はじめてのワーグナー

Bunkamura magazine ONLINE

2026/3/20

文化芸術への興味が芽生え、まずは耳にしたことがあるアーティストたちの作品に触れてみたいけど、何からどう体験すればいいか分からない──。そんなふうに迷っている方たちが“はじめの一歩”を踏み出すための案内役となる「はじめてシリーズ」。

第3回は、19世紀ドイツオペラの巨匠リヒャルト・ワーグナーです。彼がそれまでのオペラと異なるスタイルとして確立した「楽劇」の特徴と魅力、さらに私生活における型破りなエピソードなどに迫ります。

オペラ一筋の作曲家として数々の傑作を創造

リヒャルト・ワーグナーは1813年5月22日にドイツのライプツィヒで誕生しました。家族に俳優やオペラ歌手がいるという芸術的な環境で育ち、幼い頃は音楽よりも文学や演劇に興味を抱きましたが、ウェーバーのオペラやベートーヴェンの交響曲に感銘を受けて音楽家志望に転身。

まずは独学で作曲を学び、教会音楽の指導者テオドール・ヴァインリヒから系統的に作曲技法を教わります。そして弱冠19歳で交響曲を作曲し、21歳で最初のオペラ『妖精』を完成。その後、ヨーロッパ各地の劇場で指揮者を歴任したり、小説や評論などの文筆活動によって生活費を稼ぎながら、オペラの作曲に本格的に取り組んでいきます。

1842年に自ら「大悲劇・・・(この先は「続きをよむ」から)

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