
※この記事は2024年3月に公開されたものを再編集しています。
東横線・目黒線・東急新横浜線日吉駅は、1926年に開業し、現在の駅の形になってからは32年が経過しております(2024年現在)。2023年の3月には相鉄線との直通運転を開始し、新たな玄関口にもなった今、老朽化した駅のアップデートを進めてまいります。
リニューアルコンセプト「Icho Promenade Station」

本リニューアルのコンセプトは「Icho Promenade Station」です。
日吉駅東側慶應義塾大学構内に昭和初期からイチョウ並木が広がっており、日吉という街の特徴としてあげられます。今回のリニューアルで、駅・駅ビルと街の繋がりを生み出したいという思いから、街の特徴を駅に取り入れたコンセプトを策定しました。
コンコース・自由通路の中を4つの特徴的な範囲に分け、それぞれの場所を異なる天井デザインのイメージで表現します。
1. 並木道(駅側コンコース)
イチョウの葉をモチーフとした三角形状のパネルを立体的に折り上げ、素材の変化と高さ方向の操作により、並木道の美しいスカイラインを表現します。
2. 軒下(駅ビル側コンコース)
駅ビルの入り口であり、人が足を止める、ちょっとした軒下空間のような場所。ちらちらと木漏れ日のように差し込む光(ライン照明)により、人が憩える居心地の良い軒下を演出します。
3. 木陰(商店街側自由通路)
天井を低くし、木陰のような安心感をもたらす空間。神奈川県産材杉の垂れ壁と、間接照明により、木の間から光が差し込む木陰特有の穏やかな空間を表現します。
4. 日向(慶應義塾大学側自由通路)
駅から慶應義塾大学のキャンパスに向かうエリアであり、高い天井は日向のように明るい空間を作り、地域の成長を促す場所としてのイメージをつくります。半鏡面のアルミパネルにイチョウ並木や人の往来を柔らかく映し込むことで、開放的な空間を演出します。




工事のスケジュールについて
2024年4月から工事に着手しました。工事中は駅をご利用のお客さまにご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。






