
海に映り込む船の明かり、みなとみらいの高層ビル群、ライトアップされた歴史的建造物。1つのまちにこれだけ種類の違う光が集まっているのは、港町・横浜ならではです。
横浜エリアは都心からのアクセスも良好で、渋谷駅から東横線・みなとみらい線の直通電車に乗れば、乗り換えの必要はなし。夜景がきれいな時間帯にあわせて、気軽に訪れることができます。
この記事では、東横線・みなとみらい線で足を運びやすい3つのエリアから夜景スポット10選をご紹介します。また、プロのカメラマンによるスマートフォンで夜景を撮影するコツも解説しています。
1日乗り降り自由の「東急線みなとみらい線ワンデーパス」や「東急線みなとみらいパス」もあるので、活用しながらお気に入りの夜景スポットを探しに出かけてみてください。
みなとみらい21エリアのおすすめ夜景スポット3選
横浜の夜景といえば、まず思い浮かぶのがみなとみらいエリアでしょう。みなとみらいエリアでは、高層ビル群と大観覧車の光が海面に映り込む、横浜らしい景色を楽しめます。みなとみらい駅・桜木町駅を起点に歩いて回れるので、はじめて横浜の夜景を見に行く人にもおすすめです。
ここでは3つの夜景スポットを紹介します。
海面に揺れる光のパノラマ「汽車道」

「汽車道」は、約500mの遊歩道で、かつては港へ物資を運んだ臨港鉄道の一部を利用したものです。現在も線路や橋梁が残されて桜木町駅から新港エリアへ向かう道そのものが夜景を楽しめる散歩コースとなっており、2025年には日本夜景遺産に認定されています。
汽車道の魅力は、歩く方向によってさまざまな景色に出会えること。北側にはみなとみらいの街並み、南側には空中を行き交う「YOKOHAMA AIR CABIN」といったように、歩くにつれて景色が少しずつ変わる姿が楽しめます。
また、横浜ランドマークタワー、大観覧車「コスモクロック21」、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルが写真一枚に収めまるアングルの場所もあります。
じっくり夜景を楽しみたいなら、北側にある一段下がった遊歩道を歩くのがおすすめ。水際に近い位置からアニヴェルセルみなとみらい横浜や、コスモクロック21を眺められます。屋形船などが通れば船の明かりも加わり、港町らしい夜景を楽しめるでしょう。
なお、汽車道は多くの人が行き交う遊歩道です。写真撮影の際は通行の妨げにならないようにご注意ください。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区新港2丁目、西区みなとみらい2丁目
・通行可能時間:終日
・料金:無料
・最寄り駅・アクセス:JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」より徒歩約3分
https://www.welcome.city.yokohama.jp/spot/details.php?bbid=738
レンガの温もりと港の夜風を感じる「横浜赤レンガ倉庫・ピア赤レンガ」

横浜らしい夜景を楽しむなら、横浜赤レンガ倉庫は外せません。
歴史を感じる赤レンガ造りの建物は、夜になるとさらにロマンチックな雰囲気に変化。オレンジ色のやわらかな光に包まれ、温かみのある夜景を楽しめます。
建物を眺めたあとは、海側にある観光船ターミナル「ピア赤レンガ」へ回ってみましょう。ここからは、大観覧車「コスモクロック21」をはじめとする、みなとみらいの夜景が楽しめます。

歴史を感じる横浜赤レンガ倉庫と近代的なビル群の光が1つのアングルに収まるので、まさに「横浜らしい」夜景写真を撮影できます。
館内はカフェやレストランも充実しているので、ディナーの前後に夜景を楽しめるのもうれしいポイント。食事をしたあと、そのまま海辺をぶらり。そんな気軽な夜景デートにもぴったりです。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区新港1-1
・営業時間:1号館 10:00~19:00/2号館 11:00~20:00
※ カフェ・レストラン、1号館ホール・スペースは営業時間が異なります
※ 時期により営業時間が変更となる場合があります
・定休日:施設点検日(年1回)
・料金:無料
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」
より徒歩約6分
https://www.yokohama-akarenga.jp/
ロマンチックな15分間の空中散歩「大観覧車『コスモクロック21』」

みなとみらいのシンボルともいえる、よこはまコスモワールドの大観覧車「コスモクロック21」。全高112.5mを誇る時計機能付き大観覧車です。
横浜の夜景と聞くと、まずこの観覧車を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
コスモクロック21の魅力は、なんといっても上空から眺める横浜の夜景です。ゴンドラがゆっくりと上がっていくにつれて視界が開け、みなとみらいの高層ビルや横浜ベイブリッジ、横浜マリンタワーなどをぐるりと見渡せます。

よこはまコスモワールドは入園無料で、料金はアトラクションごとに支払うスタイルなので「夜景を見たいから観覧車だけ」という利用もOK。横浜観光の締めくくりにもおすすめです。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区新港2丁目8-1
・営業時間:平日 11:00~21:00、土日祝 11:00~22:00 ※季節により変動あり
・ライトアップは日没~24:00頃まで
・休園日:木曜日(祝日、繁忙期を除く)
・料金:1,000円(税込み)入園無料
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩約2分
https://cosmoworld.jp/cosmoclock21/
山下公園・大さん橋エリアのおすすめ夜景スポット4選
山下公園・大さん橋エリアは、みなとみらいの対岸にあたる海沿いのエリアです。
このエリアでは、デッキや公園からみなとみらいを正面に眺める構図で撮影できます。紹介する4つのスポットはいずれも海岸通り沿いにあるため、歩いて続けて回れるのも魅力です。
観覧車も赤レンガもランドマークも楽しめる「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」

世界各国のクルーズ客船が寄港する「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」は、横浜屈指の夜景スポット。
夜景を楽しむなら、屋上広場の「くじらのせなか」に足を運んでみましょう。波や船をイメージした、ウッドデッキと芝地が広がる開放的な空間となっています。
海に突き出した場所にあるため視界を遮るものが少なく、みなとみらいの高層ビル群や大観覧車「コスモクロック21」、横浜赤レンガ倉庫まで一望できます。
さらに、クルーズ客船の出港時には「客船お見送りイベント」が開催されることも。演奏隊やMC、DJと一緒に船を見送るイベントで、日没後にはサイリウムライトが無料で配布されます。
屋上広場は24時間開放されており、入場は無料です。赤レンガ倉庫や山下公園からも歩いて回れるので、横浜夜景めぐりの途中にぜひ立ち寄ってみてください。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
・営業時間:9:00~21:30(2階出入国ロビー)※ 屋上デッキは24時間開放
・料金:無料
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩約7分
https://osanbashi.jp/
アートと夜景が交差する「象の鼻パーク」

横浜赤レンガ倉庫と大さん橋の間にある「象の鼻パーク」は、横浜港発祥の地を整備した海辺に位置します。
「象の鼻」というユニークな名前は、パーク内の堤防の形が象の鼻のように見えるため。人気スポットに囲まれた抜群の立地ながら、比較的落ち着いえ夜景を楽しめる穴場となっています。
夜の象の鼻パークで注目したいのが、園内に並ぶ「スクリーンパネル」。日が暮れるとパネルがやさしく光り、時間とともに色が変化します。いくつもの光が連なる光景は幻想的で、昼間の開放的な公園とはがらりと違う雰囲気が楽しめるでしょう。
また、パーク内にはカフェを併設した「象の鼻テラス」もあります。テラスは18時までですが、公園散策の前にひと休みするのもおすすめです。
すぐ近くには「横浜三塔」もあるので、ここからレトロ建築の夜景をめぐってみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
・開園時間:終日
・料金:無料
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩約3分
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanko-bunka/minato/yokohamako/gaiyo/zonohana/zounohana.html
波音と潮風に包まれる「山下公園」

横浜を代表する観光名所のひとつが「山下公園」です。昼間は多くの観光客でにぎわいますが、日が暮れるとぐっと落ち着いた雰囲気に変わります。
海沿いにはベンチが並ぶため、座ってゆっくり過ごせるのもおすすめポイントです。潮風を受けながら海沿いを歩けば、横浜ベイブリッジや大さん橋、港を行き交う船など、港町らしい景色が目の前に広がります。
1930年に建造された貨客船「日本郵船氷川丸」や大さん橋の明かり、海面に映る光がつくり出す夜景は「日本夜景遺産」にも認定されています。

波音を聞きながらぼんやり夜景を眺めたり、ライトアップされた氷川丸を写真に収めたり。華やかなみなとみらいとはまた違った、穏やかな夜の時間を過ごせるでしょう。
山下公園は終日開放されており、元町・中華街駅から徒歩約3分とアクセスもよく、横浜中華街からも歩いて立ち寄れます。中華街で食事をしたあと、のんびりと夜の公園を散策するコースもおすすめです。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町279
・開園時間:終日
・料金:無料
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅より徒歩約3分
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen008.html
夜の港に浮かぶクラシカルな客船「日本郵船氷川丸」

山下公園の目の前に係留されている「日本郵船氷川丸」は、長い歴史を持つ大型貨客船です。現在は国の重要文化財に指定され、博物館船として一般公開されています。
夜になると、昼間とは違ったクラシカルな雰囲気を楽しめます。せっかくなら日が暮れる前から訪れて、船内を見学してみましょう。
一等客室や一等食堂、操舵室、機関室などをめぐり、かつて活躍した客船の雰囲気を間近で感じられます。また、夕暮れどきには、山下公園の海沿いから、氷川丸を眺めるのもおすすめです。
営業日はオープンデッキを毎日開放しており、船上から山下公園や横浜港、みなとみらい方面まで見渡せます。
時間とともに刻々と変わる風景をゆっくり楽しみつつ、氷川丸と港の明かり、海面に映る光を一枚の写真に収めてみてください。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先
・営業時間:10:00~17:00
(最終入館16:30まで)
・定休日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
・料金:一般300円/65歳以上200円/小・中・高校生100円
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」より徒歩約3分
https://hikawamaru.nyk.com/
関内エリアのおすすめ夜景スポット3選
神奈川県庁本庁舎(キング)、横浜税関(クイーン)、横浜市開港記念会館(ジャック)。これらは「横浜三塔」と呼ばれ、開港期の横浜を今に伝える歴史的建造物です。
みなとみらいの近代的な夜景とは対照的に、関内エリアで主役になるのはライトアップされた建築そのもの。光に照らされたレンガや装飾の陰影をじっくり眺めながら歩けます。
また、日本大通り・赤レンガパーク・大さん橋の3か所は、三塔をまとめて見渡せる「三塔物語」のビューポイントとして知られています。3か所すべてをめぐると願いが叶うという言い伝えもあるので、夜景めぐりのついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
3つの塔はいずれも日本大通り駅から徒歩圏内にあり、1時間ほどあればすべて回れます。なお、内部の見学は日中のみ、または公開日限定です。夜は外観のライトアップを楽しむのが基本と考えておきましょう。
レトロ建築好きにはたまらない「神奈川県庁本庁舎(キングの塔)」

日本大通りに建つ「神奈川県庁本庁舎」は、横浜三塔のひとつ「キングの塔」として親しまれている歴史的建造物です。1928年に建てられ、高さは約49mあります。「キング」の名にふさわしい、堂々とした姿が印象的です。現在は、国の重要文化財にも指定されています。
建物は、洋風建築の上に日本風の屋根を載せた「帝冠様式」で、重厚感のあるデザインです。茶褐色のタイルや幾何学的な装飾が施されており、日が暮れると建物全体がライトアップされます。

光に照らされた塔や壁面の凹凸が暗い夜空に浮かび上がり、レトロ建築好きなら細かな装飾までじっくり眺めたくなるはずです。
時間に余裕があれば、日中にも立ち寄ってみましょう。本庁舎歴史展示室や屋上展望台は、平日の日中なら無料で見学できます。屋上から横浜港やみなとみらいのほか、「クイーンの塔」「ジャックの塔」を眺めるのもおすすめです。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区日本大通1
・ライトアップ時間:3月~10月18:30~22:30/11月~2月17:00~21:00
・本庁舎歴史展示室および屋上展望台見学可能時期:月曜~金曜日 8:30~17:15(祝日、休日および12月29日から1月3日を除く)
※ 旧貴賓室・旧議場・正庁は庁舎公開等特別な日のみ見学可能
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」よりすぐ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/rb2/cnt/f380088/
夜空に浮かぶ青緑のドーム「横浜税関(クイーンの塔)」

キングの塔から海側へ歩くと見えてくるのが、「クイーンの塔」の愛称で親しまれる横浜税関です。現在の庁舎は1934年に竣工しました。
高さ約51mの塔の上には、イスラム寺院を思わせる青緑色のドームがあり、優美でどこか異国情緒を感じさせる姿が印象的です。ライトアップされると、特徴的なドームが夜空にくっきりと浮かび上がります。
クイーンの塔を眺めるなら、キングの塔もあわせて楽しめる山下臨港線プロムナードがおすすめ。少し高い位置から、2つの塔が並ぶ姿を一度に眺められます。

なお、クイーンの塔の1階には資料展示室「クイーンのひろば」があり、無料で見学可能です。横浜港や税関の歴史をはじめ、実際の密輸摘発事例や偽ブランド品など、税関ならではの展示がずらりと並んでいます。予約不要で入れるので、日中に訪れた際には立ち寄ってみるのもおすすめです。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1
・ライトアップ時間:日没~22:00
・資料展示室の開室時間:10:00~16:00
(年末年始、施設点検日は休館)
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「日本大通り」駅より徒歩約3分
https://www.customs.go.jp/yokohama/museum/tenjishitsu.htm
100年の時を刻む時計塔の下で夜景を楽しむ「横浜市開港記念会館(ジャックの塔)」

赤レンガと白い花崗岩のコントラストが目を引く建物が「横浜市開港記念会館」です。1917年に横浜開港50周年を記念して建てられ、現在は国の重要文化財に指定されています。
高さ約36mの時計塔は「ジャックの塔」の愛称で親しまれており、キング・クイーンとともに「横浜三塔」を構成するひとつです。
日が暮れると建物がライトアップされ、赤レンガの壁や白い石材がやわらかな光に包まれます。なかでも注目したいのが、時計が設置された塔の上部です。暗い夜空に時計が明るく浮かび上がり、昼間とは違った存在感を放ちます。
写真を撮るなら、交差点の反対側にある交番付近がおすすめです。この場所は建物全体を見渡しやすく、塔の上部に輝く時計までしっかりと収められます。
ライトアップされた赤レンガの建物と時計塔が一緒に入る、ジャックらしい一枚を狙ってみてください。
なお、明るい時間に訪れるなら、館内もぜひ見学してみましょう。なかでも見どころなのは、2階の広間にある色鮮やかなステンドグラスです。横浜の歴史にちなんだモチーフが描かれています。
<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区本町1-6
・ライトアップ時間:日没~22:00
・開館時間:9:00~22:00
※ 館内の見学可能時間9:00~16:00
・休館日:第2水曜((祝日の時は翌日)、12月29日~1月3日
・最寄り駅・アクセス:みなとみらい線「日本大通り」駅より徒歩約1分
https://www.kaikokinenkaikan.com/
写真撮影のプロに聞いた、スマホで夜景をきれいに撮るコツ
美しい夜景を写真に収めてみたものの、あとから写真を見返して「実際の景色とぜんぜん違う…」と残念に感じた経験はありませんか。
夜景の撮影がむずかしいおもな理由は、光の量が足りずに写真が暗くなってしまいやすいこと、そしてそれを補おうとしてシャッタースピードが遅くなり、手ブレが起きやすくなることです。逆にいえば、「暗さ」と「ブレ」「構図」の3つを押さえるだけで、写真はぐっと良くなります。
ここでは、スマートフォンでの夜景撮影のコツをプロカメラマンの角田 尚大さんにお聞きしました。
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角田 尚大(フリーカメラマン)
フォトグラファー。福島県白河市出身。大学4年で写真を始め、卒業と同時にフリーランスとして活動を開始。ウェディングプランナーを経て培った提案力とコミュニケーション力を武器に、現在はブライダルのポートレートや商品撮影を中心に活動。撮影のほか、カメラ初心者向けのワークショップやnoteでの情報発信も行っている。
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※ 本記事の操作手順は、iPhone 16(iOS 26.6.1)/moto g52j 5G(Android 12)で確認したものです。お使いの機種やOSのバージョンによって、名称や表示位置が異なる場合があります。
1.まずは設定から|フラッシュとズームをオフにする
夜景を撮るとき、最初に確認したいのがカメラの設定です。夜景だけを撮る場合、スマートフォン内蔵のフラッシュは使いません。
フラッシュの光が届くのは、せいぜい数メートル先まで。手前の柵や人だけが白飛びしてしまい、肝心の遠くの夜景が暗く沈んでしまいます。
また、スマートフォンのズーム機能の多くはデジタルズームとなり、後述する光学ズームを使わないと、拡大するほど画質が劣化していきます。そのため、大きく写したいときはズーム機能には頼らず、自分の足で被写体に近づくのが基本です。どうしても近づけない場所の場合は、そのまま撮り、あとからトリミングするほうがきれいに仕上がります。
それでは、実際の設定手順をiPhoneとAndroidに分けて解説します。
【iPhoneの標準カメラの場合】
iPhoneは以下の方法でフラッシュとズームをオフできます。
・フラッシュをオフにする

カメラアプリを起動し、画面上部にある稲妻マーク(フラッシュ)をタップして「オフ」にします。機種やiOSのバージョンによっては、画面上部中央の「∧」をタップして設定メニューを開き、フラッシュをオフにしましょう。
・ズームをオフにする

ズームは、画面下部の「0.5×」「1×」「2×」といった倍率ボタンで切り替えます。倍率ボタンは搭載しているレンズを切り替える役割があり、光学ズームと呼ばれます。
逆に、指で広げてボタンにない倍率まで拡大すると、デジタルズームになります。デジタルズームは画質が劣化するため、夜景撮影時は倍率ボタンの範囲内で設定しましょう。
【Androidの標準カメラの場合】
Androidはメーカーによってカメラアプリの作りが異なります。ここではmoto g52j 5Gを例に、多くの機種に共通する設定方法を紹介します。
・フラッシュをオフにする
カメラアプリを起動し、画面上部、または「設定(歯車マーク)」の中にある稲妻マークをタップしてフラッシュを「オフ」にします。

・ズームをオフにする
iPhoneと同じく画面下部の「0.6×」「1×」「2×」などの倍率ボタンで切り替えることで多くの機種は光学ズームになります。

ボタンにない倍率まで拡大するとデジタルズームになって画質が劣化するため、倍率ボタンの範囲内で使いましょう。
プロカメラマン角田さんの「カメラ設定に関する」アドバイスまとめ
夜景ではフラッシュをオフにしましょう。内蔵フラッシュの光は2〜3m先までしか届かず、夜景は明るくならないまま手前の人や柵だけが白く飛びます。また、ガラス越しの展望フロアでは反射も写り込みます。
ズームは望遠側ほど手ブレが目立つので、手持ちなら広角側で構図を決めて、寄りたいときは自分が近づくのが確実!
スマートフォンのデジタルズームは画質が荒れるため、撮ったあとのトリミングで調整しましょう。
2.明るさは「少し暗め」が正解|露出補正の使い方
スマートフォンのカメラは、暗い場所では自動的に明るく撮ろうとします。ところが夜景の場合、明るく撮りすぎると光そのものが白く飛んでしまい、ひと粒ひと粒の輝きが潰れて、ぼんやりした印象の写真になりがちです。
仕上がりのイメージより少し暗めに撮ったほうが、光が締まって夜らしい一枚になるでしょう。
iPhone、Androidの設定方法は以下のとおりです。
【iPhoneの標準カメラの場合】
カメラを起動し、画面上でいちばん見せたい部分をタップすると、黄色い四角の枠が表示され、横に太陽のマークが出現します。

太陽のマークを指で下方向にスワイプすることで、画面全体が暗くなるため、仕上がりを見ながら光が白く飛ばないところまで下げましょう。
また、以下の機能をあわせて覚えておくと便利です。
・ピントと明るさを固定する(AE/AFロック)

同じ場所を長押しすると「AE/AFロック」と表示され、ピントと明るさが固定できます。構図を変えても明るさが変わらないので、じっくり撮影できます。
・露出補正を設定する

画面上部の「∧」をタップして「±」(露出補正)を選ぶと、「−0.3」「−0.7」といった数値で明るさを微調整可能です。撮影のたびに設定がリセットされないため、同じ場所で何枚も撮るときに活用してみましょう。
・ナイトモードで撮影する

暗い場所にカメラを向けると、画面の上部に月のアイコン(ナイトモード)が表示されます。ナイトモードは暗い場所でもノイズの少ない写真に仕上げる機能です。夜景撮影の際に活用しましょう。
【Androidの標準カメラの場合】
Androidの機種でカメラを起動し、画面をタップしてピントを合わせます。枠の横、または画面の端にスライダーが表示されるので、下(機種によっては左)へ動かして画面を暗くし、光が白く飛ばないところまで下げてください。

「−0.3」「−1.0」のように数値で表示される機種もあります。
なお、Pixelには「明るさ」と「影」の2本のスライダーがあります。夜景では「明るさ」を下げて光を締めつつ、「影」を少し上げると暗い部分が黒く潰れにくくなります。
以下の機能もあわせて覚えておくと便利です。
・ピントと明るさを固定する(AE/AFロック)

Androidの多くの機種では、画面を長押しするか、モードを変えることでピントと明るさが固定できます。構図を変えても明るさは変わらないので活用しましょう。
・露出補正を設定する
「プロ」「マニュアル」モードがある機種なら、EV(露出補正)の数値を直接指定できます。設定は維持されるため、何枚も同じ場所を撮影したいときに活用してみてください。
・夜景モードで撮影する
多くのAndroid機種では暗い場所になると、夜景向けのモードが自動で働きます。名称は各機種によって異なり、「夜景モード」や「ナイトビジョン」と呼ばれています。

暗い場所でもノイズの少ない写真が撮影できるため、切り替わった際はそのまま撮影しましょう。
プロカメラマン角田さんの「露出補正に関する」アドバイスまとめ
人物を主役にして夜景を撮影したい場合は、スマートフォンを2台使う方法もおすすめです!
1台のライトで人物をやわらかく照らしながら、もう1台で撮影すると、背景の夜景を沈ませずに人物も明るく写せるようになります。
3.写真の構図を意識する|グリッド線の出し方
主役をひとつ決めて、画面のどこに置くか構図を考えてみましょう。また、水面に映り込んだ光を一緒に入れる、手前に柵や木を配置して奥行きを出すといった工夫を加えると、ぐっと印象的な一枚になります。
主役の位置を決めるときに便利なのが、画面に方眼を表示する「グリッド線」です。縦横の線が交わる点に主役を置くと、バランスの取れた構図になります。
【iPhoneの標準カメラの場合】
カメラアプリではなく、「設定」アプリから変更します。「設定」→「カメラ」と進み、「グリッド」をオンにしましょう。


【Androidの標準カメラの場合】
カメラアプリ内の「設定(歯車マーク)」を開き、「グリッドライン」「補助線」といった項目をオンにします。


名称は機種によって異なります。
プロカメラマン角田さんの「撮影時の構図に関する」アドバイスまとめ
プロから見て「もったいないな」と感じるのは、何をメインに撮ったのか伝わってこない写真です。
どんなに綺麗に撮影したとしても、見せたいものが明確ではない写真は魅力が半減してしまいます。グリッド線も活用して構図にこだわってみてください。
見せたいものを明確にし過ぎて、素人っぽく見えてしまう構図の一つとして、日の丸構図があるので、日の丸構図を卒業して三分割構図などをまず試してみるとよいと思います!

4.ブレを消せば一気にプロっぽく|スマホの固定とタイマー撮影
設定や構図をしっかり整えたとしても、手ブレしてしまっては元も子もありません。特に暗い場所の撮影はシャッターが開いている時間が長くなるため、わずかな手の揺れでも写真がぼやけてしまいがち。
理想は、三脚を使うことです。スマートフォン用の小さなものなら、カバンに入れて気軽に持ち歩けます。ただし、施設によっては三脚の使用が禁止・制限されている場合があります。通行の妨げになりやすい場所も多いので、持って行く前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
また、効果的なのが、セルフタイマーです。シャッターボタンを押した瞬間の揺れを避けられるため、スマートフォンを固定して撮るときはぜひ使いたい機能です。
iPhoneのタイマー機能の設定方法は以下のとおりです。
【iPhoneの標準カメラの場合】
画面上部中央の「∧」をタップして、設定メニューを開きます。タイマーのアイコンが出るのでタップし、秒数を選びましょう。iPhoneの標準カメラでは機種によって、3秒・5秒・10秒などから選べます。

【Androidの標準カメラの場合】
画面上部のタイマーアイコンか「設定(歯車マーク)」の中にあるタイマーの項目を開きます。「3秒」「5秒」などの秒数を選びます。

機種によって3秒・5秒・10秒などから選べます。
プロカメラマン角田さんの「手ブレ対策に関する」ワンポイントアドバイス
三脚が使えない場所なら、手すりや柵、ベンチ、公園の縁石など、まわりにあるものにスマートフォンを押し当てて固定しましょう。これだけで、ブレはぐっと減ります!
周辺の物でも固定が難しい場合は、脇を締めて両手でしっかり構え、息を止めてシャッターを切ってみてください。
横浜には映える夜景スポットがたくさんある
今回は、「みなとみらい21」「山下公園・大さん橋」「関内」の3エリアから、10か所の夜景スポットを紹介しました。
デートで訪れるなら、15分間の空中散歩が楽しめるコスモクロック21や、食事とセットで組み立てやすい横浜赤レンガ倉庫がおすすめです。ひとりでゆっくり過ごしたいなら、ベンチに座って波音を聞ける山下公園もよいでしょう。
写真をじっくり撮りたい人には、視界を遮るものがない大さん橋の「くじらのせなか」や、海面のリフレクションを狙える汽車道が向いています。人混みを避けて静かに眺めたいなら、落ち着いた雰囲気の象の鼻パークが穴場です。
夜景を撮影する際はフラッシュを切る、少し暗めに撮る、構図を意識する、スマートフォンをしっかり固定することを意識しましょう。
なお、ライトアップの時間や内容は、季節やイベントによって変わることがあります。お出かけの前に、各施設の公式サイトで最新の情報を確認しておくと安心です。
エリアを変えれば、横浜のさまざまな夜景が楽しめます。横浜ならではの美しい夜景を観に出かけてみてください。
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掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。








