Bunkamura magazine ONLINE vol.43

人形に命を吹き込む人形遣いとは? 〜人形浄瑠璃文楽を深掘りする〜

Bunkamura magazine ONLINE

2026/8/13

人形浄瑠璃文楽は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている日本の伝統芸能のひとつです。物語を語る太夫と三味線の音楽、そして人形芝居が一体となった文楽のルーツは、江戸時代の大坂に遡ります。当時は、操り人形芝居と浄瑠璃(語りもの)が合体した人形浄瑠璃が各地で上演されていましたが、貞享元年(一六八四)に義太夫節を発案した竹本義太夫が大坂・道頓堀に竹本座という人形芝居の小屋を建て、これが現在の文楽へ繋がります。

竹本座では、義太夫の人気に相まって、義太夫と同世代の近松門左衛門の作品を上演したことで、人形浄瑠璃は不動の地位を獲得し、その後、紆余曲折ありながらも、現代まで脈々と受け継がれています。今回は人形浄瑠璃文楽の人形遣いの吉田玉助さんに文楽の魅力を伺いながら、8月29日から9月6日まで上演される「マルコス浄瑠璃『金閣寺』」の見どころを語っていただきました。

主遣いは、まるで指揮者のようにサインを送る!

玉助さんから見た文楽の魅力を教えてください。
「文楽は、三人の人形遣い(主遣い、左遣い、足遣い)によって一体の人形を表現しますが、その際、太夫さんの語りと三味線の音にのりながら、三業(太夫・三味線・人形遣い)が揃って初めて成立するというのが特徴で・・・(この先は「続きをよむ」から)

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