はじめての鶴屋南北

Bunkamura magazine ONLINE

2026/4/20

文化芸術への興味が芽生え、まずは耳にしたことがあるアーティストたちの作品に触れてみたいけど、何からどう体験すればいいか分からない──。そんなふうに迷っている方たちが“はじめの一歩”を踏み出すための案内役となる「はじめてシリーズ」。

第4回は、江戸時代後期に歌舞伎の狂言作者として活躍した四世鶴屋南北です。型破りな作品で歌舞伎の新しい時代を切り開いた南北のキャリアと魅力に迫ります。

独自の作風でヒットを連発した遅咲きの狂言作者

宝暦5年(1755)、四世鶴屋南北は江戸・日本橋の紺屋(染物屋)の職人の家に誕生。家の近くに歌舞伎を上演する芝居小屋があり、町には芝居関係者も多く住んでいて、幼少期から歌舞伎の世界に慣れ親しみながら育ちました。

南北が歌舞伎の世界に身を投じたのは21歳のこと。初代桜田治助が立作者(たてさくしゃ。歌舞伎の脚本を合作するチームの責任者)を勤めていた市村座で狂言作者の見習いとなり、金井三笑らに師事しました。その後、沢兵蔵(さわひょうぞう)、勝俵蔵(かつひょうぞう)と名を変えながら20年間以上もの長い下積みを重ね、享和3年(1803)にようやく立作者となりました。

そして文化元年(1804)、初代・・・(この先は「続きをよむ」から)

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