
デザートの幸せを丸ごとテイクアウト
口にした途端、ふわり軽い梅酒ガナッシュと柚子キャラメルソースがとろけ、甘酸っぱい果実味を放つと、ごまと小豆が奥行きをそっと深める。音楽の和音のように心地よい調和を生むのは、フランス人パティシエ、ザッキンヌ・ジャン・シャルルさん。実は元金融マンで世界を駆け巡った彼、日本にも住み、多忙な中で和の食に癒やされた当時の思い出を形にしたのがこのお菓子という(その名も「I Love Japan」!)。転身後はパリ「モリヨシダ」で経験を積み、5つ星ホテルのレストランシェフパティシエに。ベルギーに自店を構え、エルメスなどハイブランドのイベントスイーツも任され活躍し、昨年12月、日本に移転した。彼の真骨頂はアシェットデセール(皿盛りデザート)を一つのケーキに表現すること。梅酒のケーキのバランスの妙やソースととろけるはかなさもまさにデセール。新作にはパリの星付きレストランで近頃見かける筒型シューも。クリエイティブで繊細なお菓子に心が躍る!
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左/梅酒と小豆、黒ごま、柚子の調和が見事、「I Love Japan」¥1,320。右/「Tamaシュー」(バニラ、チョコ2個セット¥900)は、セルクルに閉じ込めて焼いたシューがパイのように香ばしく、サクサクとろり。ガナッシュモンテ(泡立てたガナッシュ)とショコラやカスタードのクリームの底には、キャラメルも潜む。
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■Maison Zack Japan(メゾンザックジャパン)
・住所:横浜市青葉区美しが丘5-1-3
・電話:045-479-6653
・営業時間:10:30~17:00(日・祝~16:00)
・休:月~水
※水曜日に利用できるWEB予約・店頭受け取りシステムを開始予定。詳細はインスタグラム(@maisonzackjp)にて。
たまプラーザ駅より徒歩4分
chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。
(撮影= 星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2026年3月号の内容を再編集しています
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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