中村壱太郎(歌舞伎俳優)

Bunkamura magazine ONLINE

2026/7/24

“文化の継承者”として次世代を担う気鋭のアーティストたちが登場し、それぞれの文化芸術にかける情熱や未来について語る「Bunka Baton」。今回は、マルコス浄瑠璃『金閣寺』に出演し、邦舞の振付も担当する中村壱太郎さんにお話を伺いました。

一生をかけて追い求めていく歌舞伎

1歳で初お目見得、5歳で初代中村壱太郎を名のり初舞台を踏んだ壱太郎さんは、祖父が四世坂田藤十郎、父が四代目中村鴈治郎という、いわゆる梨園の家で育ちました。もの心つく前から当たり前のようにあった歌舞伎。その魅力に改めて気づいたのは高校生の時だったそうです。

「私が高校生の時に、祖父が四代目坂田藤十郎を襲名しました。その時、祖父は73歳だったのですが、前名の三代目中村鴈治郎から新たに坂田藤十郎という名前になって、歌舞伎の道をさらに追い求める祖父の姿が印象的でした。70歳を過ぎてからの襲名披露というのは、とても大変なことですが、70歳を超えてもまだ挑戦できることがあるという歌舞伎は、人生を捧げる仕・・・(この先は「続きをよむ」から)

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