まちのことはまちの人に聞こう!東急線沿線「我がまちお散歩ガイド」〜青葉台駅編〜

Urban Story Lab.

2026/3/24

駅を降りてまちを歩くと、ふと足を止めたくなる瞬間がある——そんな“まちの表情”を一番よく知っているのは、やっぱりそこで生活する人なはず。

この記事では東急線沿線のまちにゆかりのある方をガイド役に迎え、地元民だからこそ知る、「我がまち」のお散歩スポットを紹介します。風が心地よく抜ける坂道、静かに佇む小径、夕焼けがきれいに見える場所、思い出の詰まった路地裏や、つい立ち寄りたくなるお店まで。ガイドブックには載っていない、まちの素顔を集めます。

今回の「我がまち」は、田園都市線・青葉台駅

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今回お散歩スポットを紹介するのは、田園都市線の青葉台駅。急行を利用すれば渋谷駅へ約28分とアクセスも良好。駅周辺の商店街も充実している上、駅直結の商業施設・青葉台東急スクエアもあり、買い物にも便利です。子育て中のファミリーや長く暮らすシニア世代、近隣大学生のひとり暮らしまで幅広い層に人気のまちです。

ガイドをしてくれるのは、青葉台にゆかりのある3名。青葉台に長く暮らす「横浜あおば小麦プロジェクト」の代表、青葉台で子育て中のママ、青葉台で働く男性、それぞれの目線でのお散歩スポットをご紹介します!

〈青葉台 お散歩スポット〉

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「あおばビール」生みの親、奥山さんの「地元の温かさを感じるお散歩スポット」

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奥山誠さん
青葉台で長年ベーカリーカフェを営み、現在横浜あおば小麦プロジェクト代表、青葉台商店会副会長として地域のまちづくり活動に深く携わる。青葉区産小麦(あおば小麦)を使った「あおばビール」の発起人を務めるなど、食や景観を通じた地域の魅力発信や活性化に尽力している。

2019年に地域住民で命名、桜の名所「桜楽坂」

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桜台公園前交差点から桜台上交差点までの約1.1キロメートル続く直線的な坂の桜並木です。「これほどきれいな並木になぜ名前がないのか」と地域住民で話し合いを重ね、2019年の青葉区制25周年を機に「桜楽坂(さくらざか)」と名付けた、思い入れのある坂です。

春には満開の桜のトンネルができあがり、四季折々の表情で歩く人を楽しませてくれる、青葉台が誇る絶景スポットです。

美しい池を見ながらホッとひと息「桜台公園」

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高台になっており、青葉台のまちを見渡せる

桜楽坂の始点、桜台公園前交差点のすぐ隣にある公園です。丘陵の地形を活かした園内には、美しい池や遊歩道が整備されており、お散歩の途中にほっとひと息つくのにぴったりな場所です。

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3月撮影。夕方には子どもたちの姿も

春には桜楽坂と同様に、桜台公園にも見事な桜が咲き誇り、豊かな緑の中で子どもたちがのびのびと遊ぶ姿が見られます。少し高台になっているため、のんびりとくつろぎながら自然を感じられます。

地域密着で合同イベントも開催!3つの商店会

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青葉台駅前から北側に広がる商店会「青葉台商店会」
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青葉台駅の南側、環状四号線沿いにお店が並ぶ「青葉台南商店会」
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青葉台駅から北へ600メートルほど進んだ先にある「桜台商店会」

青葉台駅周辺には「青葉台商店会」「青葉台南商店会」「桜台商店会」という3つの商店会があります。それぞれ個性豊かで、温かい地域密着のお店が揃っています。最近ではこの3つの商店会が連携し、春には「あおば さくら百景フォトコンテスト」や、お買物や食事を楽しむ「青葉台クルーズ」といったイベントを共同で開催しています。地域全体で連携して活気あるまちづくりに取り組む、人との繋がりを感じられるエリアです。

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「あおばビール Angel With Blue Wings /〜青い羽の天使たち〜」(提供:奥山さん)

そして商店会には、「あおばビール Angel With Blue Wings /〜青い羽の天使たち〜」が提供されている飲食店や酒屋も。青葉区産の小麦を使用し、社会福祉法人の方々が栽培・収穫し、横浜ビール醸造所さんの協力のもと誕生した自慢のビールです。小麦の香りとフルーティーな味わい、穏やかな苦味が特徴です。まちのみんなの笑顔と繋がりから生まれた特別な一杯、お散歩の締めくくりにぜひ味わっていただきたいです。

在住歴10年、青葉台で子育て中のママR.Hさんの「子どもと楽しめるお散歩スポット」

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R.Hさん
30代のママ。子育て開始と同時に青葉台に移り住み、在住歴は約10年。週末は子どもと近所のコーヒーショップに出掛けたり、地元スーパーで見つけた食材で食事をしたりすることが楽しみ。

様々なシーンで使える最新カフェ「serene」

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2025年12月にオープンしたお店です。チョコレート、焼菓子、コーヒー、ワインが楽しめるカフェで、子どもから大人まで、おやつから一日の終わりまで、様々なシーンで楽しめます。お店のご主人と奥様は優しく、1人で訪れてもゆったりとした時間を過ごせますよ。

お散歩のついでに立ち寄ったり、ちょっとした手土産をテイクアウトしたり、近所で外食した後の2軒目としても活躍してくれます。

serene
・所在地:神奈川県横浜市青葉区青葉台2-2-5松本ビル102
・営業時間:12:00~21:30
・定休日:日・月曜日
https://www.instagram.com/serene_socora/

ご褒美的な富士山スポット「田奈町東交差点」

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天気によっては、はっきりと富士山が見えることも!

青葉台幼稚園入口から坂を上がっていくと、天気の良い日には富士山を見ることができます。なかなか急な坂道を登ったあとなので、少しご褒美的な感じでもあります。

絶妙な角度ということもあり、子どもの保育園の送迎時に「今日は見えるかな?」と期待しながら歩いたのが思い出です。まさか青葉台で富士山を拝むことができると思っていなかったので、初めて気がついたときには驚きました。

季節の移ろいを親子で感じられる「花壇」

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10メートルほどの花壇で、ボランティアの方が四季折々の花を育ててくださっています。寺家町方面まで散歩する際の道すがら、立ち止まって花を観察したり、名前を調べたりしながら、子どもと楽しんでいます。道幅も広い場所なので、子どもも安心して観察に没頭できる点もありがたいです。

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ボランテイアの方によって手入れがされている

青葉台で働くK.Mさんの「仕事前後のリフレッシュになるお散歩スポット」

3人目のお散歩ガイド

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K.Mさん
市が尾駅方面からお散歩をしながらの通勤が日課の40代男性。三姉妹の子育て中で、仕事柄、まちの人との交流も盛ん。

青葉台のオアシス「もえぎ野公園」

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毎朝、通勤途中に通る「もえぎ野公園」。中心に大きな池があるのが特徴で、釣りをしてもOK。公園を一望できる開けた景色が好きなんですよね。朝の時間帯は人が少なく落ち着いた雰囲気。仕事前にここを歩くことで、自然とリラックスした気持ちになれます。時折、夕方頃に通ると放課後の子どもたちが集まって遊んだり、釣りをしたり、活気がある雰囲気になります。

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こちらは1月に撮影。冬にはマガモもお散歩

まちの人と自然がつながる場所、「青葉台郵便局」

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花と蜂が描かれた可愛らしいウォールアートが目印の青葉台郵便局。屋上では、2021年より青葉台の地域の方と協働して「青葉台ハニービープロジェクト」という養蜂を行ってます。採れたはちみつは商品化もされているんですよ。あと郵便局の2階、3階は「スプラス青葉台」というコワーキングスペースになっていて、ワークショップや交流会なども定期的に開催。地域の方の憩いの場になっています。

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1987年創業、まちに愛されるソーセージ屋「シュタットシンケン」

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本格ドイツ製法の手作りソーセージが買える『シュタットシンケン』さんは、青葉台で知らない人はいないくらいの名店。ドイツの食肉加工品コンテストで最高金賞も受賞するなど、とにかく美味しいので、絶対に食べていただきたいです!

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店内にはソーセージ、ハム、ベーコン、お惣菜など常時80種類ほどのメニューが並びます。青葉台をはじめ、青葉区内外のさまざまなエリアでのイベント出店も行っており、老若男女に愛されるまちに根付いたお店。青葉台のお土産にぴったりですよ!

シュタットシンケン 青葉台本店
・所在地:神奈川県横浜市青葉区青葉台1-15-7
・電話番号:045-981-5584
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:火・水曜日
https://www.stadt-schinken.net/

明るく穏やか。歩くことでわかる青葉台の魅力

青葉台をよく知るみなさんならではの「我がまち」お散歩スポット、いかがでしたか?

利便性が高いエリアでありながら、自然も多く残る青葉台。地域ぐるみのプロジェクトも活発で、携わる人から愛されているまちです。活気があるけどホッとする。お散歩すれば、そんな明るく穏やかな気持ちになれますよ。

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ライター/菱山恵巳子
カメラマン/Ban Yutaka
編集/ヒャクマンボルト

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

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まちのいいところって、正面からだと見えづらかったりする。だから、ちょっとだけナナメ視点がいい。ワクワクや発見に満ちた、東急線沿線の“まちのストーリー”を紡ぎます。