
贈りたくなるヌガーサンド
ガラス細工みたいにドライフルーツやナッツがきらめくヌガーは、南仏の昔ながらのメレンゲおやつ。それが今、サブレで挟まれ、こんなにしゃれた手土産になった。
まずは、はちみつ(伝統に即して全体の25%入る)、ドライフルーツ、ナッツの「モンテリマール」をかじってみる。さく、もち、ふわり、そしてカリカリとにぎやかなテクスチャー。水分をいいあんばいに飛ばしているようで、ねちっとせず歯切れがいい。
空気をたっぷり抱くヌガ ーは軽やかで、フルーツの甘酸っぱさとナッツの香ばしさが鮮やかに広がる。コーヒーのヌガーには、同じ建物に入る「AOI COFFEE」のブレンド豆を使って。
中深煎りの深みにベリーを合わせて浅煎りのニュアンスを醸し、ヌガーに似合う軽い味わいに。サブレもコーヒー豆入りで、かむほどにコーヒーのアロマが弾けるよう。
アーティストが手がけたカードに、その場でメッセージを書いて添えることもでき、ヌガーがちょっと特別な贈り物になる。
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「ヌガーサンド」は、「モンテリマール」、「コーヒー」のほか、小豆とデーツの甘みと落花生の香ばしさを加えた「抹茶」も。各¥550。菓子監修は「Café Les gourmandises」の大野幸恵さん。ヌガーっぽいデザインの箱や包装紙もかわいい。フォーマルな贈り物には、水引作家によるオリジナル水引とのし紙を選ぶこともできる。
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■FROM NOUGAT SHOP(フロムヌガーショップ)
・住所:大田区上池台2-1-15
・電話無(問い合わせは公式Instagramより)
・営業時間:11:30~15:00
・休:月~水
・Instagramアカウント:https://www.instagram.com/from_nougat_shop/
・洗足池駅より徒歩4分
chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。
(撮影=星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2024年2月号の内容を再編集しています
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「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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