横浜らしい一皿を求めるランチ!老舗と名店でめぐる美食案内

東急公式サイト編集部

2026/4/3

1859年の横浜港開港以来、横浜は日本の西洋文化発祥の地として発展し、異国情緒あふれるまち並みは今も多くの観光客の心をひきつけています。さらに、開港で訪れた欧米商人の通訳や取引仲介などのために多くの中国人が移り住み、世界有数のチャイナタウンを築きました。

そんな横浜を訪れたからには、ぜひ「横浜らしいランチ」を味わいたいもの。しかし、「横浜らしいランチって、何を食べればいいんだろう?」と悩む人も多いはず。そこで今回は「横浜らしさ」たっぷりのランチスポットをご紹介。文明開化の名残を感じる老舗から、現在進行形で愛される名店まで、横浜の過去と今を味わいに出かけましょう。

荒井屋 本店

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横浜に来たならぜひ味わっておきたいのが、文明開化の味を今に伝える「荒井屋 本店」の牛鍋です。明治28年創業の老舗で、横浜発祥といわれる牛鍋を130年以上受け継いできた、まさに「横浜らしさ」を体験できる一軒です。

ランチのおすすめはもちろん牛鍋で、厳選した黒毛和牛を秘伝の割下で煮込み、溶き卵にくぐらせていただくスタイルです。ぐつぐつ煮立つ鍋から立ちのぼる香りとともに牛肉を頬張れば、濃厚なのに後味は軽やか。いわば「すき焼きのルーツ」を体験できる一皿で、お昼から贅沢気分を味わえます。もっとゆっくり牛鍋を味わいたいという人には、「月替わり昼会食」がおすすめ。刺身や煮物、焼き物などがつくコースで、牛鍋のほかに旬の食材を使った逸品が並びます(2名より、前営業日15時までに要予約)。

会食利用も多い格式ある店ですが、平日のランチタイムは「牛鍋定食」や「開化丼」「ハンバーグステーキ定食」などのメニュー(予約不可)を提供しており、老舗の味を手頃に楽しめるのも魅力です。店内は和の落ち着いた雰囲気で、テーブル席や座敷など席のタイプもさまざま。週末は特に混み合うことが多いので、早めの時間帯を狙うか、事前の予約や問い合わせがおすすめです。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区曙町2-17
・TEL:045-251-5001
・営業時間:11:30~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(L.O.21:00)
・定休日:火曜
https://www.araiya.co.jp/

コーヒーハウス ザ・カフェ

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横浜らしいランチなら、ホテルニューグランドの「コーヒーハウス ザ・カフェ」は外せません。横浜市認定歴史的建造物に指定されたクラシックホテルらしい落ち着いた空間で、観光途中でも立ち寄りやすいオールデイダイニングのカフェレストランとして親しまれています。

この店を語る上で外せないのが、洋食の3大メニューの発祥地とされていること。「シーフードドリア」は体調のすぐれない滞在客へ提供したことが始まりで、カラフルなフルーツやプリン、バニラアイスを盛り合わせた「プリン・ア・ラ・モード」は、アメリカ人将校夫人のリクエストに応えて考案されたものだそう。そして「ナポリタン」は、戦後の接収時代にアメリカ兵がスパゲッティにケチャップを和えて食べていたことをヒントに、トマトが主役のオリジナルソースで創作されました。日本人がイメージする洋食の原点ともいえる味が、今もほぼ変わらないスタイルで提供されています。

山下公園に面した陽光あふれる店内は気取らない雰囲気で、ハンバーグステーキやカレー、オムライスなどの洋食メニューやカフェメニューなどもそろい、「昔ながらの洋食を食べたい」という期待に応えてくれます。観光地からのアクセスもよく、「景色も雰囲気も横浜らしさたっぷりのランチ」が味わえます。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館 1F
・TEL:045-681-1841
・営業時間:10:00~21:30(L.O.21:00)
・定休日:―
http://www.hotel-newgrand.co.jp/the-cafe/

シチュー&カリー 横濱KAN

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「横浜を感じる味」を気軽に楽しみたいときにぴったりなのが、「シチュー&カリー 横濱KAN」です。実は日本にカレーが伝わり広まっていった「カレー発祥の地」とされる横浜。その流れを汲んだ横濱KANのカレーは、インドカレーともスパイスカレーとも違う「カリー」です。

平日ランチで提供している「20時間欧風ビーフカリーライス」は、コクとまろやかさの中にほどよいスパイスが感じられ、スプーンを入れれば柔らかく煮込まれた牛肉がほろりとほどけます。トッピングメニューが豊富で、もちろん各種のフライとの相性はいうまでもありませんが、おすすめは「季節野菜のロースト」。旬の野菜がローストされることで甘みを増し、濃厚なカレーとの相性が絶妙です。休日のランチは「丸ごとトマトのグラタンと20時間ビーフカリー」など、平日のランチとはまた違ったメニューを提供しています。カレーソースに好みのトッピングを組み合わせて、自分だけのカレーを作る「カスタムカレー」も注目を。フライ以外にもサラダやステーキなどのトッピングを選べ、新しい発見がありそうです。

青が印象的な店内はカジュアルながら落ち着いた空気で、少人数での観光ランチにも使いやすい印象。日本のカレーのルーツを持つ横浜で、「今の等身大のカリー」を楽しめる一軒です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区南仲通1-14 三金ビル1F
・TEL:045-263-8557
・営業時間:平日11:30~15:00(L.O.14:30)・17:00~23:00(L.O.22:30)、土曜12:00~15:00(L.O.14:30)・17:00~22:00(L.O.21:30)、日曜12:00~16:00(L.O.15:30)
・定休日:木曜
https://yokohamakan.com/

中華一 龍王

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横浜駅からほど近く、西口五番街の一角に行列をつくるのが「中華一 龍王」です。老舗町中華で、昼どきにはサラリーマンや地元客で常に満席になる、横浜駅エリアきっての人気店。「安くて早いのにボリュームたっぷり」という評判どおり、目を引かれるメニューがずらりと並びます。

そんな龍王でぜひ味わってほしいのが、横浜発祥のご当地麺・サンマーメン。しょうゆベースのラーメンに、もやしや白菜、豚肉などを炒め、とろみをつけた野菜あんをたっぷりのせた一杯で、シャキシャキした食感とやさしいコクと旨みが特徴です。龍王は横浜駅周辺でサンマーメンを気軽に楽しめる代表格の一軒。野菜たっぷりの熱々のサンマーメンをすすれば、「横浜らしいランチ」をしっかり体験できます。おなかに余裕がある人は、一番人気という「龍王ラーメン」や、もちもちの皮がたまらない「特製餃子」もぜひ試してみてください。

メニューはほかにも、麺類、炒飯、定食まで幅広く、どれも「シンプルなのにちゃんとおいしい」安心感のある味わい。「横浜といえば中華は外せない」という期待に、気取らない「日常の横浜中華」で応えてくれる一軒です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市西区南幸1-5-24 ジョイナス1F
・TEL:045‐319‐2726
・営業時間:火~日曜11:00~20:30(L.O.19:50)、月曜11:00~19:30(L.O.18:50)
・定休日:―
https://taiyokanko.co.jp/ryuuou/

崎陽軒 中華食堂

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「横浜といえば崎陽軒のシウマイ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そんな崎陽軒のシウマイをできたてで味わえるのが、「崎陽軒 中華食堂」です。駅近で立ち寄りやすく、観光の合間にさくっと利用できるカジュアルな雰囲気で、ひとり旅からファミリーまで幅広い層が使いやすい空気感です。

そしてやはりチェックしておきたいのが、もちろん崎陽軒名物のシウマイ。おなじみの一口サイズのシウマイを、定食や麺類とのセットで気軽に楽しめます。シウマイ弁当で親しまれている味を熱々で頬張れば、「横浜に来た」という実感が一気に高まります。もちろんおみやげ用のシウマイも販売しているため、イートインで味を確かめてからお土産を買って帰ることも可能。旅の思い出と「横浜らしい手みやげ」を一度に叶えられるのもポイントです。

メニューはシウマイを中心に、チャーハン、ラーメン、焼きそばなど、王道の中華料理がずらりとラインアップ。ランチタイムには、シウマイ付きのセットメニューが多く、「シウマイも中華も一度に楽しみたい」という欲張りな願いを叶えてくれます。「誰もが知る横浜ブランドを、いちばん気軽に味わえる一軒」です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市西区高島2-16-B1 横浜駅東口地下街ポルタ
・TEL:045-453-1351
・営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
・定休日:施設に準じる
https://kiyoken-restaurant.com/chuka/

萬珍樓 本店

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横浜で特別なランチを楽しみたいなら、真っ先に候補に挙がるのが「萬珍樓 本店」です。中華街のメインストリートに構える老舗で、重厚な門構えとシャンデリアがきらめくエントランスからして、非日常感たっぷり。「これぞ横浜中華街」という高揚感をしっかり演出してくれます。

料理は、本格派の広東料理をベースにした点心、海鮮、肉料理まで幅広いラインアップ。平日のランチタイムはお得なセットメニューや、季節ごとに料理が変わる「昼御膳」などを提供しています。アラカルトメニューは約100種類もあり、ランチタイムもオーダーできるので、みんなでシェアする中華料理のスタイルを楽しむことも可能。「せっかくだから贅沢したい」という人は、コースをどうぞ。ランチコースが2種用意されているほか、時間帯を問わずオーダーできるコースも複数あり、どれも見た目も味も絶品のメニューを少しずつ味わうことができる大満足の内容です(コースは2名より)。

天井の高いゴージャスなダイニングは、いかにも「老舗の中華料理店」という風格。記念日ランチにも対応できる華やかさがありながら、昼ならコースも気軽に利用でき、「せっかく横浜に来たから、ランチはしっかり中華街で」というニーズに応えてくれます。クラシックで華やかな横浜中華を代表する一店です。

<施設情報>
・住所:神奈川県横浜市中区山下町153
・TEL:045-681-4004
・営業時間:平日11:00~15:00・17:00~22:00、土・日曜・祝日11:00~22:00
・定休日:月曜(祝日の場合営業)
https://www.manchinro.com/honten/

中国料理「スーツァンレストラン陳」

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横浜で「モダンな中華ランチ」を楽しみたいときに候補に入れたいのが、「スーツァンレストラン陳」です。オーナーシェフ・陳建太郎が父・建一の味を受け継ぎ、ホテルならではの上質感と、伝統の味に斬新なアイデアが組み合わされた四川料理は、まさに「ここでしか出会えない味」。落ち着いたスタイリッシュな空間は、観光はもちろん、ビジネスや記念日にも使いやすい雰囲気です。

四川と聞くと辛いイメージがありますが、こちらは香りや旨みを大切にした、メリハリのある辛さが持ち味。辛いものが得意でない人にも楽しめるメニューがそろっているのもポイントです。ランチタイムは名物の麻婆豆腐や担々麺などのアラカルトメニューのほか、コースも充実していて、「せっかくならいろいろ少しずつ味わいたい」というニーズにも応えてくれます。中でも平日限定の「飲茶ランチ」は、フカヒレスープや北京ダック、点心のほか、メインやご飯ものが選べる人気のコース。もっとゆっくり味わいたいという人には、デザートや中国茶などがセットになった「飲茶アフタヌーンティー」もおすすめです。

横浜らしい中華街の老舗に対し、洗練された新しい中国料理を楽しめる一軒です。

<施設情報>
・住所:横浜市西区みなとみらい2-3-7 横浜ベイホテル東急 3F
・TEL:045-682-2255(レストラン予約10:00~19:00)
・営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)・17:30~21:00(L.O.20:00、コース料理19:00)
・定休日:火曜不定休
https://ybht.co.jp/restaurant/szechwan.php

横浜らしいランチでまちをもっと好きになる

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どの店にも共通しているのは、「横浜らしさ」が味わえること。牛鍋や洋食、中華などジャンルは違っても、その背景には開港のまちとして育まれてきた歴史や物語があります。せっかく横浜でランチをするなら、ただおなかを満たすだけでなく、「この一皿はどこから来たのか」を想像しながら味わってみるのも楽しそう。きっと、まち歩きの風景や帰り道の会話を、少しだけ豊かに変えてくれるはずです。

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

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