
大岡山駅といえば?そう、パンです。パン好きの聖地です。全部食べたい、いろいろ食べたい、でも胃袋には限りがある…と悩みつつ、3店をセレクト。正直、1店だけであれこれチョイスしても満足できるくらい、どこもおいしいお店ですが、ドイツパンに創作バゲットサンド、総菜系の定番カレーパン。贅沢に名店めぐりです!
「HIMMEL」買い過ぎ注意!駅近の名店

大岡山をパンの激戦区、聖地にまで押し上げた立役者
2008年オープンの「HIMMEL(ヒンメル)」。大岡山に実力派のパン専門店が集まり、“聖地”への道筋ができたのはこの年、この店の出現ありきと言っても過言ではありません。
「HIMMEL」の店名は、オーナーシェフの金長さんがドイツで修行時代に住んでいた通りの名に由来します。ドイツ語で「空、天国」という意味で、“渡独したときのことを思い出し、新鮮な気持ちを忘れないで初心にかえる”という意味が込められているそうです。
自家製天然酵母を使用した本格的な「ライ麦パン」から、この春はオーナー手ずから摘んだ「よもぎ」のあんぱんまで!お目当てがドイツパンであっても、そのほかいろいろ買い過ぎてしまうバラエティ豊かなメニューが、多くの人に愛されるツボ。オーナーシェフの長い経験、すべてを活かしたパン作りが魅力です。

これがおいしい!
ドイツパンといえば、“ずっしり・みっちり”。酸味の効いたライ麦パンやブレッツェルの噛み応え、本格的な味わいは、たまりません!日持ちするので自宅用にもお土産にもぴったり。バターやクランベリージャムとともにいただきます。ガラスケース内にはブレッツェルやドイツ菓子系の人気商品が並びます。

感動するのは、揚げパン風の「クラプフェン」。店内ポップでもランキング1位となっていました。食べてみると…とろける!言葉もありません。こちらもドイツの味。甘い系のパンがお好きな方は購入必須です。
ほかに、クルミやレーズンの入ったハードパン「セイロンシナモンのツィムト」もシナモンに加え黒胡椒が効き、お酒にも合いそうなおいしさでした。これも来店時には必ず買っちゃうかも。


「HIMMEL」がこだわるのは、ひとつひとつのパンのおいしさ。ライ麦パンにしろ、ブレッツェルにしろ、すべてにおいて“生地がおいしい”。十数種類の生地を扱っているそうです。オーナーシェフ自ら選んだ厳選素材によって生み出される季節限定商品、主力商品ともに品数が充実しており、わざわざ来店するだけの価値ありですね。


ココにあります
大岡山駅には、真上に“日本初”の駅上病院である「東急病院」があります。東急株式会社が運営する企業立病院ですが、一般向け診療を行なう病院です。この建物の南側、緑化が施された建物の外壁沿いを歩き、最初の道で右折すると、ほどなく「HIMMEL」の水色のかわいい外観が見えます。駅が近くてうれしい。


<HIMMEL(ヒンメル)>
・住所:東京都大田区北千束3-28-4 アンシャンテ大岡山1F
・TEL:03-6431-0970、Fax:03-6431-0971
・営業時間:7:30~18:00
・定休日:年末年始、夏季休業・臨時休業あり※お問い合わせください
http://www. himmelbrot.com/
「itokito」バゲットサンドで知られる、フレンチデリのようなお店

具材の組み合わせが芸術的
こちら「itokito(イトキト)」も 2008年オープン。オーナーシェフの勝野さんは、名店「ラ・ブランジェ・ナイーフ」での修行、職人としての経験を通じて、自分の店の理想像が、“料理”のようなパンにあると考え、本格ビストロでも修行を重ねた経歴の持ち主です。自家製の具材を贅沢に使った独創的なサンドイッチはこの努力の賜物ですね。
3組も入るといっぱいかな、というお店は内外ともパリのアパルトマンのような風情で、飾られたアートも素敵。この1食がごちそう!と思わせるバゲットサンドを中心に、小麦香るバゲットや食パン、季節を感じるメニューが店内にぎっしりと並びます。味だけでなく見た目が美しいのも魅力のひとつです。


これがおいしい!
小麦粉の香りと“パリッ・カリッ”を味わい、“おうちサンド“では再現しきれない具材のクオリティ、満足度の高いお食事としてのパン。「itokito」は、特に自家製パテやコンフィなど、フレンチの技法を活かした具材が大きな特徴です。
エビとナスとレンコンのアメリケーヌソース、ブリーチーズとロースハム、タラのカツレツとキャベツのタルタル。チキンのタプナード添えetc.店先の黒板にあるたくさんのサンドイッチメニューを見て迷いに迷いましたが、来訪日には土日祝限定の「自家製パテ・ド・カンパーニュ」をゲットすることができました。ボリューム感、ピクルスとパテの相性、小麦の香り…しあわせです!

どれを買おうか店内外であまりにも長く迷っていたおかげで、先にご購入される方々の傾向も参考になりました。真似をさせていただき、かつスタッフさんのおすすめで「バゲット48」というバゲットを購入。
こちらは「48時間低温で熟成させ、粉の風味をしっかり感じていただけるバゲットです」というポップ通り、香りがすごくいい!ゆっくりとした発酵が旨みをひき出しています。自分でバゲットサンドを作るのは難しいんですよね、硬くて。いえ硬いのはバゲットなので当然なのですが、具材がどうしても落ち着かない…。家ではカットしてそのまま、スープと、底に染みるほどのバターで、とシンプルにいただきました。



ココにあります
大岡山駅からは中央改札を右に、「大岡山北口商店街」をまっすぐ北上。向かいに美容室のあるクリーニング屋さんのところで左折します。少し行くとお店は左手にありますが、駅から徒歩5分もかからないほどの近さです。

<itokito(イトキト)>
・住所:東京都大田区北千束1-54-10
・TEL:03-3725-7115
・営業時間:水・木・金曜日 10:00~20:00、土曜日・祝日 10:00〜19:00
・定休日:日・月・火曜日
https://www.instagram.com/itokito2008/
「Bonheur CHOICE 大岡山店」毎日通える、王道の安心感

三軒茶屋にある人気ベーカリー系列店
Bonheur CHOICE(ボヌールチョイス)は、三軒茶屋に本店がある人気ベーカリー「ブーランジェリーボヌール」の新業態ショップです。大岡山にオープンしたのは2024年と、比較的新しいお店です。
注目のきっかけは、「ブーランジェリーボヌール」で人気のランナップから選りすぐりのパンを販売しているというところ。ここ大岡山のほか、清澄白河などパンの激戦区を選んだように出店していますね。
パンのチョイスはセルフですが、対面式のカウンターでスタッフに気軽に声をかけられます。王道の安心感というのか、老若男女を問わず親しみやすいパンが中心です。

これがおいしい!
海外からの旅行者にも“日本にはカレーパンというおいしいパンがある”と言われるほどですが、「しあわせなカレーパン」は「ブーランジェリーボヌール」の看板商品です。粗めのパン粉でザクザクし過ぎない、サクサクの外側。もっちりとした生地は黄色で、生地までもカレー味になっています。
コクのある具のカレーを含めて、なんというか、食べていると“フワっ”とします。ひと口の咀嚼で口内にバランスの良さが伝わり、“しあわせ”のネーミングに納得の浮遊感。またうれしいのは、ホットショーケース。あったかいカレーパンが食べられます。


「Bonheur CHOICE 大岡山店」は、日本人に親しみのある、“もっちり・ふわふわ”な商品が充実しています。住宅地という街の特性とチョイスされたパンメニューは、相互に影響しているのではないでしょうか。来店する方々には親子連れが多く見られます。塾の送迎でちょっと小腹に入れたいときなどに便利そうだな、と思う商品ラインナップです。


季節限定商品も大変充実しており、来店時はイースターにちなんだラビットパン、バスクチーズケーキ風パン、抹茶クリームのマリトッツォがありました。お気に入り+限定、という献立が軽食にぴったりです。

ココにあります
牛丼チェーン松屋のある十字路の角。「大岡山北口商店街」のまっただ中、飲食店も多い繁華なエリアにあります。大岡山駅より徒歩約2〜3分です。

<Bonheur CHOICE 大岡山店>
・住所:東京都大田区北千束1-42-3ブルクテラス大岡山1F-A
・TEL:03-5726-8838
・営業時間:11:00~18:30※売り切れ次第閉店
・定休日:年末年始(12/29~1/3)
https://boulangerie-bonheur.jp/
https://www.instagram.com/boulangerie_bonheur2006/
大岡山でパン屋めぐりまとめ
食べ過ぎの後悔より、おいしいパンに囲まれるしあわせ。大岡山には、ほかにも気になるお店がたくさんありますので、何かのついでに、パン屋めぐりに、またぜひ訪れてみたいと思います。駅から徒歩圏で10軒以上のパン屋がある聖地、大岡山。歩いてまわれるうえに、お店ごとに個性があって、おすすめです!
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取材・文:haruta kana(東急公式サイト編集部)
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