能楽(ビギナーのための鑑賞ガイド 5)

Bunkamura magazine ONLINE

2026/1/23

コンサートホールや劇場で生のコンサートやお芝居を体験してみたいけど、分からないことが多く、何となく敷居の高さを感じてしまう…。

そうした不安を払拭して最初の一歩を踏み出すきっかけになるよう、初めて文化芸術を楽しむための入門知識をまとめた初心者向け企画「Start!Bunka ビギナーのための鑑賞ガイド」。第5回は能楽を楽しむコツや鑑賞時の基本的なマナーをご紹介します。

能楽の魅力とは?鑑賞作品を選ぶポイントは?

能楽は、室町時代から600年以上演じて受け継がれてきた日本を代表する伝統芸能。音楽(謡と囃子)と舞踊を中心に物語を展開する舞台芸術で、「能」と「狂言」からなります。

能楽を上演する「能楽堂」は、伝統芸能の専用劇場ならではのおごそかな緊張感がありつつ、リラックスした状態で自然と背が伸びる寺社に似た空気が漂っています。

そんな日常とは別世界の空間において、圧倒的な存在感をまとったシテ方(主役を演じる役者)が謡(台詞や歌)に乗せて型を舞う様は、まさに一切の無駄を削ぎ落とした様式美の極致。

たとえ謡や舞の意味が分からなくても、その独特の世界にただ身を委ねているだけで、あわただしく過ぎていく情報過多な・・・(この先は「続きをよむ」から)

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