
“サザエさん”ゆかりの街として知られる桜新町。穏やかな日常が流れる街を、春の気配を感じながら巡りました。
(写真=渡邉まり子 イラストレーション= oyasmur 文 = 宗円明子)
※この記事は2026年3月に発行したものを再編集しています
1. 【kiltshou】日常の延長線上にあるようなシンプルでやさしい洋菓子を届ける

10年ほど前から本格的にお菓子作りを始め、マルシェなどで販売してきた横川紗綾さんが2023年に実店舗をオープン。季節の果物を取り入れながらできる限り国産の材料を使ってシンプルに、丁寧に作った焼き菓子が種類豊富に並びます。「どれにしようかなと選ぶお客さまを見るのが幸せなんです」と横川さん。イートイン可能で、6~12月に登場するかき氷も人気です。
■kiltshou(キルトシュー)
住所:世田谷区新町3-1-24 新町ハイム1階
電話:非公開
営業時間:12:00~16:15(L.O.) ※売り切れ次第、終了
休:日~木、月初めの金・土(そのほか不定休あり) ※お問い合わせはInstagram(@kiltshou)から
2.【湖う】上質なひとときを過ごせる夫婦で営む割烹料理店

赤坂の人気店「分店 なかむら食堂」で料理長を務めた塚田耕平さんが、女将を務める元板前の奥さまと2023年に構えた和食店。カウンター主体の店内で楽しめるのは、目の前で調理される季節感あふれる滋味深い割烹料理。杯を傾けながら確かな技術で丁寧に仕立てられた一皿一皿を味わう時間に、心が満ちていきます。帰り道にも余韻が続く、またすぐにでも訪れたくなる一軒。
■湖う(コウ)
住所:世田谷区駒沢3-28-8 石丸店舗1階
電話:080-5146-0100
営業時間:火~金18:00~22:30(最終入店20:00・L.O.21:00)、土18:00~22:00(最終入店19:00)
休:日、月 ※完全予約制(土曜日はお任せコースのみ)、20歳未満の方の入店不可
3.【砂の岬】現地の記憶をミールスに描くインドの風を感じられる名店

インド亜大陸を巡って出合った食の風景を、ミールス(インドの定食)に表現する人気店。鈴木克明さん・有紀さん夫妻がインドへの敬意を込めて真摯な姿勢で作る郷土料理や空間が、多くの人を惹きつけて離しません。昨秋に15周年を迎え、次なる目標は子ども連れでも気軽に利用できる“インドのファミリーレストラン”を作ること。夫妻が紡ぐ新しい物語が楽しみです。
■砂の岬(スナノミサキ)
住所:世田谷区新町2-6-14
電話:080-4248-7720
営業時間:水~金10:30~15:00、土9:00~15:30 ※カレーが売り切れ次第、終了
休:日~火(そのほか不定休あり) ※営業状況はInstagram(@sunanomisaki.india)から
4. 【Hello Song】飲めて、買える。お酒とコーヒーのお店

2024年12月、弦巻通り沿いにオープン。扱うのは、ナチュラルワインやクラフトビール、自家焙煎のスペシャルティコーヒー、紅茶、チーズ。店主の吉岡裕記さん曰く、「作り手の顔が見え、口に運ぶと体が喜ぶような感覚になるものを集めた“おいしいもの屋さん”」です。店内で味わうもよし、持ち帰るもよし。日常に楽しみを届けます。月ごとにイベントも開催。
■Hello Song(ハローソング)
住所:世田谷区弦巻3-12-19 山ビル1階
電話:非公開
営業時間:月・火・木12:00~20:00、金・土15:00~23:00、日12:00~18:00
休:水(そのほか不定休あり) ※お問い合わせはInstagram(@hellosong_tokyo)から
5. 【Casa Angelina】「おいしいものをシェアしたい」素直な思いから生まれた食材店

国際線客室乗務員として各国を訪れるなかで食への関心を深めた米原ゆかりさんが、料理教室の運営などを経て、2015年にご主人の將仁さんと開業。オリーブオイルテイスターの資格をもつゆかりさんが厳選した約20種のオリーブオイル、生ハムなどのサルーミ、調味料、チーズ、パスタ、ワインまで、イタリア産を中心とした食材を幅広く取り揃えます。ギフト探しにもおすすめ。
■Casa Angelina(カーサアンジェリーナ)
住所:世田谷区桜新町1-13-6 ラ・コリーナ・ボラッチャ地下1階
電話:03-6413-0404
営業時間:11:00~20:00
休:火
6. 【わたしの本棚】何かが生まれる予感に満ちたコミュニティ書店

世田谷で注文住宅を多く手がけるほか、長谷川町子記念館の設計・施工を担当した「伊佐ホームズ」が、昨年3月に開いた棚貸し書店。30cm四方の棚に並ぶのは、各棚主の視点でキュレーションされた本の数々。個性あふれる本棚を通じて異なる背景をもつ人と人が出会い、街と人がつながる拠点となることを目指します。月に1回程度、多彩なゲストを招いたイベントを開催。
■わたしの本棚
住所:世田谷区桜新町1-11-4 フジヤビル1階
電話:080-1030-1984
営業時間:木・金16:00~19:00、土8:00~19:00
休:日~水
7. 【iremono】クラフトマンシップが息づく普遍的なアイテムと出合える場所

男性向けのファッションアイテムを軸に、器や雑貨なども多く扱うセレクトショップ。2014年の創業以来、店主の堀井哲史さんが大切にしているのは、嘘がないものを扱うこと。売れるから置くのではなく、売りたいから置くという姿勢を貫き、クラフトマンシップが感じられるアイテムを国内外からセレクトします。長く愛用できるお気に入りが、きっと見つかるはず。
■iremono(イレモノ)
住所:世田谷区桜新町1-8-11 桜町コーポ201
電話:03-5787-5548
営業時間:月~土12:00~20:00、日12:00~19:00
休:火
8. 【TRUMP flowers】街の暮らしをさまざまに彩るサザエさん通りのフラワーショップ

岐阜でスタートしたフラワーショップが、縁あって東京へ。いくつかの街を経て、「暮らしに寄り添う花屋でありたい」と桜新町にお店を構えました。店内には、当日の花束のオーダーにも応えられるように豊富に揃える鮮やかな切り花のほか、枝ものや鉢植え、ハンギングプランツまで、幅広くラインアップ。定期的に、季節のアレンジメントや花束作りのレッスンも開催しています。
■TRUMP flowers(トランプフラワーズ)
住所:世田谷区桜新町1-8-10
電話:03-6416-9664
営業時間:11:00~19:00
休:木
9. 【壽々】地域の人々の日常を作る朝からにぎわう小さな食堂

ケータリング専門店などで経験を積んだ野口 斐さんが切り盛りする小さな食堂。店名は、尊敬するお父さまの名前から1文字もらい、「いいことが繰り返すように」と名付けたそう。営業は朝の7時から。オープンして8カ月ほどですが、出勤前に、犬の散歩ついでにと、開店直後から人が訪れ、早くも地域の日常に溶け込んでいます。心に染み入る家庭料理を味わいに、ぜひ。
■壽々(ジュジュ)
住所:世田谷区深沢8-7-17
電話:非公開
営業時間:7:00~15:00(L.O.14:30)
休:金、隔週木(そのほか不定休あり) ※お問い合わせはInstagram(@juju_sakurashinmachi)から
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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