
「バスが来た!と思ったら満員で乗れなかった…」「急いで混雑しているバスに飛び乗ったら、すぐ後ろを空いているバスが走っていた」そんな経験、ありませんか?
そんな“移動の小さなストレス”を避けられる便利なツールが「東急線アプリ」。実は、東急バス株式会社 取締役社長の古川卓さんも、毎日アプリを活用しているヘビーユーザーのひとり。
実は古川社長、通勤で多い時には1日3回も東急バスに乗車。「自分たちの商品は、使わないとわからない」という考えから、あえて日常的に利用し続けているそうです。
そんなリアルユーザーの視点で語られたのは、意外と知られていない便利機能の数々。リアルタイムの混雑表示や、どの乗り場から最速で発車するかの確認、列車とバスを組み合わせた移動の最適化まで——。毎日の通勤・通学がちょっと快適になる、「東急線アプリ」の活用術を聞きました。
東急バス株式会社 取締役社長
古川 卓(ふるかわ たかし)
1963年鹿児島県で生まれ、栃木県など様々な土地で暮らす。地域公共交通の重要性を感じ、1986年早稲田大学卒業後、東京急行電鉄(現:東急株式会社)へ入社。1991年から東急バスの設立に携わる。その後、ベトナムのベカメックス東急バス初代社長などを歴任。2021年から現職。
1日3回、東急バスに乗車。アプリも毎日活用中
——古川社長は「東急線アプリ」をいつ頃から利用していますか?
「2017年頃からです。初代『東急線アプリ』がリリースされた2013年は、私はベトナムのべカメックス東急バス(※)にいたのですが、帰国してからはずっとアプリを愛用しています。
東急バスには『東急バスナビ』というバス運行状況をご案内するウェブサイトがありますが、『東急線アプリ』は、この情報も統合されています。鉄道・バスの情報をシームレスに確認することができ、とても便利です」
※ベトナム・ビンズン新都市において、日本の多摩田園都市の開発ノウハウを活かした大規模なスマートシティ・街づくり事業を推進する企業のバス事業を担う企業
——日々、どんなタイミングで「東急線アプリ」を使っているのでしょうか?
「通勤でほぼ毎日利用しています。朝の通勤では、自宅から東急バスで最寄り駅まで行き、田園都市線に乗車。あえて途中下車し、東急バス本社(東京都目黒区)の最寄りの大橋停留所までは再び東急バスに乗車することもあるんです。帰りは池尻大橋駅から田園都市線に乗車し、最寄り駅から自宅まで東急バスに乗車しています。つまり、多い時には1日3回、東急バスに乗り、このアプリを使っています」

——毎日、あえて途中下車してまでバスに乗車している理由は?
「お客さま目線に立つためです。やはり自社の商品は使わないとわからないことがあります。乗務員にも通勤ではなるべくバスを利用してほしいと伝えているんです。他の人が運転するバスに乗るからこそお客さまが求めていることがわかりますし、サービス向上にもつながります。
実は昨年、東急自動車学校で大型二種免許を取得しました。乗務員が実際にどのようなことを学ぶのかを知りたかったのです。免許を取得したことでブレーキ操作や停留所への停車方法など、バスの運転の難しさや乗務員のスキルもよくわかりました。何事もその立場に立ってみないとわからないですね」
「東急線アプリ」を使えば、混雑を避けてより早く目的地に着くことができる
——では、「東急線アプリ」を実際にどんなふうに使っているか教えてください!
(1)バスの混雑状況をチェック
「まずは、バスの車内の混雑状況をチェックしています。乗車する停留所と降車する停留所をアプリ内で設定しておくと、その行き先のバスがこのあと何時に来るか、直近の5便分(※)が一覧で表示されます。そこに混雑状況も3段階で表示されるんです」
※運行状況により、5便より表示が少ない場合があります。

「毎朝利用する自宅近くの停留所には様々な系統のバスが集まっていて、朝は特に混雑しています。やって来るバスも満員状態のことも多いんです。私自身が混雑の原因を作ってはいけないという気持ちがあり、なるべく空いているバスを選びたい。そんな時、『東急線アプリ』を見れば5便先までのバスの混雑状況がチェックできます。たとえば、『目の前の混雑しているバスに乗らなくても、あと○分待てば空いているバスが来る』ということがわかる。そうすれば『ここはあえて乗らずに、次のバスを待とう』などの選択ができます」
(2)同じ行き先の場合、どの系統のバスが一番早く発車するかチェック
「また、多くのバスが発車するバスターミナルでは、同じ行き先のバスの中でどの系統が早く発車するか、という確認にも使います。
『東急線アプリ』ならば常にリアルタイムの発車情報が見られるので、発車直前のバスの情報もわかり、バスを選んで乗ることができるんです」

——大きなバスターミナルで、どのバスに乗れば良いのか困ってしまう…という“あるある”も解消されそうですね。
「そうなんですよ。たとえば、特に運行本数の多い渋谷から大橋停留所までバスに乗ることもあるのですが、その際も“バスを選んで乗る”ために『東急線アプリ』を活用しています。
渋谷から大橋までも複数の系統が運行しているので、どのバスが先に発車するかがわからない時がありますよね。『バスがいる!』と思って急いで乗車したら、実は発車まで数分あったり、他の系統のバスが先に発車したり…なんてこともあるかと思います。そんな時に『どのバスが一番早く発車するか』がすぐにわかるんですよ」
——それはとても便利ですね!
「乗車する停留所と降車する停留所を設定することによって、その区間を運行するすべての系統の情報が一覧で出てくるのも、『東急線アプリ』の便利な特長だと感じています。
たとえば、どのバスに乗るか悩んだ時、停留所にある時刻表を目視で確認している間にバスが発車してしまった…なんてこともありますよね。ですが『東急線アプリ』であれば、発車が早い順に5便分が一覧表示されるので、『2分後にバスが来るけど、今からあの停留所まで2分では間に合わない。だったら次のバスに乗ろう』といった判断ができて、乗りたいバスに狙いを定めて動くことができます 」

「バスがなかなか来ない」「バスが混んでたからひと駅歩く」そんなプチストレスを解消!
——「東急線アプリ」は鉄道情報も見ることもできます。そちらも活用していますか?
「『列車走行位置』情報もよく使いますね。こちらも混雑状況が記載されています。たとえば列車が遅延した際に、どの列車がどれぐらい混んでいるかを確認し、乗車する列車を選んでいます。
また、接続する路線が一つの画面で見られることも便利。私がよく見るのは、大井町線と田園都市線の列車走行位置情報です。たとえば、池尻大橋駅から中央林間方面行きの田園都市線の各駅停車に乗車する場合、三軒茶屋で急行に乗り換えることも多いと思います。そんな時、田園都市線直通の大井町線の急行がタイミングよく走っていることがわかれば、二子玉川駅で急行に乗り換えるという選択肢も出てくる。そういったことがアプリ上でパッと見てわかるのは、便利ですね」

——「東急線アプリ」をどんな方に使ってほしいですか?
「普段のバスの乗車にちょっとしたストレスを感じているみなさんですね。バスが来たのに『満員なので通過します』となってしまうこともあります。そんな時に、落胆して歩き出す方もいらっしゃいますが、アプリを見たら、たとえば『2分後には空いている次のバスが来る!』といったことがわかるんです!『今こそアプリを使ってください!』と、思わず声をかけてしまいそうになるくらいです。
特にお急ぎの際に、停留所から車道へ身を乗り出して、バスがいつ来るのかを確認されている方もいます。そんな時も『東急線アプリ』ならスマホでリアルタイムの運行状況がわかるので、不安なくお待ちいただくことができるかと思います」

——ユーザー目線で、「東急線アプリ」に今後あったら便利だと思う機能はありますか?
「バスは直近の運行実績をもとに到着予測時刻の案内がされていますが、鉄道との乗り換えも含めた、リアルタイムでの移動にかかる所要時間や到着時刻の予測ができると良いなと思います。現状、私は移動時間の予測は他の地図アプリなどを利用していますが、『東急線アプリ』ですべて完結できたら、さらに便利ですよね。
あとは、『バス走行位置』と『列車走行位置』画面がすぐに切り替えられる仕様になるとより良いかなと思っています。列車とバスの情報を両方同時に見たいというニーズもたくさんあると思うので、ぜひ検討したいですね」
——「東急線アプリ」は東急バスにとってどのような存在ですか?
「東急電鉄が“動脈”だとすると、東急バスは“毛細血管”なんです。我々は、まずバス路線を引き、住民の方が増えたところに、鉄道を走らせる。そしてバスは鉄道の支線のような役割に移行していく…というまちづくりを行ってきました。東急電鉄の駅は99駅で、東急バスの停留所は約3,000か所。東急電鉄と東急バスはセットで、地域のみなさんの足の役割を果たしています。そんな中で『東急線アプリ』は、鉄道とバスの連携によるまちづくりの中核を担うツールだと思っています」

“来たバスに乗る”から、“選んだバスに乗る”へ
これまでは“来たバスに乗る”のが当たり前だったバスでの移動。でも「東急線アプリ」があれば、混雑状況や発車時刻を見ながら、“自分で選んだバスに乗る”ことができます。
東急バス・古川社長ご自身が毎日の通勤で使い続けているからこそ見えてきた、リアルな便利さ。
日々の移動を少しでも快適にしたいみなさん、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
文/菱山恵巳子
写真/吉野洋三
編集/ALTANA.inc
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