旅行気分で博物館めぐり。まちの歴史と文化に触れる、横浜の博物館10選

東急公式サイト編集部

2026/10/5

港町として発展してきた横浜には、まちの歴史や文化を物語る、横浜ならではの施設が数多くあります。今回は、横浜をもっと知りたい方におすすめの博物館・文化施設をご紹介しましょう。東横線直通のみなとみらい線で、みなとみらいエリアから山手エリアへ、横浜の時間旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【新高島】ツタンカーメン・ミュージアム|古代エジプトの世界を体感

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ツタンカーメン・ミュージアム外観(C)ツタンカーメン・ミュージアム

最初にご紹介するのは、横浜駅からみなとみらい線で1駅目、新高島駅徒歩約7分の「ツタンカーメン・ミュージアム」です。エジプト考古学者の河江肖剰氏が監修、歴史の謎に包まれたツタンカーメンの短い生涯と古代文明の魅力に迫る、体感型古代エジプト展『ミステリー・オブ・ツタンカーメン』が楽しめます。

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黄金のマスク(C)ツタンカーメン・ミュージアム

会場は7つのゾーンに分かれており、ツタンカーメンにまつわる7つのミステリーを巡ります。見どころは、精密なスーパーレプリカ約130点の展示や、細部まで再現された王墓の玄室です。実物の遺物は国外持出し禁止のため、3Dスキャン技術やプロジェクション映像、オリジナルの音楽を駆使し、まるで古代エジプトへタイムスリップしたかのような非日常空間を創出・演出しています。

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MYSTERY7 ツタンカーメン王墓の章の展示(C)ツタンカーメン・ミュージアム

ランタン片手に館内を探索するナイトミュージアムや、ミュージアムショップも大人気です。

ちなみに、なぜ横浜にエジプト?と、疑問を抱く方も多いかと思います。この博物館が誕生した目的は、みなとみらい地区の文化芸術振興や、来場者の集客を通したまちの活性化だったそうです。同展は当初期間限定でしたが、とても人気があったため、常設展となりました。横浜からエジプトへ、3300年余の時を超えてみませんか。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1PLOT48
・アクセス:みなとみらい線「新高島駅」2番出口より徒歩約7分
・開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
・休館日:火曜日(祝日の場合は開館)
・入館料:大人(大学生以上)2,600円、中学生・高校生2,000円、小学生1,500円
※未就学児(小学生未満)は無料です。
※障がい者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳)をご提示いただくと、ご本人、介助者1名は半額となります。(当日窓口販売のみ)
※開館時間は変更になる場合があります。最新情報は公式ホームページでご確認ください。
https://tutankhamen.jp/

【みなとみらい・馬車道】横浜みなと博物館|横浜港の歴史と文化を学ぶ

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帆船日本丸と横浜みなと博物館。博物館内のガラス壁からも日本丸が眺められます

横浜の観光スポットのひとつ、帆船日本丸が浮かぶ1号ドック周辺は、「日本丸メモリアルパーク」として整備されています。隣接する半円形広場に面し、扇型に広がる地下空間が「横浜みなと博物館」です。『歴史と暮らしのなかの横浜港』をメインテーマに、港の歴史や役割について学べます。

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横浜みなと博物館 館内

歴史ゾーンでは、開港前の横浜村からペリー来航、大さん橋の建設、客船の黄金期、戦中・戦後、コンテナ化、現代にいたるまで、160年を超える歴史を7つの時代に分けて紹介。

再発見ゾーンでは、ふ頭の役割、船員養成、姉妹港との交流など、港の機能を紹介。帆船日本丸と横浜港の風景や開港の様子を臨場感あふれる映像で楽しめるVRシアターや、ガントリークレーンシミュレーター、操船シミュレーターなど、体験型コンテンツも充実し、子どもにも人気です。

埋め立ての歴史を紹介する展示コーナーでは、半農半漁の村だった横浜が、開港を経て、港町・貿易港に変貌する様子が分かり、歴史・技術・文化の幅広い視点から横浜を学ぶことができます。

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日本丸メモリアルパーク内に建立された柳原良平のアンクル像

館内には、アンクルトリスの広告デザインや船の絵で知られる柳原良平の常設展示室「柳原良平アートミュージアム」も併設。同氏は船と港を愛し、毎日船を見られる横浜・山手に移り住み、国内外の港を巡ったそうです。

なお、日本丸と博物館のお得な共通券もあるので、ぜひ船内も見学してみましょう。帆船日本丸は、期間限定で、全ての帆を広げる総帆展帆が行なわれます。夜間はライトアップされ、それは見事で美しいので、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
・アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」より徒歩約5分、またはJR・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩約5分
・TEL:045-221-0280
・開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※展帆日は9:30開館となります
・休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始、その他臨時休館日
・入館料(横浜みなと博物館):一般500円、65歳以上400円、小・中・高校生200円
※土曜日は、小・中・高校生は一律100円の特別料金です。
https://www.nippon-maru.or.jp/port-museum/

【みなとみらい・馬車道】カップヌードルミュージアム 横浜|つくって、学んで、味わう麺文化

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「カップヌードルミュージアム 横浜」

日本のラーメンは海外でも大人気ですが、そのきっかけはインスタントラーメンの海外進出にあったそうです。「インスタントラーメンの父」といわれる安藤百福の創造的思考を体感できる施設として誕生したのが「カップヌードルミュージアム 横浜」です。食育、学びの場として校外学習にも活用される体験型食育ミュージアムです。

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マイカップヌードルファクトリー

館内では工夫された展示やアトラクションが盛りだくさん。なかでも、自分でデザインしたカップに、スープや具材を選んで、世界でひとつだけのオリジナル「カップヌードル」をつくれる「マイカップヌードルファクトリー」が大人気です。

そのほか、「チキンラーメン」を手づくりできる「チキンラーメンファクトリー」、「カップヌードル」の製造工程を体感できる屋内アスレチック、世界の麺を味わえるフードアトラクションなど充実。さらに安藤百福の研究小屋の再現展示や、CGアニメで生涯を紹介するシアターもあり、発明の背景を楽しく理解できます。

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インスタントラーメン ヒストリーキューブ

そして、ミュージアムショップでは、お土産や来館記念にぴったりのオリジナルグッズを販売しています。ミュージアムというと、少し堅いイメージもありますが、ここでは、子どもも大人も発明家気分!つくって、学んで、食べて、楽しいひとときが過ごせますね。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4
・アクセス:みなとみらい線「みなとみらい駅」または「馬車道駅」より徒歩約8分
・TEL:045-345-0918
・開館時間:10:00〜18:00(入館は17:00まで)
・休館日:火曜日(祝日の場合は翌日が休館日)、年末年始
・入館料:大人(大学生以上)500円、高校生以下無料
※一部のアトラクションは、別途料金や事前予約などが必要です。
※障がい者手帳をお持ちの方と、その介護の方お1人までは400円です。
https://www.cupnoodles-museum.jp/

【馬車道】JICA横浜 海外移住資料館|移住の歴史と日系社会を学ぶ

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1973年横浜港から南米へ出航した、最後の移民船にっぽん丸

1868(明治元)年ハワイへの移民労働者が横浜港を出発――これが日本人の海外移住の幕開けでした。「海外移住資料館」では、その後の北米・中南米を中心とした日本人の海外移住の歴史と、現在の日系社会・日系人の姿が詳しく紹介されています。

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海外移住の歴史コーナー

館内では大型スクリーンや写真、インタビュー映像を通して、移住の背景や人々の暮らしを紹介しています。異国の地でゼロからスタートした並々ならぬ苦労や、共存・共栄を目指した異文化交流、コミュニティ作りなどがリアルに伝わってきます。当時の家庭や生活道具を再現したコーナーや、当時の所持品に触れる展示も臨場感が味わえます。

海外出張や旅行、留学など、海外渡航が特別なことでなくなったいま、移住という視点から歴史を俯瞰することは、興味深い体験です。多文化共生社会の実現が求められる現在、JICAは移住事業から国際協力へと、役割を変えつつ、活動を続けています。

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移民の七つ道具

なお、JICA横浜3階の「ポートテラスカフェ」は、ちょっと懐かしい学食風の空間で、エスニック料理などが味わえます。外国の方から「Good Evening」と声をかけられ、国際都市・横浜を実感しました。

横浜港を一望するポジションは、150年余の時の流れを一気に引き寄せ、資料館での体験と重ね合わせ、感慨深いものとなりそうです。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区新港2-3-1 JICA横浜2階
・アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より徒歩約8分
・TEL:045-663-3257
・開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
・休館日:月曜日(祝祭日と重なる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
・入館料:無料
https://www.jica.go.jp/domestic/jomm/index.html

【日本大通り】横浜税関資料展示室|税関の歴史と役割を学ぶ

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「クイーンの塔」の愛称で親しまれる横浜税関本関庁舎

新しい横浜を感じる、みなとみらいエリアから、歴史的建造物も残る関内エリアへ移動しましょう。

横浜税関本関1階「クイーンのひろば」は、税関の歴史や役割、水際での取締りをわかりやすく紹介する無料の展示室になっています。日本の近代化を支えた貿易港×税関という視点で見学してみましょう。

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税関イメージキャラクター・カスタム君がお出迎え

展示内容は、税関の歴史、輸出入のルール、禁止品目の紹介など多岐にわたり、横浜港の発展とともに歩んできた税関の役割を学べます。偽ブランド品やワシントン条約該当物品など密輸品の実物展示、密輸の手口を再現したコーナーもあり、普段は目にすることがなく、小説やドラマでしか知らない税関の仕事を知って、スリルも味わえますね。

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資料展示室室内

なお、青緑色のドームを頂いた税関庁舎は、横浜市認定歴史的建造物のひとつです。開港後、海外貿易の中心地となった横浜港において、輸出入の管理を行なう税関は重要な場所でした。

そして、その建物も横浜港のシンボルともいうべき存在で、初代完成当時は、横浜一の高さを誇っていたそうです。いまでは、横浜三塔のひとつ「クイーンの塔」として人々に愛されています。ちなみに横浜三塔とは、加えてキングの塔(神奈川県庁本庁舎)とジャックの塔(横浜市開港記念会館)です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区海岸通1-1 横浜税関本関1階
・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」より徒歩約3分
・TEL:045-212-6300(税関広報広聴室)
・開館時間:10:00〜16:00
・休館日:年末年始(12月29日~1月3日)、施設点検日(2026年11月7日)
・入館料:無料
https://www.customs.go.jp/yokohama/museum/tenjishitsu.htm

【日本大通り】横浜開港資料館|横浜開港の歴史を読み解く

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建物外観。玄関にコリント式の円柱を備えた重厚な佇まい

「横浜開港資料館」は、横浜が開港し国際都市へと発展していく過程を、多彩な資料を通して学べる施設です。2階部分で連絡する新館と旧館(旧横浜英国総領事館)の展示室、閲覧室が利用できます。

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中庭にある古木は、横浜の歴史を見つめてきた「たまくすの木」。ペリー提督横浜上陸図にも描かれている木が先祖であるといわれています

館内では、幕末から明治・大正期を中心に、横浜の歩みを示す文書・写真・記録類を公開しています。黒船やペリー上陸への驚きと興味を示す瓦版、開港間もない横浜を描いた錦絵、震災前の古写真などは必見です。そのほか古文書をはじめ、同館が国内外で収集した貴重な史料が多数収蔵されています。特別公開も開催されるので、ぜひチェックして、常設展とあわせて楽しんでみてください。

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1階常設展の巨大な地球儀の模型には、19世紀中頃の世界情勢が記されています

敷地内にある旧横浜英国総領事館付属棟(旧門番所)はミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE」としてオープン。書籍やオリジナルグッズ、カフェタイムが楽しめます。

資料館が建つのは、日米和親条約が締結された場所。建物(旧館)は1931年に再建され1972年まで使用されていた旧横浜英国総領事館を活用。そして周辺は外国人居留地のあったエリアです。まさに、横浜開港の記憶をたどる見学になりそうですね。見学後、周辺散策もおすすめです。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区日本大通3
・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」4番出口より徒歩約2分
・TEL:045-201-2100
・開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)※閲覧室は要予約
・休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始、ほか
・入館料:一般(高校生以上)200円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上100円
※特別公開開催時の入館料は異なります。詳細は公式ホームページでご確認ください。
https://kaikou.yokohama-history.org/

【日本大通り】シルク博物館|絹がつないだ横浜の歴史と美を体感

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シルクセンターの建物外観。2階にシルク博物館の入り口があります

横浜開港100年記念事業として、1959年に開館した「シルク博物館」は、開港広場をはさんで横浜開港資料館の向かいにあります。そこは絹の貿易で栄えた山下エリア、かつて英国商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)のあった場所で、資料館と同様、歴史が感じられる立地です。

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養蚕や製糸の資料や道具を展示

明治期に生糸の輸出港として繁栄した横浜の歴史を背景に、絹の技術や芸術性が紹介されています。

1階の観察・体験コーナー・歴史展示では、生きた「かいこ」の観察や、「まゆ」から糸を取る「糸くり」、布を織る「はた織り」などを体験でき、絹の仕組みが分かりやすく紹介されているので、子どもとの来館もおすすめです。

2階は絹織物の作品フロアとなっており、古代の復元衣装から、江戸時代の小袖、現代作家の作品にいたるまで展示され、絹織物の美しさを堪能できます。

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江戸時代の小袖

旧生糸検査所(現横浜第2合同庁舎建設にともない解体・再現)や、「絹の道」として交易路の一部であった国道16号線のある周辺の街並みからも、港町の発展を支えた絹産業の軌跡をたどれます。

シルクミュージアムショップでは、シルク100%の横浜スカーフも販売。開港、生糸輸出の歴史を見学した後のショッピングでは、商品への愛着がきっと生まれるはずです。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町1番地 シルクセンター2階
・アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」4番出口より徒歩約3分
・TEL:045-641-0841
・開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日から1月4日)※臨時休館することがあります。
・入館料:一般500円、シニア(65歳以上)・大学生300円、高校生、小・中学生100円
※特別展は別途料金となります。詳細は公式ホームページでご確認ください。
※障がい者手帳等のご提示で、ご本人およびその介助者の方1名が無料となります。
https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/

【元町・中華街】横浜人形の家|人形文化と横浜の記憶

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「人形たちが住む家」として構想された建物外観

みなとみらい線で行ける横浜の博物館・ミュージアムをご紹介してきましたが、いよいよ終点「元町・中華街」に到着です。次は、横浜マリンタワーを間近に望む「横浜人形の家」をご紹介しましょう。

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国内外の人形を展示

個人コレクターから寄贈された人形の展示・保存が、開館のきっかけになり、いまでは世界100か国以上、1万点以上の人形を収蔵する人形専門の博物館として知られています。館内では、国内外の人形や歴史的資料など、さまざまな展示を通して、世界の民俗・風習・歴史・文化に触れられます。

年間を通じて多彩な企画展やワークショップが開催され、館内のあかいくつ劇場では、ピアノサロンコンサートも楽しめます。文化活動の拠点としても利用され、2026年は開館40周年を迎えました。

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人形のさまざまな表情を見ていると、西洋文化をいち早く取り入れた横浜の歴史や、人形がたどった歴史にも思いを馳せることができるでしょう

「横浜人形の家」の建物は、ポーリン橋で山下公園へと結ばれています。ポーリン橋の「ポーリン」は人形の名前が由来です。1900年代初頭から激しくなっていった日系移民の排斥運動をきっかけに、当時アメリカの宣教師が人形を通して日米の親善をはかろうと提唱しました。

1927年にアメリカから日本へたくさんの青い目の人形が贈られ、それらの人形のうちのひとつが「ポーリン」という名前でした。敷地内にはポーリンちゃんの銅像が建てられています。橋の名前の由来にも、歴史が詰まっているのですね。

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ポーリンちゃんの銅像

人形の可愛さとリアルさにちょっとドキドキしたり、港町・横浜と人形の関係を思い起こしたり、子どもも大人もそれぞれの体験ができる、非日常空間です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町18番地
・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」4番出口より徒歩約3分
・TEL:045-671-9361
・開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
・入館料:おとな(高校生以上)400円、こども(小・中学生)200円
※企画展は別途観覧料が必要になります。
※シニア(65歳以上)は入館料が50円引きになります(年齢の確認できるものをご提示ください)。
※障がい者手帳をお持ちのご本人様と介護者様1名は、入館料が無料となります。
https://www.doll-museum.jp/

【元町・中華街】大佛次郎記念館|猫好きの作家が残したものとは

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大佛次郎記念館外観((C)Ohno Ryusuke)。フランスへの造詣が深かった作家へのオマージュとして、青いステンドグラス、白い壁、レンガタイルの赤は、フランス国旗の3色をイメージしています

山下エリアから山手エリアへ移動しましょう。横浜港を一望する港の見える丘公園内に、『鞍馬天狗』などで知られる作家・大佛次郎の業績と世界観を伝える文学館があります。建物は赤レンガのレトロな洋館です。

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ギャラリーでは年3回テーマ展示を開催

大佛次郎は横浜に生まれ、大学卒業後は鎌倉に移り住み、生涯、横浜を愛した作家でした。

横浜・山手の静かな環境に佇む館内では、膨大な著作物や直筆原稿、関連資料、愛蔵品を通して、文豪の創作の背景に触れることができます。また、生涯に500匹以上の猫と暮らし、「猫は生涯の伴侶」と語るほどの愛猫家で、猫にまつわるエッセイや童話も数多く残しています。居室を再現した記念室をはじめ、館内の随所に猫の置物やコレクションが展示され、作家の等身大にも迫れるでしょう。

また、ビブリオバトルシリーズや写真展など、来館者が参加できるイベント、猫をテーマにした企画展も開催され、文学をより身近に楽しめる場であると同時に、愛猫家にもぜひおすすめしたいスポットです。

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観覧後にくつろげる開放的なサロン

洋館の一角には、小説のタイトルにちなみ、大佛夫人によって命名された「ティールーム霧笛」があります。沈床花壇を目の前に、窓から横浜港を望む絶好のロケーションで、観覧の余韻を楽しむのも素敵な時間となりそうです。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山手町113
・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」5番、または6番出口より徒歩約8分
・TEL:045-622-5002
・観覧時間:4月~9月/10:00~17:30(入館は17:00まで)、10月~3月/10:00~17:00(入館は16:30まで)
・休館日:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始、展示替え期間ほか
・観覧料:一般(高校生以上)200円、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方と介助者1名無料、横浜市在住の65歳以上の方100円
※毎月第2・第4土曜日と23日(市民の読書の日)は高校生無料です。
https://osaragijiro-museum.jp/

【元町・中華街】神奈川近代文学館|作家と作品を深く知る文学散歩

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霧笛橋から望む外観((C)Forward Stroke inc.)。建物の設計者は、大佛次郎記念館、横浜開港資料館と同じく浦辺鎮太郎

港の見える丘公園には、文学館がもう一つあります。「大佛次郎記念館」から美しいレンガ造りの霧笛橋で結ばれた「神奈川近代文学館」です。神奈川ゆかりの作家を、直筆原稿や書簡などを通して紹介しています。展示室に加え、講演会、朗読会などの行なわれるホール、会議室や閲覧室も備えています。

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第1展示室。山手・関内文学散歩地図模型を設置

第1展示室常設展「神奈川の風光と文学」では、神奈川の文学的風土と作品との関わりを学べます。北鎌倉の円覚寺の参禅や材木座海岸などの体験を作品に描いた夏目漱石については、漱石山房書斎が再現され、所蔵コレクションが公開されています。

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第2展示室

第2・第3展示室では、春と秋の特別展をはじめ、企画展や常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」を開催。常設展では時代ごとに3部構成で、夏目漱石や萩原朔太郎、芥川龍之介、中島敦など神奈川ゆかりの文学者を紹介しています(特別展会期中はお休み)。講演会や対談、朗読会などのイベントも積極的に行なっています。
https://www.kanabun.or.jp/category/event/

館内の「鮨喫茶 すすす」は、文学をテーマにした料理のお店。「小僧の神様の握り鮨」や「ささめ雪のちらし鮨」など、ユニークなメニューが並びます。子どもと一緒でも楽しめますので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
文学館の行き帰りには、異国情緒溢れる山手の丘から、元町・中華街への文学散歩もお楽しみください。
https://www.kanabun.or.jp/bungakukan/kanagawabungaku/walk/

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山手町110
・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」6番アメリカ山公園口より徒歩約10分
・TEL:045-622-6666
・開館時間(展示室):9:30~17:00(入場は16:30まで)
・休館日:月曜日(祝日は開館)、年末年始。※展示室/ほかに展示替期間とメンテナンス期間
・観覧料:展覧会ごとに異なる
※中学生以下、障がいのある方、友の会会員、支援する会会員は無料です。
https://www.kanabun.or.jp/

横浜のまちを深く知り、より楽しく過ごすための博物館巡り

横浜には、歴史、文化、食、乗り物、技術など、実に多種多様な博物館がありました。いずれも、テーマは違えども、横浜ならではの特色を備え、開港、貿易、移住、西洋、科学など、まちの歴史がどこかでつながる体験もできると感じます。ぜひ横浜観光のルートに、気になった施設を加えてみてはいかがでしょうか。

※記事内の価格はすべて税込です。

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取材・文:井上文
編集:MaW

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