
東横線の急行が停車し、横浜や渋谷まで乗り換えなしでアクセスできる田園調布駅。元々、区画が広く設計されていることもあり、広々とした公園が点在しています。また、自然の景観をそのまま残した緑地が多いため、都会の喧騒を忘れてリラックスするのにぴったりのエリアといえます。
今回は、田園調布駅から徒歩でアクセス可能なおすすめの公園を4つご紹介します。日常を少し離れて、自然の中でほっと一息ついてみませんか?
田園調布駅周辺の特徴
田園調布駅は、東横線の急行が停車する便利な駅。横浜駅や渋谷駅へは乗り換えなしでアクセスできるほか、並走する目黒線を利用すれば目黒駅まで一本で移動可能です。さらに、渋谷駅や目黒駅は、JRや東京メトロ各線、都営地下鉄三田線など多くの路線と接続しているため、田園調布はどこに行くにも便利なエリアといえるでしょう。
田園調布と聞くと、多くの人が昭和の時代から続く高級住宅地というイメージを持っているかもしれません。まさに、東急が提唱した「東急田園都市構想」にもとづいて作られたこの街は、広々とした道路と大きな区画が特徴。統一感のある街並みが整備され、静かで落ち着いた住宅街が広がっています。
また、田園調布は買い物の利便性が高いことも魅力です。元々、地上にあった田園調布駅は地下化され、その跡地には商業施設「東急スクエア ガーデンサイト」が誕生。フードマーケットやベーカリー、書店、雑貨店など、多彩な専門店がそろっており、地元の商店街と合わせて日々の買い物に不便を感じることはないでしょう。
田園調布駅周辺の公園4選
高級住宅街として知られる田園調布ですが、その落ち着いた街並みの中には、自然豊かで心地良い時間を過ごせる公園が点在しています。ここでは、田園調布駅周辺のおすすめの公園4選ご紹介します。
田園調布せせらぎ公園
田園調布駅から徒歩圏内にある「田園調布せせらぎ公園」は、緑の絨毯が広がる自然豊かなスポット。この場所にはかつて、「多摩川園」という遊園地があり、大浴場付きの夢のお城や水族館などの娯楽施設で賑わっていました。その後、遊園地は東急系列のテニスクラブとして再整備されましたが、2001年に閉鎖。敷地の一部が大田区に譲渡され、現在の公園として生まれ変わりました。
園内には湧水池があり、水辺の生物が生息する自然豊かな環境が魅力。春にはサクラ、秋にはモミジが色付き、四季折々の美しい景色を楽しめます。都会にいながら、自然の移ろいを身近に感じられる貴重な場所です。
さらに、公園内にはスポーツやレクリエーションが楽しめる体育施設や、地域活動・文化活動の拠点として利用できる「せせらぎ館」も併設されています。せせらぎ館には、防音仕様の多目的室があり、音楽練習にも最適。生け花や着付けの練習にぴったりな和室や、間仕切りを外して広々と使える4つの集会室も完備されています。
<施設情報>
住所 東京都大田区田園調布1-53-12
TEL 03-3726-4320
開園時間 7:00~16:30(1月)/ 7:00~17:00(2~3月)/ 7:00~18:00(4~9月)/ 7:00~17:00(10月)/ 7:00~16:30(11~12月)
定休日 -
URL https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/denentyouhuseseragi.html
多摩川台公園
田園調布せせらぎ公園の多摩川駅を挟んで、反対側に位置するのが「多摩川台公園」です。この公園はその名のとおり、多摩川を見下ろす丘陵地帯にあり、川の流れを一望できる絶好のロケーションが魅力。晴れた日には、富士山や丹沢山系まで見渡すことができます。
園内には、サクラやウメ、アジサイなど、四季折々の花々が植えられており、季節ごとに異なる風景を楽しめるのもポイント。春の花見、初夏のアジサイ散策など、一年を通して自然の美しさを感じられるスポットです。
また、多摩川台公園は古墳群としても有名です。園内からは10基の古墳が発見されており、ドーム型の円墳やカギ穴型の前方後円墳などが存在します。これらの古墳は、6世紀前半から7世紀中頃にかけて造られたとされ、発掘調査では装身具や武器、馬具といった多くの副葬品が出土しました。
<施設情報>
住所 東京都大田区田園調布1-63-1
TEL 03-3726-4320
開園時間 9:00~17:00(1~2月)/ 9:00~18:00分(3月)/ 9:00~19:00(4~8月)/ 9:00~18:00(9月)/ 9:00~17:00(10~12月)
定休日 -
URL https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/tamagawadai.html
宝来公園
田園調布駅前から放射状に広がるイチョウ並木を進んだ先に位置するのが「宝来公園」です。この公園は、大正時代に田園調布会が「武蔵野の旧景を保存し、永く後世に残したい」という思いから、広場として整備したのが始まり。公園の名前は、近隣にある「宝萊山古墳」に由来しているといわれています。
園内には、サクラ、ウメ、アジサイ、アヤメ、ツバキ、サザンカといった四季折々の花々が咲き誇り、クヌギやシイなどの高木も植えられています。その数はおよそ70種、1,500本にも上り、春から秋にかけて色とりどりの景観を楽しめるでしょう。
自然豊かな公園でありながら、広々とした芝生広場やアスレチック複合遊具、ジャングルジム、幼児用の遊具も完備されており、お子さんが元気に遊べる環境も整っています。園内の池にはカモやアヒル、鯉が泳いでおり、動物好きの子どもたちにも人気があるそうです。
<施設情報>
住所 東京都大田区田園調布3-31-1
TEL 03-3726-4320
開園時間 入園自由(通年)
定休日 -
URL https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/park/hourai.html
ぽかぽか広場
環状8号線沿いに位置する東京都水道局の玉川浄水場。この施設の配水池の上部スペースを活用して整備されたのが「ぽかぽか広場」です。
その名のとおり、この広場には遊具が一切なく、敷地のほとんどが芝生に覆われています。一部は丘のような高台になっており、自然の地形を活かした開放的な空間が広がっています。
広々とした芝生では、走り回るのはもちろん、ボール遊びや凧揚げ、家族でのピクニックにも最適。休日は近隣の子どもたちで賑わいますが、平日であればゆったりと静かな時間を過ごせます。芝生に寝転んで陽射しを浴びながら、のんびりお昼寝するのも贅沢な過ごし方でしょう。
芝生の周囲は敷石舗装されており、平坦な地面は自転車の練習にもぴったり。所々にベンチも設置されているので、ここでお弁当を広げて、のんびりランチを楽しむのもおすすめです。
<施設情報>
住所 東京都世田谷区玉川田園調布1-19-11
TEL -
開園時間 入園自由(通年)
定休日 -
URL https://tamadenhp.jimdofree.com/玉川田園調布あれこれ-概要/ぽかぽか広場-ケヤキガーデン/
田園調布の公園で、ゆとりと癒やしの時間を過ごそう
高級住宅地として知られる田園調布ですが、その周辺には豊かな自然にふれられる公園が点在しています。静かな街並みの中に広がる緑地は、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒やしのスポットです。
忙しい日常に疲れたときは、ぜひここでご紹介した公園に足を運んでみてはいかがでしょうか。自然の中で深呼吸をして、心と体をリフレッシュしてみましょう。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

東急公式サイト編集部
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