
二子玉川駅から徒歩4分ほどの住宅街にある路面店「BLUE POPPY Bakery(ブルーポピーベーカリー)」。
世界的に有名なフランス料理店「ジョエル・ロブション」グループのパン部門で20年以上腕を磨き、日本とニューヨークの店舗ではブーランジェリーの統括シェフを務めた実力派、山口哲也さんが2022年にオープンしたベーカリーです。

山口さんがパン職人の道へ進むことを決めたのは、大学卒業後の進路を考えた時。大学ではパンとは全く違うジャンルを専攻していましたが、「物を作るのが好き、パンが好き」という思いから決めたのだそうです。

「シェ・リュイ」で修業をしながらさまざまな店のパンを食べる中で、群を抜いておいしいと感じたのが、「ジョエル・ロブション」のフランスパン。憧れだった「ジョエル・ロブション」で働けることになり、ジョエル・ロブション氏の片腕にまでになりましたが、ニューヨーク店で力を発揮している最中にコロナ禍の影響で帰国。二子玉川に、自身の店をオープンしました。

店のコンセプトは「ブレッドバザール」。ガラス張りの明るく洗練された店内に、市場(バザール)のように種類豊富なパンがにぎやかに並びます。あれもこれも見るからにおいしそう!!

1日に焼くパンは、30~40種。季節や曜日によってラインアップが変わります。
ロブション仕込みの技術と知識を基に、「ジャンルを問わず、自由に」作るというパンのレパートリーは「無限です!」とのこと。

あおさのりが入った「あおさパン」やトルコのピザ「ピデ」などの珍しいパン、クッキーやカヌレ、スコーンやシナモンロールといったスイーツ系、山口さんおすすめの「カントリーブレッド」など、食べてみたくなるものばかり。

選ぶのに迷って、「次に来た時はあのパンを食べよう」と再訪する人が多いのも納得です。

販売を担当する、山口さんの奥さまのめぐみさんとスタッフのにこやかな接客も好評。おいしい食べ方のアドバイスやお客さまとの会話が、お店に温かな雰囲気をつくりだしています。

二子玉川は、ご夫婦共に学生時代からなじみがあったまち。
「二子玉川は、ハイクラスで洗練されたまちのイメージがあるかもしれませんが、実際は少し違って、気取りのない、温かさがあるまち。お客さまも気さくですてきな方ばかりです」とめぐみさん。
平日は地元や沿線に住む常連のお客さまが多く、休日はSNSを見た人や、土日限定のパンを求めに訪れるお客さまで、行列ができるそう。

近隣のレストランに店のパンを卸すなどで、地域との交流も生まれています。「地域の方々に愛される、そして心に残る店になりたい」と山口さん。
「常連さんをはじめ、お客さまに喜んでもらえるようなイベントなども考えていきたいですね」

テラス席があるので、ドリンクと一緒に焼きたてのパンを楽しむのもおすすめ!
何度も通いたくなる、パン好きさんには、ぜひ訪ねてもらいたいお店です。


【営業時間】
月・木・金曜:10:00~17:00、土・日・祝日:8:00~16:00
定休日:火・水曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
■Instagram
@bluepoppy_bakery_tokyo
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