
国産果物×フレンチの技=美しいジューシータルト!
咲き誇る花か色とりどりの宝石か。世にも美しいタルトを生むシャルルアンリさんは、「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」など、ミシュラン星付きレストランで経験を積んだ料理人。日本のフルーツに魅せられ、国産果物とフレンチの発想を融合させたタルト専門店を始めたという。
フランスの王道おやつ、レモンのタルトも彼にかかればこんなに華麗かつクリエイティブ。チュイルの花咲く六角形を一片いただけば、レモンカスタードのまろみと果実味のなかで、レモンジュレの目が覚めるような甘酸っぱさがキュン!
レモンコンフィが香りと心地よいビター感を、サクサク香ばしいサブレブルトンがコクを添える。隠し味のエスプレットペッパー(爽やかな香りの唐辛子)でレモンの清涼をそっと際立たせるのも料理人的。
タルトは花を描いた優雅なボックスに、ジュエリーみたいに1つずつ大切に収めて。箱を開けた途端、大切な人が驚き喜ぶ顔が目に浮かぶ。
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国産果物の味を大切に、砂糖は控えめ。ラインアップは果物の旬とともに変わっていく。上/レモンタルト1個¥1,100(直径約9cm)。下/オーガニックのマダガスカルバニラの豊かな香りや、コンポートのイチゴを重ね、イチゴのフレッシュさだけでなく奥行きもプラス。イチゴタルト¥2,600(直径約11cm)。
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■Charles-Henry(シャルルアンリ)
・住所:渋谷区恵比寿西1-35-14
・電話:050-3553-3663
・営業時間:11:00~19:00
・休:火
・代官山駅より徒歩1分
chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。
(撮影=星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2025年2月号の内容を再編集しています
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「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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