
今回訪れたのは、東横線・目黒線・東急多摩川線多摩川駅の東側に広がる「大田区立田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館」。
1925(大正14)年に開園し一世を風靡した遊園地「多摩川園」の跡地にある公共施設で、「田園調布せせらぎ公園」には豊かな自然と、遊歩道や自然観察路、3か所の湧水池などがあります。憩いの文化施設「田園調布せせらぎ館」も必見。建築家、隈研吾氏が設計を担当しており、休憩スペースやキッズスペース、レストラン、トレーニングルームなど多彩な機能がそろっています。
自然と美しい建物の調和は眼福。時代と世代を超えてくつろぎを届け続ける、都市のオアシス空間を訪れてみました。
多摩川駅東口に広がる癒やしの緑

「大田区立田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館」は、とにかくアクセス抜群!東横線・目黒線・東急多摩川線多摩川駅の、東口正面にある公園です。広さは約4万3,460平方メートルで、国分寺崖線の斜面樹林と湧水池がある豊かな自然が特徴。
春にはサクラ、ヤエザクラ、秋にはイロハモミジの紅葉など、四季の彩りを満喫できるのが魅力です。緑の多い田園調布の住宅街ですが、こんなに“自然”な場所があることに驚かされます。
芝生広場でランチをしたり、のんびり自然を満喫したり。とにかくアクセスの良さ、施設の美しさが際立っており、多くの方が訪れています。










東急と「田園調布せせらぎ公園」

この場所が人々の集う場所となった歴史は古く、遊園地「多摩川園」として開園した1925(大正14)年までさかのぼります。多摩川園は、東急グループの前身にあたる田園都市株式会社が目指した、『職・住・遊』が調和したまちづくりを象徴する娯楽施設でした。
50年以上続いたこの多摩川園は、閉園後テニスクラブなどに利用され、その後に大田区が取得しました。取得後、大田区は整備にあたり公募型ワークショップ等を実施し、都市計画公園事業として園路・広場等の整備を行い、2008年に正式開園しました。
2021年に建築家・隈研吾氏が設計を担当した「田園調布せせらぎ館」が開館。その後も継続的に周辺を整備し、2024年に体育施設がオープンしたほか、2025年には正面入口がリニューアルされました。樹林地、池、公園施設、そして機能的な建物が調和しています。




隈研吾氏が設計を担当した「田園調布せせらぎ館」

「田園調布せせらぎ館」の設計を担当したのは、世界で活躍する建築家・隈研吾氏。自然素材を巧みに使い、建築と環境を一体化させるデザインで知られていますが、「田園調布せせらぎ館」も洗練と温もりを感じさせる、同氏らしい建物です。
国分寺崖線の地形や自然が意識されており、隈研吾氏はコンセプトを「森の縁側」と名づけました。ぜひご自身の目で、感性で確かめてください。





22:00まで使える休憩スペースでくつろぎのひとときを

「田園調布せせらぎ館」内には、休憩スペースやキッズスペースに面して「せせらぎ文庫」という本棚があります。こちらの本・雑誌・絵本は、館内はもちろん、併設レストランや公園に持ち出して読んでもOK。太陽の下で読書なんて優雅なひとときが過ごせます。
9:00〜22:00の開館となっているので、学校や仕事帰りの利用も可能です。この開館時間の長さは大きな特徴ですね。
館内閲覧用なので貸出はできませんが、同一資料が大田区立図書館に所蔵されている場合は予約をして取り寄せることも可能。「図書サービスコーナー」で受付をしています(※大田区立図書館の共通かしだしカードをお持ちの方が対象)。

「大田区立田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館」は、日比谷花壇や紀伊國屋書店などが名を連ねる指定管理者「田園調布せせらぎハーモニー」が、運営管理しています。
カフェや売店などの設置によって公園のオサイフ(経済)を持続し、管理事業者の得意(専門性)を反映したり、地域コミュニティやイベントと結びつけたりして集客力をアップ。すてきなフラワーアレンジのインテリア、イベント、本の選定などに、指定管理者の各社がそれぞれ得意な分野を担当しています。

館内にはキッズスペースもあり、お子さまと一緒でも安心!

『子連れでのお出かけにも快適な場所だな』と思ったのが、キッズスペースや授乳室・おむつ替えコーナー。お子さまの急なトイレタイムや、ちょっと寒いなと思ったとき、こうした施設や設備が充実していると安心です。
キッズスペースでは靴を脱いで遊んだり、せせらぎ文庫の絵本を読んだりと、思い思いに過ごすことができます。館内のフリーWi-Fiは1回60分で、1日何度でも接続可能。あまりに快適で時間を忘れてしまいそうですね。



毎回好評の「せせらぎマルシェ」など、イベント充実

「大田区立田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館」では月に一度「せせらぎマルシェ」を開催しています。季節の野菜販売や地元商店街の出店、ワークショップも!この日は特に公園内がにぎわいます。(10:00~14:00 ※商品がなくなり次第終了。荒天の場合は中止)
そのほかにもさまざまなイベントがあり、キッズからシニアまで楽しめるバラエティに富んだイベントが行なわれています。
予約制イベントは定員・参加費などそれぞれ異なりますので公式サイトでチェックしてみてくださいね。
(公式サイト:den-en-seseragi.resv.jp/reserve)


公園の景色を見ながら気軽にトレーニング

2024年にオープンした体育施設もかなりの人気です!
体育室の利用は大田区公共施設利用システム「うぐいすネット」への利用者登録が必要ですが、「トレーニングルーム」は15歳以上なら、予約なしで利用可。マシンのほか、ロッカールームやシャワールームもあります。施設も設備も新しく、気持ちがいい!
時間は9:00~22:00(完全退館)で、料金は1回330円/税込(2026年4月1日より1回400円/税込)、回数券もあります。お住まいやお勤め先が近い方は要チェックです。

レストラン fu-haku

園内のレストラン「fu-haku(ふはく)」は、テイクアウトコーヒーからアルコール、本格的なディナーまで、バラエティ豊かなメニューとサービスが魅力。コンセント付きのカウンター席は、おひとりさまも居心地よく。何より窓から見える緑の景色が最高です!
テイクアウトして公園で楽しむのも、気持ちがよさそうですね。
モーニングではコーヒーや紅茶と十数種類の菓子パンや惣菜パン、ケーキとのセットを。11:00からのランチタイムには、ふはくヘルシープレートを始めハンバーグやビーフシチュー、カレーなど多彩なメニューが楽しめます。
なお、金・土・祝前日のみのディナータイムには、1日5組の限定オリジナルコースディナーもあります。




<大田区立田園調布せせらぎ公園・せせらぎ館・fu-haku>
・所在地:東京都大田区田園調布1-53-12
・アクセス:東横線・目黒線・東急多摩川線多摩川駅より徒歩約1分
・駐輪場:東門約50台/南門約45台/正門約70台/北門約40台(東門・南門は公園の開園時間と同じ/正門・北門は9:00~22:00(休館日は平常))※無料
・駐車場:20台(内、身障者等用1台。利用時間:6:30~22:30)※利用料金:入庫後30分毎100円
・施設情報:オストメイト対応トイレあり、水飲み場、フリーWi-Fi(1回60分、1日何度でも接続可)
「田園調布せせらぎ公園」
・開園時間:7:00~16:30(1月、11月、12月)、7:00~17:00(2月、3月、10月)、7:00~18:00(4月~9月)
「田園調布せせらぎ館」
・開館時間:9:00〜22:00(諸室予約等・図書サービスコーナー受付は9:00〜19:00)
・休館日(定休日):年末年始(12月29日~1月3日)、毎月第2木曜日(※祝祭日の場合は翌日)
「fu-haku」
・営業時間:日~木曜日8:30~18:00(L.O. 17:30)※モーニング 8:30〜11:00(L.O. 10:30)、金・土・祝前日8:30~22:00(L.O. 21:30)
・定休日:年末年始(12月29日~1月3日)、休館日(毎月第2木曜日 ※祝祭日の場合は翌日)
https://www.den-en-seseragi.jp/
https://fu-haku.jp/
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撮影協力:大田区
取材・文:haruta kana(東急公式サイト編集部)
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。









