Bunkamura magazine ONLINE vol.22

文楽(ビギナーのための鑑賞ガイド 12)

Bunkamura magazine ONLINE

2026/7/29

ホールやシアターで生のコンサートやお芝居を体験してみたいけど、分からないことが多く、何となくハードルの高さを感じてしまう…。

そうした不安を払拭して最初の一歩を踏み出すきっかけになるよう、初めて文化芸術を楽しむための入門知識をまとめた初心者向け企画「Start!Bunka ビギナーのための鑑賞ガイド」。第12回は文楽を楽しむコツや鑑賞時の基本的なマナーをご紹介します。

文楽の魅力とは?鑑賞作品を選ぶポイントは?

文楽(人形浄瑠璃)は江戸時代初期の17世紀後半に誕生した日本を代表する伝統芸能で、太夫(たゆう)が節をつけながら三味線の演奏とともに物語を語る「浄瑠璃」と、人形に曲芸や芝居をさせる「人形操り」が結びついた人形芝居です。

登場人物の台詞や情景描写を繊細かつ迫力満点に語る太夫、その太夫の語りに合わせて物語の情景や感情を豊かな音色で表現する三味線、そして命を持っているように人形を生き生きと操る人形遣いが三位一体となって物語を紡ぎ出します。

何百年も受け継がれてきた物語には世の無常や恋心など普遍的な人間の情が宿っていて、人形の人間臭い所作や華やかな衣裳と相まって独特の情感に浸ることができます。
文楽の演目・・・(この先は「続きをよむ」から)

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