
2026年7月3日(金)・15日(水)、田園調布せせらぎ館(体育施設)にて東急電鉄の社内向けイベント「もったいないフェス2026」を開催しました。
東急線の線路新設・補修等の土木工事や駅のリニューアル・メンテナンスなどの建築工事を担当する当社・工務部門では、東急グループが進めている「環境ビジョン2040」に基づき、環境負荷の少ない資材の活用や、省エネ性能の向上に向けた工夫など、環境についてのさまざまな取り組みを進めています。
これらの取り組みを一過性のものではなく、継続的かつみんなが考えられる風土醸成を目指して、2024年度より工務部門内に「GX推進プロジェクト」を立ち上げ、楽しみながら環境を考えるきっかけづくりとなるように、社内レクリエーションとして「もったいないフェス」を実施しています。
「もったいないフェス」は、本来であれば捨てられてしまう鉄道廃材に新たな価値を見いだし、競技用具として再利用したオリジナルのゆるスポーツイベントです。
鉄道廃材を活用したユニークな競技を通じて、社員同士の交流を深めるとともに、資源を大切に活用することの意義や資源循環の意識醸成、物を大切にする日本古来の「もったいない精神」を体感できる機会となることを目指しています。
今回は2024年に続く2回目の開催。「GX推進プロジェクト」メンバーが中心となって議論を重ね、鉄道廃材も活用し、新競技を立案しました。今年は工務部に限らず、他部門もゲスト参加し2日間合計で約120人が熱狂し、大盛況となりました。
※本記事では、7月3日のイベントの様子をご紹介します。
サステナブルアクションへの想いを込めた「開会式」
オレンジ、赤、青、黄、緑、紫の6チームが集結し、開会式がスタートしました。

開会の挨拶に続いて、各チームのキャプテンが選手宣誓。「チーム一丸となって優勝を目指すとともに、今回のイベントをレクリエーションで終わらせることなく、それぞれの職場でサステナブルアクションのさらなる一歩をみんなで踏み出すこと」を高らかに宣言しました。


コツコツ点字ブロックリレー
最初の競技は、廃材となるはずだった点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)を活用した「コツコツ点字ブロックリレー」。これは点字ブロックのコースを、目隠しをした走者が白杖を使って最後までたどり、バトンタッチで白杖を渡されたもう一人が同じコースを戻ってくるリレー競技です。
工務部門が駅の改修計画などで扱う点字ブロック。参加者は、この競技を通して改めて実物の点字ブロックに触れ、視覚に障がいのある方の歩行を疑似体験しました。限られた情報の中で安全に移動する難しさや、点字ブロックが果たす重要な役割を体感することで、お客さまにとって大切な支えとなっていることを改めて認識し、公共交通機関としてあらゆるお客さまに安心してご利用いただける駅づくりの責任を感じる機会となりました。

競技は、点字ブロックの設置ガイドライン(線状ブロックは進行方向を示し、点状ブロックは方向が変わる合図)に沿ってコースを作成するところから始まる

重さ当てチャレンジ
続いて実施されたのは、「重さ当てチャレンジ」。使われたのは、塩ビ管やドアノブなど、現場での役目を終えた廃材や万が一の修繕に備えて保管されていた予備品たち。参加者は“手”の感覚を頼りに、これらをパイスケ(鉄道の保線業務で使うカゴ)に入れていき、目標の重さを目指して競い合います。
工務部門では、日頃より線路や構造物の保守点検などを行っています。 各チームは相談し合いながら、パイスケに入れる廃材や予備品を選定していました。



改!波板・網棚シューティング
次は、ホーム屋根の明かり取り用に使われる「波板」の廃棄品や、8500系車両で使われた「網棚」をスポーツの道具としてアップサイクルした競技「改!波板(なみいた)・網棚(あみだな)シューティング」。
波板や網棚を持って並んだ選抜メンバーは、ボールやピンポン玉、空き缶などの送り手が送り出してくるアイテムを、波板や網棚を使って運び、パイスケを構えて待つキャッチ役まで届けます。アイテムにはそれぞれ点数が付けられ、3分間で運んだ物の合計点を競います。
この競技で求められるのはバランス感覚とチームワークです。他チームの様子を見ながら自分たちのチームの戦略を練るなど、競技が進むにつれコミュニケーションが活性化し、一体感がより一層深まりました。



お忘れ物!?運搬競争
当社では、お客さまから電車内へのお忘れ物の申告があった場合、当該電車を迎える駅に連絡があり、現地に急行した駅係員がお忘れ物捜索をします。最後は、このお忘れ物捜索をヒントに作った競技「お忘れ物!?運搬競争」。チームワークと仕分け能力が問われる全員参加のリレー競技です。
2人1組になった参加者は、8500系車両で使われていた網棚につり輪がついたオリジナルの運搬台を使って、競技場の中央に集められた廃材を、自分たちの陣地まで運びます。勝敗は、全員が運び終わるまでのタイムと、各アイテムにつけられた点数の合計点によって決定します。
参加者は、網棚の穴に小さなボールを詰めたり、重たい物で軽い物をおさえたりと、各自アイデアを絞り出しながら、できるだけ多くそして早く運ぼうと大奮闘しました。



次なるサステナブルアクションへとつながる「閉会式」
参加した社員からは、「資源循環への関心がさらに強まった」「廃品にさまざまな使い道があることを実感でき、廃品の再利用について考える良いきっかけになった」など、環境に関する声が多数聞かれました。


企画担当者の声
「GX推進プロジェクトも今年で3年目。社内の環境意識醸成から始まり、環境意識向上と行動変容へ、そして今年度は、環境施策をさらに加速・実施していけるような年にしたいと考えました。
『もったいないフェス』では、鉄道廃材に本来とは異なる役割を与えることで、新たな体験価値を生み出しています。イベントを体験することで、今度は社員一人一人がお客さまの体験価値を変えるような環境施策を生み出してもらえれば、と期待しています。
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