今月の街さんぽ

学芸大学の旬スポットを歩く

SALUS

2025/11/25

昔ながらの面影を残す商店街や、話題の高架下など、新旧の個性的なお店が立ち並ぶ東横線の学芸大学。独自のカルチャーが芽生え、根付く唯一無二の街へ。
(写真=五十嵐一晴 イラストレーション= 榎本直哉 文 = 宗円明子)

※この記事は2025年11月に発行したものを再編集しています

1. 【RAW SOUP 学芸大学】野菜のうまみと栄養が凝縮した
滋味深いスープ

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“本来のカラダに回帰する。”をコンセプトに、国産野菜を中心とした自然由来の素材のみでおいしさを引き出した無添加のポタージュベースや、野菜だしを展開する「RAW SOUP」の旗艦店。1杯で1食分の野菜が手軽に摂れる4~5種類のポタージュスープに加え、無添加素材にこだわった軽食メニューが楽しめます。自然派ワインやクラフトビールも充実。

■RAW SOUP 学芸大学(ロウスープ)
住所:目黒区中央町2-30-23
電話:非公開
営業時間:11:00~18:00
休:水 ※お問い合わせはInstagram(@rawsoup.jp)まで

2.【Stand Bánh Mì】味わい豊かなベトナム料理を軽やかな自然派ワイン

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フレンチの技法を取り入れて無添加・無化調で作るベトナム料理を、フランス産を中心とした自然派ワインと楽しめる人気店。現地ではおやつとしてよく食べられるベトナム風ピザを、たっぷりの野菜やハーブで巻いていただく「ライスペーパーピザ」は、秋に登場した新メニュー。ワインと相性抜群の、甘み、酸味、苦み、辛みが一体となった「完熟マンゴーとエビのサラダ」もぜひ。

■Stand Bánh Mì(スタンドバインミー)
住所:目黒区鷹番2-16-23 M&K鷹番1階
電話:03-6451-0827
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)/18:00~26:00(フードL.O.125:30) ※21:00~はフードメニューを絞ったワインバー営業
休:火

 3.【Low Alcoholic Cafe MARUKU】誰にでも開かれたオルタナティブなバー

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あえてお酒を飲まない“ソバーキュリアス”を実践する小説家の桜井鈴茂さん・のぶ子さん夫妻が営む、国内外から厳選したノンアルドリンクを豊富に揃えるカフェ&バー。目指すのは、飲まない人・飲めない人・飲む人の垣根を越えて、誰もがくつろぎ楽しめるサードプレイス。レコードが流れる居心地のいい空間では、不定期で読書会やDJイベントも開催されています。

■Low Alcoholic Cafe MARUKU(ローアルコホリックカフェ マルク)
住所:目黒区鷹番3-20-2
電話:03-6451-0944
営業時間:火~木・日18:00~23:30、金・土18:00~26:00
休:月

4. 【Até】昼も夜も立ち寄りたいクラフトジン専門店

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新代田にあったテイクアウト専門店「DAITA STORE」が昨年9月、ポルトガル語で“またね”を意味する「Até」と名前を変えて移転。野菜たっぷりのお弁当やデリ、焼き菓子やパンなどが並ぶイートインも可能なお店に。茨城県猿島郡五霞町に蒸留所を構える自社ブランド「PLOW」のクラフトジン約20種をはじめ、100種ほどの個性あふれるジンを味わえる専門店でもあります。

■Até(アテ)
住所:目黒区鷹番3-15-18
電話:070-1231-9298
営業時間:火・水12:00~18:00、木~日12:00~22:00
休:月

5. 【Small Drug Store】”日々を楽しく、健康で”。 好奇心を刺激する小さな薬店

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ラッパーとしても活躍する阿久津賢二さんが店主を務めるドラッグストア×セレクトショップ。いわゆるチェーン系のドラッグストアではあまり見かけない漢方や生薬ベースの医薬品のほか、レコードやアパレルアイテム、雑貨や器、食品、アート作品……。阿久津さんが考える、毎日を楽しくすこやかに過ごすためのさまざまなものが詰め込まれた、秘密基地のような空間です。

■Small Drug Store(スモールドラッグストア)
住所:目黒区鷹番3-3-13
電話:080-3343-0142
営業時間:11:00~19:00
休:日・祝 ※月曜日は雑貨のみの販売

6. 【蕎麦 やっ古】女性蕎麦職人が打つ瑞々しい十割蕎麦

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銀座「古拙」、日本橋「仁行」で腕を磨いた西田恭子さんが切り盛りする、カウンターメインの蕎麦店。店内で石臼挽きし、つなぎを使わずに手打ちする十割蕎麦は、食べやすさにこだわり細打ちに。品種や産地、収穫時期などによる個性を知りたいと、蕎麦粉はブレンドせず、その時々で西田さんがよいと思った単一品種を使用しています。旬の食材を取り入れ、丁寧に仕立てる一品料理も魅力。

■蕎麦 やっ古(ヤッコ)
住所:目黒区鷹番3-4-13
電話:03-4291-1012
営業時間:17:00~21:30
休:日・月 ※蕎麦が売り切れ次第、終了

7. 【古本遊戯 流浪堂】街で愛される古書店が高架下で再スタート

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オープンは2000年。老朽化した建物の取り壊しにより惜しまれながらも2022年に休業した古書店が、昨夏、高架下に復活。主にお客さまからの買取で構成される品揃えはアート関連本から絵本まで多岐にわたり、その多様性はこの街の縮図といえるのかもしれません。「みんながふらっと寄り道してくれるような場でありたい」と、店主の二見 彰さん。さまざまな世界に触れられる場所です。

■古本遊戯 流浪堂(フルホンユウギ ルロウドウ)
住所:目黒区碑文谷6-7-22
電話:03-3792-3082
営業時間:月~土12:00~22:00、日・祝12:00~21:00
休:木

8. 【モヒロヒーコーヒー】日常に寄り添う 碑文谷公園近くのカフェ

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かつて同じ飲食店で働いていたふたりが、高架下の「GAKUDAI COLLECTIV」内に共同で立ち上げたカフェ。思わず声に出したくなる店名はバリスタの茂呂 誠さん、調理担当の沖田裕美さんの名前を掛け合わせたもの。友人の家に招かれたような気軽な雰囲気のなか、富ヶ谷のロースター「ロストロ」の豆を使用したコーヒーや、万人に愛されるスタンダードなフードを提供します。

■モヒロヒーコーヒー
住所:目黒区碑文谷6-6-5 GAKUDAI COLLECTIV A-2棟
電話:070-8980-5406
営業時間:8:00~21:00 
休:水・第3火

9. 【Curry Kiosk CARMA】高架下で味わう本格スパイスカレー

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世界各地で出合った多様なスパイス料理に魅せられた店主が、「もっと広くスパイスを楽しんでほしい」と、スパイスキットの販売などを経て昨年11月にオープン。カレーには10種類以上のフレッシュなスパイスを使用。玉ねぎを炒めるという基本の工程をじっくり丁寧に行うことで、奥深い味わいが生まれるのだそう。夜はぜひ、スパイスを使ったおつまみと自然派ワインを。

■Curry Kiosk CARMA(カリーキオスク カーマ)
住所:目黒区碑文谷6-6-5 GAKUDAI COLLECTIV B-1棟
電話:080-7085-1542
営業時間:月~金11:30~14:00/18:00~22:00、土・日・祝11:30~22:00
休:水・木

SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

SALUS

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