
※この記事は2016年に公開されたものを再編集しています。また、試乗イベントは終了しており、人物の所属などは当時のものです。
この記事では、池上線と東急多摩川線で走行している復刻デザインのリニューアル車両「きになる電車」をご紹介します。特徴的なツートーンカラーのボディはもちろん、車内にもこだわりが詰まった「きになる電車」は地域のお客さまからも愛される存在です。ぜひチェックしてみてください。
「きになる電車」とは
「きになる電車」は、池上線と東急多摩川線で走行している復刻デザインのリニューアル車両です。昭和20年代に池上線と旧目蒲線を走っていた懐かしい車両をモデルにデザインされた特別車両で、2016年3月28日から池上線と東急多摩川線を運行しています。
車内はウッディなデザインとトーンでコーディネート。池上線と東急多摩川線のニュースやおすすめスポットなどをお知らせするポスターを掲示し、沿線の魅力を発信しながら走行しています。
「きになる電車」の仕様とこだわり
■外観

濃紺と黄色のツートーンのボディにTKKのロゴ。昭和26年〜42年に池上線と旧目蒲線を運行していた旧3000系車両がモデルです。このツートーンカラーは昭和41年まで使用していました。
■内装・吊り手・シート・フリースペース

【内装・左上】室内は木目調がベース。そう言えば、昔の電車は床が板張りで、中央に木の柱があったなぁ…なんて感慨深い方も少なくないのでは?
【吊り手・右上】この吊り手、握る輪の部分と上のスリーブ部分は本物の木で職人が手作業で作っています。よく見るとひとつひとつ木目が違っているのがわかります。
【シート・左下】ウッディな車内の雰囲気に合わせてシート地もコーディネート。手触りのいい素材と落ち着いたデザインが好評です。
【フリースペース・右下】1号車と3号車にはフリースペースも。ベビーカーや大きなスーツケースのお客さま、そしてもちろん車いすのお客さまなどの、現代のニーズに対応しています。
■車内ポスター・室内灯

【車内ポスター・左】車内には、沿線地域を紹介するポスターを掲出。沿線住民の皆さまに役立つ地域情報を発信するメディアとなります。第一弾は池上線戸越銀座駅のリニューアル「木になるリニューアル」のお知らせです。木造の駅舎が多い池上線、東急多摩川線ならではの、きになるテーマです。
【室内灯・右】室内灯は従来の白色から、木の温かみを活かすために電球色のLED照明に変更。やさしい明かりになごみます。
沿線地域の皆さまに向けた試乗会の様子(2016年3月)
招待された沿線地域の皆さま、マスメディアの取材の方々など多くの方々を乗せて雪が谷大塚駅〜五反田駅〜戸越銀座駅区間を特別運行しました。「きになる電車」は、駅でも、踏切でも、周囲からは注目の的でした。

「きになる電車」を企画した担当者に聞きました

驚きがあって、この路線に興味を持っていただけて、地元に愛着を持つキッカケとなるような電車を作りたかったんです。
元々は、ベースとなった1000系車両に「夢のあるリニューアルをしてみよう」…という発想が始まりでした。この車両が走る池上線と東急多摩川線は歴史ある路線ですから、昔からの沿線住民の方々に楽しんでいただけるように、ちょっと懐かしいデザインを採用してみたらどうだろうかと考えたのです。
そうして実現したのが、昭和20年代にこの路線を運行していた旧3000系の外装デザインを復刻した今回のモデル。普段、移動の手段で乗っている電車が、乗ること自体を楽しめるようになったり、そこから地域情報を得て寄り道してみたり、そんな日常にちょっとした新鮮さをもたらす乗り物になれたら…。そんな想いで企画を進めてまいりました。
機会がありましたらぜひ乗って、池上線、東急多摩川線の移動の時間と、沿線の街へのおでかけを楽しんでください。よろしくお願いします。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。








