ほら、くつはいて

子どもと楽しむ東急線沿線「ほら、くつはいて」〜たまプラーザ編〜

Urban Story Lab.

2025/6/7

東急線沿線のまちを子どもと楽しむ「ほら、くつはいて」。

妹が生まれ、毎日我慢して頑張っている3歳の息子に「ママと二人だけの時間」を作って好きなことをさせてあげたいと思っている筆者。

子どもとのおでかけ先に迷う日々のなか、マンネリ化解消のために、今回は今まで行ったことがない「たまプラーザ」に平日に訪れてみました。

お目当ては、もし雨が降ってしまっても子どもが体を使って思いっきり楽しむことができる「美しが丘公園こどもログハウス」です。そのほか、子どもが楽しめそうなスポットにも寄り道してみました。

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息子:3歳の男の子。ピンクとイチゴとうさぎとかわいいものが大好き。
野尻さやか:ママライター。30代前半。早寝早起きが大の苦手。
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今回息子と歩き回った、たまプラーザ駅での冒険マップ

冒険ルート
■発見がいっぱい!たまプラーザ中央商店街を通って公園へ
■雨の日でもOK!「美しが丘公園こどもログハウス
■子どもも大好きハワイアンカフェレストラン「メレンゲ」
■自然に囲まれた「コモンフィールド」
■子連れで楽しめる駅直結ショッピングエリア「たまプラーザ テラス」

こんにちは! ママライターの野尻さやかです。都内で、3歳になったばかりの息子と、9か月の娘の子育てに奮闘しています。

2024年の1月に娘が生まれてからというもの、息子にはなにかと我慢させてばかり。

「妹ちゃんにミルクあげてるからちょっと待ってね」「妹ちゃんのおむつ替えてるから自分でできる?」、そんな声かけが増えてきてしまったように思います。

たまには息子に「ママと二人だけの時間」を作って好きなことを存分にさせてあげたいな。そんな思いから、本日は息子とたまプラーザ駅にやってきました。

発見がいっぱい!たまプラーザ中央商店街を通って公園へ

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電車の窓から外の景色を眺めるのが大好き

渋谷駅から田園都市線で約21分。2009年にリニューアルしたたまプラーザ駅は、吹き抜けで開放感抜群。商業施設も直結しています。 また、駅周辺には桜並木が続き、自然も感じられます。道幅が広いので、子どもと手を繋いで歩いたり、ベビーカーで移動したりするのも快適!

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数日前、「何して遊びたい?」と尋ねると「すべりだい!」と答えた息子。最近は雨が続いていたため、万が一雨が降っても息子の希望を叶えてくれそうな「美しが丘公園こどもログハウス」を行き先としました。

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おいしそうな看板に釘付け

どうやらお目当てのレストランを見つけたようです。最近の息子は偏食気味で献立を考えるのもひと苦労する毎日ですが、サクッと決まったのはとても嬉しい。

「ここには公園で遊んだあとまた来ようね!」と約束をして公園へ向かいます。

公園への道のりは、発見がいっぱい。ぎゅっと手を繋ぎ、目に入るもの全てを「ママみてみて〜!」とまだつたない日本語で精一杯報告してくれます。

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「おっとっと」と言いながら綱渡りの真似

子どもの足で歩くこと約10分、美しが丘公園へ到着しました。最初に向かったのは遊具……ではなく、石でできた段差。ジャンプしたり綱渡りのように歩いてみたり、子どもってどんな場所でも遊び場になりますよね。

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すでにお尻が汚れている

寄り道をしながら、ようやく遊具へ到着。たくさんあってどこからいこうか迷っちゃうね。

11時半頃でお昼時ということもあってか、ほぼ貸し切り状態でした。

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子どもってどうして木の枝が好きなの?

「これはおうちにもってかえるから、ママまもってて!」と、手渡されました。私にとってはただの木の枝だけど、息子にとっては宝物なんだね。

美しが丘公園
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-22
・電話:045-971-2300
https://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/kurashi/machizukuri_kankyo/jimusho/koen/list/kouen049.html

雨の日でもOK!「美しが丘公園こどもログハウス」

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通称 “ロケットハウス”

そしてこちらが美しが丘公園目玉の「こどもログハウス」! 地上3階、地下1階の4階建てとなっており、 雨の日でもアスレチックで遊べる嬉しい施設です。

小中学生を対象として設計された施設とのことですが、未就学の子どもでも保護者同伴であれば遊ぶことができます。

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吹き抜けでとっても広い!

中に入るとまず目に飛び込んでくるのは、圧巻ののぼりネット。スタッフの方に施設の説明を受け、靴を脱いでいるそばから息子は早く遊びたくてうずうず。

3〜4mくらいありそうなのぼりネットを見て、「普段怖がりな息子は登りたがらないだろうな」と思っていたら、一人でスイスイと登っていました。

「こうやって知らない間に大きくなっていくんだろうな」、なんて嬉しいような寂しいようなちょっと複雑な気持ち。

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けっこうスピードが出る、らせんすべりだい

2階へ上がると、らせんすべりだいを滑ることができます。滑り心地がよさそうで、息子のログハウス一番のお気に入り遊具となり、何度も何度も滑りました。すべりだいは息子の一番の希望だったので、母はこの息子の笑顔が見られて大満足。

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子どものハイハイにはついていけないママでした

地下迷路は、子どもでも立って移動するのが難しいくらい天井が低いため、大人もハイハイや膝立ちで移動する必要があります。息子に追いかけっこをせがまれましたが、体力がついていかずギブアップ……。

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外遊びにもぴったりな気候でした

雨が降っていなければデッキへ出て遊ぶこともできます。大小ボールやロディ、フラフープなどがあるので、遊び方は無限大!

息子は大きなボールを転がして追いかける遊びをやっていました。

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クレヨンの色もたくさん

遊び疲れたら、としょコーナーへ。受付で画用紙をもらえるので、クレヨンでおえかきができます。

大好きなピンク色を使って何かを必死に描いていた息子。「じゃーん!」と見せてくれたので、「なに描いたの?」と聞くと、「ママ(左)とカミナリ(右)!」だそう。なんなんだその組み合わせは……(笑)。

描いた絵は持って帰ることもできるし、ログハウス内に掲示してもらうこともできるようです!

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2階もひろびろ

たくさん動いて大人はくたくたですが、子どもは体力おばけ。「そろそろお昼ごはん食べにいかない?」と聞いても「まだあそぶ!」「さいごのいっかい!」。

「じゃあ、最後の1回ね」と伝えてから、「さいごのいっかい」をすべりだいで3回ほど繰り返しました。よほど楽しかったようです。

「また来ようね」と約束をして帰る準備をします。

12時頃に伺いましたが、最初から最後までお客さんは私たちともう1組だけでした。スタッフの方によると、普段から12〜13時頃は比較的空いているとのことで、狙うならこの時間帯かもしれません。

ちなみに気になるトイレ情報ですが、おむつ交換台やベビーチェアがログハウス内にありました。小さい子連れだと、これらがあるだけでかなりポイントが高いですよね。

横浜市美しが丘公園こどもログハウス
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-22 美しが丘公園内
・電話:045-902-6925
・開館時間:9:00〜17:00(16:45からお片付けの時間)
・定休日:毎月第3月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29~1/3)
https://yokohama-shisetsu.com/log/
※通常は携帯電話・スマートフォン等の電子機器類は使用できませんが、特別に施設の許可をいただき撮影しています

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まだ遊びたい息子をなんとかごまかしながら外に連れ出すことに成功し、「さっき見つけたお店に行こうね」と話しながら歩いていると、お花やどんぐりを発見して嬉しそう。どんぐりは「もってかえる!」と言ってポケットにしまっていました。ですが、家に帰って洗濯前にポケットの中を探りましたが、どこにも入っていませんでした。どこで落としてきたんだろう……(笑)。

子どもも大好きハワイアンカフェレストラン「メレンゲ」

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「りんごがあるよ!」と教えてくれました

美しが丘公園から子どもの足で歩くこと約3分半。先ほど息子が選んだハワイアンカフェレストラン「メレンゲ」さんへ戻ってきました。こだわりのロコフードや、生地にたっぷりのメレンゲを使用した焼き立てフワフワのパンケーキなどが人気のお店なんだそう。

1階は食器や雑貨のお店となっており、レストランは2階にあります。2階への移動は階段のみなので、ベビーカーの方は要注意です。

13時過ぎに伺い、それほど待たずに席に着くことができました。

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早く食べたくて手が出てしまいそうなのを抑えている

10歳以下のお子様が対象のキッズメニューは「パンケーキプレート」、「ロコモコプレート」、「カレープレート」の3種類。すべてのプレートにドリンクが付きます。このドリンクは110円(税込)でおかわりできるのでとってもありがたい!

そして注文したキッズロコモコプレートがこちら! ロコモコ、エビフライ、唐揚げ、星型コロッケ、ふりかけ、ゼリーが乗っています。息子も豪華プレートにニコニコ。

ちなみに息子が座っているのはキッズチェアです。キッズチェアがあると、大人も子どもも食事に集中できるようになりますよね。

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大好きなイチゴが乗っていて、写真を撮影しているそばから狙われています

私が頼んだ平日限定のランチセットには、1枚パンケーキが付いてきたので、息子とわけっこすることに。

こちらもとてもおいしかったようで、独り占め。隙を見て横から少しいただきましたが、もっちりふわんふわんで、なるほどこれは独り占めしたくなる。もっと食べたかったけど、息子の笑顔を見られるなら全部あげちゃう。

季節ごとのメニューもあるようなので、次は大きなパンケーキを頼んで息子とわけっこして食べたいな。

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トイレもおしゃれ

そしてこちらも気になるトイレ情報ですが、1階のお店奥におむつ交換台とベビーチェアがあったので安心です!

メレンゲ たまプラーザ店
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-17-5 ROOF125 B棟1F,2F
・電話:045-532-6101
・営業時間:
[月〜木]8:00~21:00(L.O. Food 20:00 / Drink 20:30)
[金土祝前]8:00~21:30(L.O. Food 20:30 / Drink 21:00)
[Morning time]8:00~10:00
https://www.merengue-hawaii.jp/

自然に囲まれた「コモンフィールド」

ごはんも食べたしそろそろおうちに帰ろうかと提案するも、「まだあそぶ!」と即却下。それならそうと、駅前へ向かいます。何を隠そう、たまプラーザ駅から徒歩で約1分のデパート「東急百貨店 たまプラーザ店」と、たまプラーザ駅直結のショッピングエリア「たまプラーザ テラス」には、子どもと遊べるエリアが複数あるんです!

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芝生って走り回りたくなるよね

こちらは「東急百貨店 たまプラーザ店」の3階に広がる庭園「コモンフィールド」。2022年にリニューアルした、草木や芝生に囲まれた癒やしスポットです。広さはなんと約1,000坪!

息子は広い芝生の広場に大興奮で、走ってみたり、ごろごろと転がってみたり。子どもって「どこにそんな体力が残ってるの?」ってくらい全速力でずーっと遊んでいられるから本当にすごい。

おしゃれなカフェが併設しているので、コーヒーを買って飲んでいる方やテーブルでテイクアウトしたランチをする方、芝生の上にレジャーシートを広げてピクニックを楽しんでいる方など、様々な方がいらっしゃいました。

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お店やさんごっこもできそう
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ねこじゃらしは「ふー」ってしても飛んでいかないよ

いつのまにかねこじゃらしを手に持っていた息子。コモンフィールドには季節を感じられる植物もたくさんありました!

出入り口近くには「ベビー休憩室」も。授乳室やおむつ交換台、ミルク・離乳食エリアなどがあり、こちらも安心です。

芝生の広場ではイベントも随時開催されているようなので、ぜひチェックしてみてください!

東急百貨店 たまプラーザ店
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-7
・電話:045-903-2211
・営業時間:全館 10:00~20:00/レストラン街 11:00~21:30(L.O.は閉店時間の30分前)
・休館日:なし
https://www.tokyu-dept.co.jp/tama-plaza/

子連れで楽しめる駅直結ショッピングエリア「たまプラーザ テラス」

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触りたそうに噴水を眺める

駅直結のショッピングエリア「たまプラーザ テラス」にも「フェスティバルコート」と呼ばれる人工芝の広場があります。水遊びが大好きな息子は、隣にある噴水を眺めるだけで楽しそう。

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ボブルスでゆらゆら

こちらは3歳以下のお子様が利用できる屋内の遊び場「キッズテラス」。ボブルスやビーズコースターなどのおもちゃが置いてあります。赤ちゃん連れが多く、お買い物の休憩場所として良さそうでした。

たまプラーザ テラス
・住所:神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-1-2
・電話:045-903-2109
・営業時間:テラスダイニング 11:00〜22:00/テラスキッチン 11:00~21:00/ショップ 10:00〜20:00
・休館日:なし
https://www.tamaplaza-terrace.com/

また遊びにいこうね

「つかれちゃったからベビーカーのりたい」と、さすがの息子も疲れてきたようです。今日はたくさんたくさん遊んだもんね。念のためベビーカー持ってきててよかったよ……。

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本日の思い出

初めて訪れた「たまプラーザ」。駅周辺は綺麗な商業施設が立ち並ぶ賑やかな街という印象でしたが、少し歩くと自然を感じられ、くたくたになるまで遊び回れるスポットが複数あり、想像していた以上に「自然と開放感を満喫できるおでかけ」になりました!

今回は周りきれなかったスポットもあるので、次回訪れた際はその日の子どもの気分に合わせたスポットめぐりをしたいなと思います。

またママと一緒にいろんなところに遊びにいこうね!

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ライター・撮影/野尻さやか
マップイラスト作成/黒石恵梨奈
編集/ヒャクマンボルト

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

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