
武蔵小杉駅から徒歩約6分の「中三青果店(ナカサンセイカテン)」は、スタイリッシュな外観が印象的な青果店です。創業は1968年で、50年以上続く老舗。店名の「中三」は「中原区で3番目にできた八百屋」であることが由来しています。
現在、店を運営する山田さんは三代目。店を継ぐことを考え始めたのは、コロナ禍で当時の仕事が停滞していたときでした。将来を見据える中で「家業の八百屋なら、何か面白いことができるのではないか」と思うようになったのだそうです。

「ただ野菜を売るだけではなく、野菜と人をつなぐ新しいスタイルの八百屋にしたい」という思いを胸に、2023年にJR南武線の向河原駅近くから現在の場所へ店を移転。新たな店は、コンクリート壁に木の棚やカウンターが設えられた、おしゃれな雑貨店のような店構えです。


「最大のこだわりは、品質の高さ」と山田さん。近隣の小学校や保育園への配達も行っているため、おいしさはもちろん、安全であることも大事な要素。毎朝4時に市場へ出かけ、先代と共に青果を選びます。
平日に訪れるお客さまの多くは近隣住民で、スーパーマーケットで買い物をする人からも「野菜やフルーツはこの店で!」と思ってもらえるような品質の品ぞろえ。「これは甘い?どんな味?」といった会話も大切にし、お客さまが安心して購入できるように心がけています。

青果だけでなく、全国から取り寄せた選りすぐりのピクルスやジュース、店オリジナルのフルーツポンチなど、青果の加工品や調味料も取りそろえています。そのセレクトは若い世代からも支持され、SNSを見て遠くから訪れる人も多いそうです。

その中でも特に人気なのが、店で作るオリジナルのフルーツポンチ。とびきりおいしい旬の新鮮なフルーツを、甘さ控えめのシロップに漬けたぜいたくな一品です。金・土曜日限定販売なので「週末のご褒美」として購入する人も多いのだとか。販売がない時期や売り切れになることもあるので、来店前に確認や予約がおすすめです。

新丸子で生まれ育った山田さんにとって、武蔵小杉は愛着のあるまち。
「便利で安心して暮らせる、新しいまちでありながら、隣接する新丸子の下町のような温かさも併せ持つ魅力的なまち。他のまちから転入して住む人の多くが、このまちを気に入っているように感じています」と山田さん。

店を移転したのは「大好きなこのまちをもっと盛り上げる一端を担いたい」という気持ちから。2025年、7年ぶりに開催された武蔵小杉周辺の商店街のイベント「びっくり市」についても、復活を喜びつつ「自分が子どもの頃に体験したような、ドキドキしてワクワクするイベントとして盛り上げていきたい」という意気込みも語ります。


「八百屋って面白い!かっこいい!」そんな青果店を目指し、さまざまな取り組みを実施。飲食店とのコラボイベントや、美容室やスニーカーショップなど異業種とのコラボ企画で、野菜やフルーツを使ったオリジナルグッズの制作なども行っています。

「これからも先代、先々代から受け継がれてきた、お客さまとの温かな交流を大事にする姿勢を守りながら、さまざまな形で野菜と人をつないでいきたい」という山田さん。このまちで、野菜メニューをメインにした飲食店の開業も予定しています。
野菜が大好きな人も、そうでない人も「中三青果店」へ足を運んでみませんか。
野菜やフルーツの魅力を目いっぱい感じられて、思わずいろいろ食べてみたくなるお店です。


【営業時間】
11:00〜19:00
定休日:日・祝日
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ホームページでご確認ください。
■Instagram
@nakasan_seikaten
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