
「麻辣湯」、あまりにも流行りすぎていて今さらいろいろ聞けない!でも、実はものすごく興味がある!と思っていらっしゃる方、いませんか?今回の記事では最新の麻辣湯事情を踏まえて、東急線沿線に広がる麻辣湯専門店をリサーチしてみました。
そもそも麻辣湯とはどんな料理?
「麻」は花椒(ホアジャオ)のしびれ、「辣」は唐辛子の辛さ、「湯」はスープ。麻辣湯(マーラータン)は、しびれる辛さとピリッとした辛さを効かせたスープに、春雨や野菜、肉などの好みの具材を入れて煮込む料理です。
多数の具材や麺、スープの辛さレベルなどを自分で選べるカスタマイズ性。春雨や野菜、キノコ類といった具材が多くカロリーや脂質を抑えられ、健康や美容が意識できる。——といったところが、「麻辣湯」の共通項でしょうか。
韓国のトレンドグルメとして紹介された(バズった)経緯があるので韓国料理と混同しがちですが、中国発祥のスープ料理です。
東急線沿線にも続々オープン!【ブームの先駆け】七宝麻辣湯 中目黒店

「七宝麻辣湯(チーパオマーラータン)」は、日本における麻辣湯ブームの草分け的存在です。石神秀幸氏が2007年に渋谷で創業したお店で、その味わいはスッキリとしたスープが大きな特徴。“薬膳系”とも呼ばれています。
「好きなものを、好きなだけ選ぶ楽しさ」と「美容・健康を気遣いながらしっかり食べられる満足感」が両立できるスタイルが特徴。鶏・豚・牛の旨味をベースに30種類以上の薬膳スパイスを配合したスープと、50種類以上の具材・麺・辛さを自由に選べ、“自分だけの一杯”が完成します。
また、麻辣湯専門店ではお馴染みのトッピングショーケース。「七宝麻辣湯」では創業以来、このスタイルで、麻辣湯の魅力を広め、選ぶ楽しさを届けています。

大人の雰囲気ただよう中目黒店
全国に店舗を構えるブランドとなった「七宝麻辣湯」は、渋谷はもちろんのこと、中目黒、自由が丘、二子玉川、用賀、溝の口、綱島など、東急線沿線にも多くの店を構えています(2026年9月時点)。
「七宝麻辣湯 中目黒店」は、目黒川からすぐの路地にあり、木の温もりとモダンなデザインを融合させたスタイリッシュなお店。カウンター席とテーブル席が合わせて28席あります。落ち着いた雰囲気の店内は、おひとりでの食事から友人同士、デートまで、さまざまなシーンで利用しやすい空間です。
スープはまったく辛くない0辛から10辛まで、好みに合わせられる細かい選択肢がうれしいところ。ちなみにお店の推奨は、1辛だそうです。基本の麺は、“七宝オリジナル”の春雨。ほどよい弾力がありスープがしっかり絡む「中太春雨」と、平打ち麺のように幅広く、もちもちとした弾力と噛みごたえの「太帯春雨」、2種類から選べます。なお、アレンジ可能な麺やスープは店舗によって異なります。

<七宝麻辣湯 中目黒店>
・住所:東京都目黒区上目黒2-14-5
・アクセス:東横線「中目黒駅」より徒歩約2分
・営業時間:11:00~23:00(L.O.22:30)
https://maratan.com/
関東では20店以上【世界的チェーン店】楊国福 溝の口店

本場の味が楽しめる麻辣湯の有名店といえばここ、「楊国福(ヤングオフー)」。世界中に7,000軒以上のチェーン店を展開するという中国のグローバルなファストフード店です。日本では都内を中心に26店(2026年9月現在)あります。
麻辣スープやトマトスープなど多彩なスープがありますが、もっとも特徴的なのはコクの深い牛骨スープ(白湯)。乳製品(ミルク系)が加わった非常にクリーミーで濃厚なスープは、ひと口目からインパクト大で満足度も抜群です。また辛さのない牛骨ベース以外では、辛さを選べるのはもちろん、“花椒(しびれ)の量”を独立して指定できるのも特徴です。
バイキング形式で、具材は70種類以上。麺も春雨だけでなくさまざまな種類があり、無料の調味料コーナーでさらにカスタム可能。多彩なオリジナルメニューが完成します。

溝の口駅からのアクセスも抜群
東急線沿線では、渋谷店や綱島店のほか2026年5月に溝の口店がオープンしました。溝の口駅前の大通りを、駅のロータリーと反対方向にまっすぐ進んだところにあり、駅から徒歩約2分と便利な立地です。店内はカウンター席と2人席、4人席といった多彩なレイアウト。おひとりさまや友人同士・カップル・家族といった少人数グループ向きです。
メニューの具材バイキングは圧倒的なスケールを誇ります。鴨の血や揚げパン、蟹団子、ハチノスなど日本ではあまり見かけない“中華”なトッピングもそろっており、イベント感がアップ。ショーケースから具材を選んだらレジで計量(グラム精算)し、1,000円以上(税込)なら無料の麺がプラスされます。スープの種類や辛さを選んで作ってもらうのですが、あれもこれもと欲張ると、お腹も予算も苦しくなりますので要注意です。

<楊国福麻辣湯 溝の口店>
・住所:神奈川県川崎市高津区溝口2-6-31
・アクセス:田園都市線・大井町線「溝の口駅」より徒歩約2分
・営業時間:11:00~0:00(L.O.23:30)
https://www.daitengen-jp.com/
渋谷・自由が丘に続いてオープン【モバイル注文可】四川麻辣湯 武蔵小杉星星倶楽部

「四川麻辣湯 武蔵小杉星星(シンシン)倶楽部」は、店名通り“四川風”の薬膳スープが特徴。本場中国から取り寄せた30種以上の漢方薬膳を使用しています。四川の花椒と唐辛子が、香り高く深みのある辛さを実現し、麻辣湯の独特な「麻」と「辣」の風味を引き立てています。飲むと身体の芯からじんわりポカポカ、“温活”を実感。薬膳スープというと、ちょっとクセが強いのでは?と考えている日本人でも、美味しく食べられるよう配合を工夫しています。この、辛さが選べる「薬膳麻辣スープ」のほか、辛いものが苦手な人向けには、まろやかな「白湯スープ」も用意しています。
2012年に創業した「四川麻辣湯 池袋店」が本店で、渋谷店など姉妹店が続々誕生。2026年7月に、ショッピングモールへの初出店として「グランツリー武蔵小杉」内にオープンしました。

落ち着いて選べる「モバイルオーダー制」
同店で注目したいのは、モバイルオーダー決済システムを採用しているところです。注文から会計までスマートフォンで完結。席に座ったままトッピングやスープを、写真を見ながら選べるため、“バイキング形式に気おくれがする”、“慌てず座って選びたい”という麻辣湯初心者でも、プレッシャーなく注文できます。お好みで注文する場合に、内容と金額が分かりやすいのもモバイルオーダーの良いところです。「納得!お手頃セット」や「美容セット」などのセットがあるのも注文しやすいですね。

<四川麻辣湯 武蔵小杉星星倶楽部>
・住所:神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1135-1 グランツリー武蔵小杉1階
・アクセス:東横線「武蔵小杉駅」より徒歩約4分
・営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
https://www.shisenmaratan.com/
ラーメンに熱いまち、日吉の【本格的な中国麻辣湯】五更麻辣湯

活気あふれる商店街が放射状に広がり、多くの学生が行き交うまち、日吉。学生街らしくラーメン店のような飲食店が非常に多いのですが、本格的な麻辣湯専門店もオープンしています。「五更(ゴコウ)麻辣湯」は商店街の真っ只中にあり、日吉駅西口より徒歩約3分。チェーン店ではなく、スタッフの間で活気ある中国語が飛び交う独立店舗です。
ベースとなるスープは牛骨湯で、コクのある本場の味わい。冷蔵ショーケースから具材を選んだら、辛さ・主食の選択、トッピングの選択とベーシックなオーダー方法で、初心者にも分かりやすくなっています。辛さの選択は0辛から、かなり細かく希望が叶えられるほか、主食はもちもちで太めの「さつまいも春雨」やラーメン感覚の「とうもろこし麺」があるのが特徴で、ボリュームがあります。

学生の多いまちらしいコスパ配慮
SNSの投稿画面を見せるとお会計が20%OFFになるキャンペーンや、期間限定の麺大盛り無料サービスなど、コスパ良くお腹いっぱい食べたいときにうれしいイベントが、定期的に催されています。美容や健康にも配慮した一食として選んでみたいですね。

<五更麻辣湯>
・住所:神奈川県横浜市港北区日吉本町1-21-6 脇田ビル
・アクセス:東横線・目黒線・東急新横浜線「日吉駅」より徒歩約3分
・営業時間:11:00~22:00(L.O.21:45)
https://cosmic-cendol-79cc0a.netlify.app
https://www.instagram.com/gokoumalatan/
親しみやすさが評判!池上線長原【麺の種類が豊富】火山麻辣湯

池上線長原駅のほど近く、中原街道と環七通りが交差する付近(大田区上池台)にお店を構える「火山麻辣湯」は、麺の種類の豊富さが特徴の独立系麻辣湯専門店です。評判のわけは、親しみやすい味わいにあります。本格麻辣湯らしい骨湯のクリーミーさはしっかりとありつつ、強烈なクセは控えめな旨味のあるスープが特徴。辛さと旨味と香りのバランスには毎日食べられるような気軽さがあり、日本人の味覚に非常に馴染む仕上がりです。辛さは0辛~5段階、それ以上もオーダー可能です。
オーダー方法は冷蔵ショーケースからトッピングを自分で選ぶ、麻辣湯のベーシックスタイル。美肌を目指す「トマトスープ麻辣湯」など、季節に応じた期間限定のメニューなどもおすすめです。

刀削麺も選べる、豊富な麺の選択肢
「火山麻辣湯」は自家製の春雨も好評ですが、ほかにも刀削麺、生麺、中華麺、牛スジ麺、とうもろこし麺、海藻麺など、麺(主食)のバリエーションが非常に豊富なのが大きな特徴です。食感やお腹の空き具合など、お好みで選べます。刀削麺や生麺は、食べ応えが抜群で、ボリュームある一食を楽しみたい方に好評です。
トッピングは魚のすり身団子系が定番人気で、オムレツなどのオリジナル食材もそろえています。

<火山麻辣湯>
・住所:東京都大田区上池台1-14-21 1階
・アクセス:池上線「長原駅」より徒歩約5分
・営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)
https://www.instagram.com/kazanmaratan/
香港米線で麻辣を味わう【香港麻辣米線】譚仔三哥 恵比寿店

厳密には麻辣湯ではなく香港米線(ホンコンミーシェン)の専門店ですが、“麻”と“辣”、美味しさの共通項から、ぜひ紹介しておきたい「譚仔三哥(タムジャイサムゴー)」。麻辣湯好きなら、間違いなく香港米線もお好みに合うはずです。美食のまち・香港で大人気の麺料理ですが、麻辣湯との違いは麺。その名の通り、米で作った麺“米線(ミーシェン)”が特徴です。米線の見た目はうどんに似ていますが、ものすごい弾力とツルツルした喉ごしが、うどんとはまったく異なるグルテンフリー麺。低カロリーだけど食べ応えもある、メインディッシュにうれしい麺です。
さまざまな素材やスパイスを調合した7種類のオリジナルスープと10段階の細かい辛さ設定、新鮮な肉や野菜、フィッシュボールなどお好みのトッピングでカスタム。一番人気は香港麻辣スープで、またスープの選択肢以外は麻辣湯専門店とほぼ同様です。
グループで行きやすい、席・メニュー数・サイドオーダー

「譚仔三哥(タムジャイサムゴー) 恵比寿店」は、東横線の代官山駅より徒歩約13分、または恵比寿駅より徒歩約3分です。都会的で女性一人でもアプローチしやすいお店ですが、店内はカラフルで“香港”を彷彿。賑やかでエネルギッシュな空間となっており、テーブル席も多いのでグループでの利用にも使いやすそうです。卓上の二次元コードからスマートフォンで手軽にスープや麺、トッピングをカスタマイズして注文するモバイルオーダーを採用しているので、席を立たず、ゆっくりできる点もいいですね。
また、「土匪鶏翼(トーフェイチキン)」というサイドメニューがオーダー必須。クミン香る特製スパイスがやみつきになる、大ヒットメニューです。

<譚仔三哥 恵比寿店>
・住所:東京都渋谷区恵比寿1-10-7 TIB恵比寿ビル1階
・アクセス:東横線「代官山駅」より徒歩約13分、またはJR「恵比寿駅」より徒歩約3分
・TEL:03-3447-7558
・営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)※水・金は11:00~23:00(L.O.22:30)
https://www.tjsamgor.jp/
気軽に“麻辣湯デビュー”してみませんか?
興味はあっても、辛すぎて食べられなかったらどうしよう、オーダーの方法が不安だな、行列に並んでまでは…などの理由で、麻辣湯との出会いを逃してしまっていませんか。チェーン店の出店は勢い止まらず、食事の選択肢として「麻辣湯」は、じわじわとその認知度を上げています。東急線沿線おすすめのお店を集めてみたのは、そんな今だからこそ。美味しくて身体にもやさしい一食の体験に、ぜひ行ってみてください。味はもちろん、お店の注文システムや立地を選べば、“麻辣湯デビュー”がしやすいはず!奥深い薬膳スープにハマってしまうかも。
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取材・文:haruta kana
編集:MaW
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