Bunkamura magazine ONLINE vol.39

久末航(ピアニスト)

Bunkamura magazine ONLINE

2026/7/30

“文化の継承者”として次世代を担う気鋭のアーティストたちが登場し、それぞれの文化芸術に掛ける情熱や未来について語る「Bunka Baton」。

ベルリンを拠点に国際的に活躍し、2025年エリザベート王妃国際音楽コンクール ピアノ部門で日本人として歴代最高位となる第2位に輝いたピアニスト、久末航さん。舞台に立つ緊張感のなかで、音楽を届け続けるその姿勢と思いを伺いました。

いたずらっ子だった幼少期、そのエネルギーをピアノに注ぐ

穏やかで優しく、しかし芯のあるお人柄がそのまま演奏する音楽に投影されているかのような、久末航さん。18歳でドイツに留学して、現在はベルリンを拠点に活動、2025年、世界最高峰の登竜門として知られるエリザベート王妃国際音楽コンクール ピアノ部門で第2位に入賞して、活躍の場を広げました。

滋賀県大津市に生まれた彼は、「意外にも積極的な子供だった」そうで、「3、4歳の頃、三輪車の上におもちゃのピアノをのせて近所の家を訪ね、インターホンを押して気に入った曲を聴かせて回っていた」といいます。

「幼稚園に入ったばかりの頃は、やんちゃでいたずらばかりしていたのに、その後、5歳でピアノを習いはじめたらその・・・(この先は「続きをよむ」から)

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