
東急線沿線内にある様々なつながりをまとめ
新たな魅力の発見をサポートするとりくみである「縁線図鑑」。
今回は、そんな「縁線図鑑」に取り上げられている
西小山駅周辺の「ご縁飯」をご紹介いたします。
1. 西小山の人気スパイスカレー店・小さかった女。異端の「科学的レシピ」と、気づかいが行列を生む


CHIISAKATTA ONNA(以下、小さかった女)。初見で飲食店の名だとわかる人は、少ないかもしれない。
しかしながら東急目黒線の西小山駅近くにあるこの店は、東京のスパイスカレー好きや近隣住民の間で、唯一無二の味と空間を提供する存在として知られつつある。最近では、店先に入店を待つ人の列が生じることも少なくない。
店主の小助川(こすけがわ)麻里耶さん、8年近く通う常連の藤川さんにインタビューした。「レシピは、スパイスカレー屋としては異端かも」「科学的に味を設計している」という小助川さんと、「ついつい人に紹介したくなる」と評する藤川さんの言葉が、西小山屈指の人気店・小さかった女のユニークさを雄弁に物語る。
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2. 仙台人の舌もうならせる、分厚さの限界を攻めた牛たん。個人店ひしめく西小山で人気の酒場


西小山駅を降りて、歩くこと約1分。にぎやかな商店街を進み、閑静な路地に入ったところに、牛たんと酒処 晩翠(ばんすい)はある。カウンター5席にテーブル8席のこぢんまりとした店だが、ここで提供される料理や酒は常連客を引きつけてやまない。
宮城県仙台市出身の店主・菊池さんは、2021年にこの店を開業した。そのころから訪れている常連の千葉さんは、同じ仙台の出身。菊池さんとは旧知の仲であり、自身も飲食業界に身を置く食通だ。
「友人だからというだけで通っているわけではないですね。晩翠が好きなのは、進化し続けているから」と率直に語る。味にもコストパフォーマンスにもこだわるという仙台人を納得させる晩翠は、どのような店なのか。食欲をそそる「厚切り上たん焼き」の香りがただよう店内で聞いた。
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3. 北海道人も驚く「本物のザンギ」を武蔵小山でふるまう。 釧路食堂はなぜ地元民から愛される?


武蔵小山駅の東口にあり、東京で最も長いアーケード商店街として知られる、武蔵小山商店街パルム。その商店街を同駅から西小山方面に進み、アーケードが途切れるあたりで「若鶏 ザンギの店」という看板が目に入ってくる。店の名は、釧路食堂。店主の山本ごんたさんは、釧路でザンギを生み出した知る人ぞ知る老舗店で修行し、門外不出といわれるその味を受け継いでいる。
そんな「本物のザンギ」を目当てに、多くのファンがこの店を訪れるという。5年前から通う札幌出身の羽毛田穣治さんも、そんな常連客の一人。「ザンギやジンギスカンなどの料理はもちろん、北海道なまりのヤマさん(山本さん)との会話が、故郷での日常を思い出させてくれます」と語るように、彼にとってかけがえのない場所になっているようだ。
カウンターで出会った常連客とも仲良くなるなど、この店を通じてさまざまな縁が生まれたという羽毛田さん。名物のザンギをつまみながら、店主の山本さんとともに、釧路食堂にまつわる思い出を振り返ってもらった。
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「縁線図鑑」では、東急線沿線にある様々な”ご縁飯”をご紹介しております。

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

縁線図鑑
「縁線図鑑」は、東急線沿線内にある様々なつながりをまとめ、新たな魅力の発見をサポートするとりくみです。住んでいる人、訪れる人、誰もが何かしらの縁を感じられ、一人じゃないと思える。もっと、ぬくもりにあふれた沿線へ、ともに出発しよう。