
※この記事は2022年に公開されたものを再編集しています。
池上線の駅で東急電鉄が手掛けてきた「木になるリニューアル」をご存知ですか?地域の皆さまのご協力やご支援をいただきながら駅舎やホームを木造に改修し、環境負荷の低減などを目指す取り組みです。
今回は、戸越銀座駅のリニューアルの様子をお伝えします。
「木になるリニューアル」とは?
「木になるリニューアル」とは、東急電鉄が駅舎やホームを木造に改修するプロジェクトです。環境負荷の低減、地域の木材活用による地域活性化、そして木材の温かみのある駅空間の創出を目的として池上線沿線の駅で実施され、建材には東京都多摩産材などが活用されています。
これまでに「木になるリニューアル」が完了した駅は、戸越銀座駅・旗の台駅・長原駅の3駅。そして、2025年3月からは千鳥町駅、2026年2月からは石川台駅でも工事が始まっています。
【2016年12月竣工】戸越銀座駅の木になるリニューアル

戸越銀座商店街の玄関口にふさわしい駅として、開業より90年間まちと一緒に歩んできた木造駅施設の雰囲気を残しつつ、どなたにも使いやすい駅にリニューアルしました。

このリニューアルでは、駅をご利用されるお客さまや地域の皆さまのご意見を参考に、1927年10月の開業から約90年の年月を刻んだ戸越銀座駅の木造駅舎の趣や想いを継承した改修工事を実施しました。



多摩産材原産地ツアー(2015年・2016年)

この戸越銀座駅リニューアルでは、東京都で生産される多摩産材をふんだんに使用しています。2015年、2016年にはリニューアル工事の一貫として、地元町内会の皆さまと多摩産材原産地ツアーに参加。
駅ができる過程を地域の皆さまと学ぶことを目的に、山のお話を伺い、製材工場の見学や多摩産材を使用したコースターづくりのワークショップを行いました。
こうして環境に配慮しながら駅舎の内外装をリニューアルしたほか、ホーム全体に屋根をかけるためのホーム屋根の建替えと延伸、男女トイレの改修や出入口のバリアフリー化などを実施しました。

また、地域の皆さまとともに製作した木製ベンチや、今回新たに製作した駅シンボルマークやのれんの設置などもおこないました。こうしてリニューアルした戸越銀座駅は、2017年度グッドデザイン賞をはじめ、数々の賞を受賞しています。


“想いが実になる木”の展示(2016年2月〜4月)

戸越銀座駅のリニューアルに際して、皆さまの戸越銀座駅に対する「想い」や「ストーリー」を集めるという企画を実施。大好きな人と待ち合わせしたベンチや電車を待ちながら友だちと語り合ったホームでの心に残る“思い出”の数々や、生まれ変わる駅舎への“エール”——。そうした内容を“想いが実になる木”としてパネルになり、2016年2月16日〜4月末に戸越銀座駅で展示されました。
戸越銀座商店街イベント(2016年3月)

2016年3月27日、戸越銀座商店街の「電線類地中化プロジェクト」の完成を記念したPRイベントとして、商店街を縦走するパレードが開催されました。このイベントには「東急電鉄キャラクター のるるん」も参加。当日は、池上線・東急多摩川線復刻デザインリニューアル車両「きになる電車」の試乗会の日でもあり、試乗に参加された皆さまも終点の戸越銀座駅で降車後、パレードの見物を楽しまれていました。
<関連記事>復刻デザインのリニューアル車両「きになる電車」|池上線&東急多摩川線を走行中!
生まれ変わった駅で「木」を感じよう
地域の歴史や想いを受け継ぎながらおこなわれた、池上線の「木になるリニューアル」。多くの方のご協力を頂きながら、よりよい駅舎へのリニューアルを実現することができました。皆さんもぜひ駅に足を運び、「木」のぬくもりを感じてみてください。
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