
戸越銀座商店街の最寄り駅として知られる戸越銀座駅周辺は、気ままに歩くだけでも名店に出合える観光名所です。
今回は、立ち寄った際には忘れずに訪れたい定番のお店や、美しい景色を見られる観光スポットなどをご紹介します。訪れる前に、ぜひチェックしてください。
戸越銀座駅周辺の特徴
戸越銀座商店街という名前の由来は、1923年の関東大震災にさかのぼります。当時、銀座で発生した大量のれんがを戸越商店街がもらい受け、路面の舗装に使用したことから、この名前が付けられました。 ここから、「戸越銀座」としての歴史が始まり、全国に点在する「◯◯銀座」の元祖となったのです。
現在はB級グルメの宝庫として知られ、特に各店が盛んに独自開発しているコロッケが評判です。
戸越銀座商店街の玄関口でもある戸越銀座駅は池上線の駅で、五反田や蒲田などに1本でアクセス可能。さらに、少し歩けば大井町線の戸越公園駅やJRの大崎駅も利用でき、交通の便の良い土地といえます。
戸越銀座駅周辺の観光スポット5選
ここからは、戸越銀座駅周辺の定番観光スポットを5つご紹介します。テイクアウト可能な定番の飲食店のほか、ゆったりと楽しめる観光スポットにもご注目ください。
後藤蒲鉾店

1960年頃に創業した「後藤蒲鉾店」では、常時30種類以上のさつま揚げを販売しており、持ち帰ってご家庭のおでんに入れるのはもちろん、食べ歩きも可能です。「ゴボー巻」「しょうが天」などの定番メニューだけでなく、じゃがいもにおでん種を混ぜ込んで作る「おでんコロッケ」や「特選黒毛和牛メンチ」など、小腹が空いたときにうれしい揚げ物も充実しています。
また、後藤蒲鉾店はイートイン利用も可能で、お店のさつま揚げの出汁が染みた大根などのおでんを お酒といっしょに楽しめます。
<施設情報>
住所 東京都品川区戸越2-6-8
TEL 03-3781-5686
営業時間 11:00~20:00
定休日 水曜日
URL http://510oden.com/
やきとり家竜鳳 戸越銀座店
全国で焼き鳥の移動販売を行っている、赤いキッチンカーが目印の「やきとり家竜鳳」。その都内唯一の実店舗が、戸越銀座店です。駅から出てすぐの場所にあることから、改札内まで立ち込めるたれの香りに誘われるがまま、流れるようにお店に向かう方が後を絶ちません。
出来立ての焼き鳥をほおばりながら商店街を散策するのもいいですが、せっかくの実店舗ですので居酒屋として利用するのもおすすめ。キッチンカーでは食べられないもつ煮などのメニューを楽しみつつ、ご家族へのお土産に焼き鳥をテイクアウトするという使い方も可能です。
<施設情報>
住所 東京都品川区平塚2-16-3
TEL 03-5749-4608
営業時間 11:00~21:00(テイクアウト)/ 16:00~22:00(店内/平日)/ 13:00~22:00(店内/土曜・日曜・祝日)
定休日 -
URL https://www.ryuho.co.jp/shop.php
龍輝

上海の定番ファストフードである、焼き小籠包を楽しめるお店が「龍輝」です。もちもちとした皮の中には大量の肉汁を含んでいますので、特に出来立ては、お箸でいったん割ってから中のスープを慎重にすするなどして召し上がってください。
龍輝のもうひとつの名物である鶏粥は、日本料理店も経営しているオーナーが考案したもので、日高昆布の旨みが効いた、優しい味わいです。
これらのメニューは公式サイトから通販で購入できますので、「あの味が忘れられない」という方は利用してみてください。
<施設情報>
住所 東京都品川区戸越2-6-4
TEL 03-6426-8929
営業時間 11:00~20:00
定休日 -
URL https://www.ryuki-a-and-r.jp/
戸越銀座温泉

1960年創業の銭湯「中の湯」が2007年にリニューアルし、温泉銭湯として生まれ変わったのが戸越銀座温泉です。
銭湯特有の文化を残したいという思いから、入り口向かって左側の浴室には伝統ペンキ絵師である中嶋盛夫氏の富士山が描かれる一方、右の浴室にはグラフィティアートユニットによる荒々しくも神秘的な七福神の絵があしらわれており、新しい文化を受け入れる姿勢も表現されています。
美人の湯として知られる黒湯の天然温泉のほか、ジェットバスやサウナなど充実の設備がありながら、都内にある一般的な銭湯と同じ料金で利用できます。
<施設情報>
住所 東京都品川区戸越2-1-6
TEL 03-3782-7400
営業時間 15:00~25:00(日曜・祝日は8:00~12:00の朝湯営業あり)
定休日 金曜日
URL http://togoshiginzaonsen.com/
戸越公園
戸越銀座商店街を歩ききって「戸越銀座銀六商店街」のアーチを出たら、すぐ右手に曲がってしばらく進むと戸越公園です。もとは江戸時代初期に熊本藩主・細川家の下屋敷があった場所で、その庭園跡を利用して造られました。園内をぐるりと回遊するように造られた回遊式庭園のひとつで、江戸時代当時の雰囲気が保たれています。
梅や桜、シャクナゲや銀杏など、四季折々の花が楽しめる庭園は訪れるたびに違った景色が見られるほか、ゲートボールが行えるようなちょっとした広場もあり、子どもを遊ばせつつ休憩を取るのにも最適です。
<施設情報>
住所 東京都品川区豊町2-1-30
TEL 03-3782-8819(戸越公園管理事務所)
開園時間 入園自由(通年)
定休日 なし
URL https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/shisetsu/shisetsu-bunka/shisetsu-bunka-kouen/hpg000000343.html
戸越銀座商店街はひとつじゃない?
今回、戸越銀座商店街としてご紹介したエリアですが、実は「戸越銀座商栄会商店街」「戸越銀座商店街」「戸越銀座銀六商店街」という、ひと続きの商店街3つを総称したもの。注意深く見ていると、商店街ごとにアーチや街路灯のデザインが異なるのを確認できます。
また、賑やかな雰囲気のせいで気づきにくいですが、商店街一帯は電線類が地中化されており、空や建物がきれいに見えるというのも注目したいポイント。観光の際には、ぜひこうした細かなところにも目を向けてみてください。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

東急公式サイト編集部
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