
特別なときや食を心から愉しみたいときに訪れたい名店を紹介する、「ハレの日レストラン」。今回は、あざみ野の一軒をご紹介します。
※この記事は「SALUS」2025年2月号の内容を再編集しています
【Neh.via】ピエモンテの風が吹く、モダンイタリアン
通り沿いで一際目を引く、コバルトブルーの扉。ここは、本場イタリアのピエモンテ州で7年料理の研鑽を重ねた岩男啓介さんがオーナーシェフの地元で評判のレストラン。岩男さんは、「僕がいたピエモンテ北部は酪農が盛んなので、お肉は牛、副産物にバターやチーズ、牛乳、生クリームが豊富。中部・南部と比べると乳製品を使う料理が多いんです」と話します。
コースに含まれる「バーニャカウダ」は現地を代表する冬の料理で、修業元のレシピに忠実なスペシャリテ。通常温めたオイルに野菜をつけるところ、ソースと野菜をひと皿に盛り合わせたスタイルで提供します。
「ソースは、牛乳で茹でこぼして香り抜きをしたスペイン産ニンニクに、生クリーム、アンチョビを加えた冷製です。季節によって乳脂肪分を調整し、バーニャカウダらしさを残しながらお野菜が引き立つよう軽めに仕上げます」と岩男さん。さらに、ピエモンテ伝統の「アニョロッティ」をアレンジした自家製パスタの「ラビオリ」について、「鹿肉と骨、赤ワイン、香味野菜で取っただしをさらに赤ワインで煮込んだラグーソースと、パスタの中からトロッと出てくる『インカのめざめ』のピューレがよく合います」。シェフ自らが厳選した、ピエモンテ産がメインのワインは60種ほど。

◯「おまかせコース」(席料込み¥8,500)より、空気を纏うように盛りつけられた「お野菜のバーニャカウダ」。「スパークリングワイン」(¥1,000~)。
◯パルミジャーノ・レッジャーノチーズをのせた、コースのパスタ「エゾ鹿のラグーソースとピエモンテ風ラビオリ」。
◯白を基調とした明るい店内はテーブル席。
■Neh.via(ネビア)
住所:横浜市青葉区あざみ野1-24-4
電話:045-479-9722
営業時間:18:00~19:30L.O.
休:月・火
営業日の詳細はインスタグラム(@neh.via)にて公開。
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/neh.via/
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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