
特別なときや食を心から愉しみたいときに訪れたい名店を紹介する、「ハレの日レストラン」。今回は、日吉の一軒をご紹介します。
※この記事は「SALUS」2026年7月号の内容を再編集しています。
日本の食材でイタリア料理を再構築
浜銀通りと日吉中央通りを結ぶ静かな通りにある「アクイロット」は、岩肌の外壁が印象的なトラットリア。日吉のイタリア料理店で15年、シェフとして腕を振るった工藤堅太朗さんが2017年に構えました。
店名はイタリア語で“鷲の雛”という意味。あえて“雛”としたのは、その言葉にここから始まり育っていくというイメージを重ねたから。「イタリア料理を好きになる、ワインに興味を持つ。そんなきっかけをこの場所で提供できたらうれしいです」。
工藤さんの料理の根底にあるのは、「もしイタリア人が日本で生まれ育ったとしたら」という視点。「アクイロット」の夏の定番である、焼きとうもろこしを主役に据えたスパゲッティもその例のひとつ。季節ごとになじみのある身近な食材や調味料を使ってイタリア料理を組み立てることが、日本で生まれ育った自身が表現したいオリジナルのイタリア料理だといいます。
お店は今年6月に開業10年目を迎えました。「節目に必ず食事に来てくれるお客さまもいらっしゃいます。この街でアクイロットがそういう場所になれていることが幸せですし、これからもそうあり続けたいですね」。地域に根差した温かなトラットリアで、日本の四季を織り込んだイタリア料理を味わってみては。


○力強い味わいの「宮崎和牛ランプ肉のビステッカ」(¥4,730)。横浜野菜を積極的に取り入れることも工藤さんのこだわりのひとつ。ワインはすべてイタリア産。
○月替わりの「本日のおすすめアクイロットコース」(¥7,700)より、「熊本県産焼きとうもろこしとベーコンのスパゲッティ」。
○ワインカーヴを思わせる落ち着いた空間。カウンター席も。
■Trattoria AQUILOTTO(トラットリア アクイロット)
住所:横浜市港北区日吉本町1-4-14 グレストビル1階
電話:045-534-7714
営業時間:11:30~15:30(L.O.14:30)/17:30~22:30(L.O.21:00)
休:第1・3水、木 ※写真はイメージです。コースの内容は仕入れ状況により異なります。
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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