が10人前後集まるときには、ロールスクリーンで間仕切りできる半個室を利用できます。個室と半個室は小型犬の同伴OKなので、愛犬と一緒にお祝いするのもいいですね。
<Freeeat>
・アクセス:田園都市線「三軒茶屋駅」より徒歩約5分
・住所:東京都世田谷区太子堂3-4-12 エスペランサ三軒茶屋アネックス 1階
・TEL:03-6450-9117
・営業時間:ランチ12:00~15:30(L.O.料理14:00、ドリンク15:00)、ディナー18:00~22:30(L.O.料理21:30、ドリンク22:00)
・定休日:水曜日
https://freeeat.owst.jp/
【つきみ野】横浜うかい亭

明治時代のオランダ貿易商の迎賓館をイメージしたという「横浜うかい亭」。凝った調度品を設えた格調高いインテリアが、家族で旅をするような特別感をもたらします。
12歳以下のお子さま同伴の場合は半個室利用となり、赤ちゃんとともにゆったりと寛げるのが魅力。シェフが目の前で調理してくれるので、記念日がより華やぎそうです。ステーキや鮑など贅を尽くしたコースに舌鼓をうち、豊かな食に満ちた人生を願ってみるのもいいですね。

料理長が全国から厳選した黒毛和種「うかい特選牛」のステーキは、焼き加減にこだわり肉本来のおいしさを引き出したメイン料理。上質な肉質やうまみだけでなく、香りや音、シェフとの会話まですべてがご馳走。デザートルームに移動して味わえるデザートまで優雅な演出の数々に心躍ります。

「お食い初め膳」は伝統的なお膳のスタイルです。「お子様向けコース」もあり、兄弟姉妹でお祝いできます。
※お食い初めの予約は3日前まで。価格は店舗のウェブサイトにてご確認ください。

ウエディング会場としても人気を博している同店。落ち着いた庭園と和洋折衷の建物がたたずむロケーションで、絵になる記念撮影を楽しめそうです。
<横浜うかい亭>
・アクセス:田園都市線「つきみの駅」より徒歩約12分
・住所:神奈川県大和市つきみ野6-5-2
・TEL:046-276-5252
・営業時間:平日11:30~16:00(L.O.13:30)、17:00~21:30(L.O.19:30)、土日祝11:30~16:30(L.O.14:00)、17:00~21:30(L.O. 19:30)
・定休日:月曜日、火曜日(変動する場合あり)、年末年始 ※詳しくは店舗のウェブサイトにてご確認ください。
https://www.ukai.co.jp/yokohama/
【桜新町】La mère(ラメール)

お食い初めプランはありませんが、個室やお子様メニューが用意されているので、お食い初め後の食事会にぴったり。そんなレストランも紹介しましょう。
夫婦で営む「La mère」は、小さなお子さまと一緒のお祝いにも寄り添ってくれるフレンチレストラン。“お母さん”を意味する店名のように、乳児から大人までリラックスして楽しめるサービスを大切にしています。
全国の信頼できる生産者から取り寄せたオーガニック食材などを使い、国内外で研鑽を積んだシェフが作り出す料理は、彩り豊かで心身が喜ぶ味わい。ランチコースは1種、ディナーコースはフル・ライト・ショートの3種類で、和洋折衷の驚きに満ちた一皿が堪能できます。お食い初め後の食事会はもちろん、記念日ごとに訪れたい1軒です。

コースのオプションメニューとして、お子さま向けの「キッズハンバーグプレート」「キッズパスタ」(いずれもスープ、デザート付)をオーダーできます。お兄ちゃんお姉ちゃんも一緒にお祝いできてワクワク!
※オプションの予約は2日前の22:00まで。

上品な個室は6人まで利用でき、お子さま用チェアの用意やベビーカーのまま入店が可能です。お子さまメニューは好みや年齢を考慮してくれるそうなので予約時に相談を。
<La mère>
・アクセス:田園都市線「桜新町駅」南口より徒歩約4分
・住所:東京都世田谷区新町2-22-16 Ryo Ave. 2階
・TEL:090-2722-4437
・営業時間:ランチ12:00〜15:00、ディナー18:00〜23:00 ※コースの最終受付20:00
・定休日:不定休
https://lamere-sakura.com/
お子さまが初めて迎える食の儀式。家族で“おいしく”お祝い!
「お食い初め」には、伝統にのっとったいくつかのルールがありますが、どの時代でも根幹にあるのは「赤ちゃんの健やかな成長を願う」という気持ちです。パパやママ、集まってくれた家族が一緒に楽しめるスタイルで行なってみましょう。大切な節目に名店やレストランのおいしい料理を家族で囲めば、お祝い気分がひときわ高まりそうですね。食べさせる真似にひと苦労したり、赤ちゃんが途中で眠ってしまったり。そのひとつひとつが最高の思い出になるはずです。
※記事内の価格はすべて税込です
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取材・文:Fumie Hasegawa
編集:MaW
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