
心躍る、オーガニック&グルテンフリーの新潮流
「体にいいものを楽しんでもらい、きれいな田も増やしたい」という志から、オーガニックレストラン「キッチンわたりがらす」が始めたのは、無農薬米粉を使うグルテンフリーベーカリー。
直径10cmほどとボリューミーなタルトはチョコがぎっしり! 背徳感すら感じる姿ながら、オーガニック食材で作られている。タルト生地は米粉仕立て。オーガニックで原種に近い米を、米同士をぶつける「気流粉砕」で製粉。米スターチも合わせ、空気をたっぷり含ませることで、堅すぎないサクホロ食感を叶えた。
オーガニックチョコのクリームにはココナッツシュガーを使い、糖度を通常の70%ほどに抑えたというが物足りなさは皆無。むしろ酸味を秘めたチョコの個性が生き、甘酸っぱくビターな甘夏コンフィチュールとの調和が心地いい。
おかげで大きめなのにヘビーすぎず、すっと体になじむ。我慢や代用ではなくおいしいから選ぶ。グルテンフリーは今、こんなに楽しい!
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サクサクきめ細かな米粉タルトに、カカオ71%オーガニックチョコのクリームがとろり。無農薬甘夏コンフィチュールがとろける「甘夏とショコラのタルト」¥700。タルトの食材は季節とともに変わり、甘夏とショコラは2025年5月上旬ごろまでの予定
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■ORGANIC JUNKIE(オーガニックジャンキー)
・住所:渋谷区東3-23-3 猪瀬ビル1階
・電話:090-9615-6565
・営業時間:10:00~24:00
・休:日
・代官山駅から徒歩8分
chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。
(撮影=星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2025年5月号の内容を再編集しています
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
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