都市開発

「選ばれる沿線」であり続けるため、沿線価値の向上を目指し、開発を進めます。
渋谷などの大型開発事業を推進するとともに、環境に優しい街づくりと、沿線活性化に努め、次世代へつながる街づくりを推進します。

複合施設の開発・運営事業

渋谷駅周辺開発プロジェクト

渋谷駅周辺・広域渋谷圏のエリアにおいて、東急グループならではの社会価値提供による、「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した持続性のある街を目指し、渋谷まちづくり戦略「Greater SHIBUYA 2.0」を策定しました。東急グループは、これまで「エンタテイメントシティSHIBUYA」と「広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)構想」の2つのビジョン(以下、「Greater SHIBUYA 1.0」)を掲げ、渋谷駅周辺における再開発プロジェクトや、官民一体で組成した「渋谷駅前エリアマネジメント」の活動、地域イベントへの参画・協力など、さまざまな分野において関係者と協力して、街の課題解決と価値向上に取り組んできました。
 昨今、人口動態の変化やテクノロジーの深化に伴い、消費や移動などの行動様式が変わりつつあります。また、自然災害や資源・エネルギーの逼迫、感染症など、環境問題や新たな社会課題への関心が高まっています。そうした新しい社会のニーズに適応したまちづくりを進めるため「Greater SHIBUYA 1.0」を継続しつつ、さらに進化・深化させた新戦略「Greater SHIBUYA 2.0」にて、渋谷をさらに魅力ある街にするため、具体的な施策を推進します。

Greater SHIBUYA 1.0

渋谷の強みとしてあげられるのが、魅力ある周辺エリアの存在。原宿、青山・表参道、恵比寿、代官山など、個性豊かな街が徒歩圏で結ばれており、国立競技場やNHK、多数の大学など文化・学術機関もあります。この恵まれた環境を生かし、新しいプロジェクトや文化を世界に向けて発信し続けることで、持続的に成長する都市圏をつくり出す取り組みが「広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)構想」です。
 この広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)構想と、さまざまなエンタテイメントの集積を目指す「エンタテイメントシティSHIBUYA」というビジョンのもと、観光客やワーカーをターゲットとしたまちづくりを推進し、「働く」「遊ぶ」「暮らす」の3要素が融合する仕掛けをつくっていくことで、エリアとしての魅力を高めてきました。

渋谷まちづくり戦略 “Greater SHIBUYA 2.0”

新しい社会のニーズに適応したまちづくりを機動的に進めるため、これまでの「Greater SHIBUYA 1.0」を継続しつつ、さらに進化・深化させた新戦略「Greater SHIBUYA 2.0」を策定しました。

渋谷型都市ライフの提案

「働く」「遊ぶ」「暮らす」の3要素の融合と、その基盤となる「デジタル」「サステナブル」に取り組むことで相乗効果を創出。それぞれに有機的なつながりを持たせ、渋谷で楽しく快適に過ごし、「自分らしい生き方」や「人・自然・社会が調和した豊かさ」が実感できる「渋谷型都市ライフ」の実現を目指します。とりわけ「働く」「遊ぶ」「暮らす」の3要素については、自分で過ごし方を選べる時代にふさわしい選択ができるよう、「働く=Flexible」「遊ぶ=Touchable」「暮らす=Switchable」というキーワードを設定し、さまざまな取り組みを推進していきます。

渋谷駅周辺の整備

渋谷駅周辺は、線路や道路によって街が分断され、駅構内も各鉄道会社による移設や増改築などで複雑化していました。今回の開発では、より便利な街を目指して動線を改良。駅周辺に広がる歩行者デッキの設置や、施設周辺で立体的な歩行者動線「アーバン・コア」の整備を行うなど、回遊性の向上を図っています。駅構内ではJR線と東京メトロ銀座線のホーム移動により、地下化した東横線や東京メトロ副都心線との乗り換えが便利になりました。

渋谷駅東口雨水貯留施設の内部「渋谷駅街区土地区画整理事業共同施行者」提供)

また、街の安全性を高めるため、防災機能の強化にも取り組んでいます。老朽化した施設やビルの代わりに耐震性の高い大規模ビルを建設し、帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫を準備しています。さらに水害にも強い街を目指し、谷地形のため浸水や冠水の被害を受けやすい駅の地下に雨水貯留施設を整備しました。
 このほかにも、官民連携により渋谷川の再生や東横線線路跡地を遊歩道「渋谷リバーストリート」として整備するなど、快適な空間を誕生させています。

渋谷駅東口地下広場の整備

「渋谷駅前エリアマネジメント」提供

渋谷駅宮益坂中央改札付近に位置する東口地下広場の整備を行い、交通結節機能を強化しました。情報発信とにぎわいを生み出す観光案内機能を有したカフェや都バス案内所なども設置され、利便性がより高まっています。

渋谷駅周辺開発全体図

渋谷ヒカリエ

2012年4月開業

延床面積:約 144,000㎡

当社のDNAともいうべき「東急文化会館」の跡地に建てられた地上34階、地下4階の高層複合施設です。低層部は東急百貨店が運営する「ShinQs(シンクス)」をはじめとした商業施設、高層部はオフィスになっており、中層部にはミュージカル劇場「東急シアターオーブ」や駅直結の大型イベントホール「ヒカリエホール」、新しいクリエイションの可能性を探るクリエイティブスペース「8/(ハチ)」などの文化施設を配置しています。
 2021年7月には宮益坂と並行して整備された歩行者デッキ「ヒカリエデッキ」がオープンし、渋谷駅東口エリアの歩行者ネットワークが拡充されました。

渋谷キャスト

2017年4月開業

延床面積:約 35,000㎡

「遊ぶ、働く、住む」人の創造力を誘発すべく、クリエイターの交流・連携を創出するシェアオフィスや、多様な都心居住を促進する賃貸住宅、にぎわいと憩いの場となる広場や多目的スペースなどを持つクリエイティブ活動の拠点です。

渋谷ストリーム
「渋谷ストリーム」提供

2018年9月開業

延床面積:約 116,000㎡

旧東横線渋谷駅のホーム、線路跡地などに開業した地上35階、高さ約180mの大規模複合施設です。低層部では、国道246号を跨ぐ旧東横線渋谷駅の高架部分を渋谷駅と直結する歩行者デッキとして再利用し、アーバン・コアや代官山方面へとつながる遊歩道の整備などを行うことで利便性向上を図っています。また、建物の正面を流れる渋谷川を官民連携により再生するとともに、広場と緑豊かな約600mの遊歩道を整備し、にぎわいと潤いのある水辺空間を創出しました。

渋谷ブリッジ

2018年9月開業

延床面積:A棟 1,280㎡ B棟 4,360㎡

渋谷ストリームからつながる約600mに渡って官民連携により整備された渋谷川沿いの遊歩道の先に位置し、A棟の保育所、B棟のホテル・店舗・オフィスからなる複合施設です。待機児童や訪日外国人受け入れなど、地域のニーズに応え、多世代・異文化を「橋渡し」するとともに、渋谷と代官山エリアをつなげ、渋谷駅南側エリアの回遊性とにぎわいを創出し、広域渋谷圏の魅力向上や、渋谷が「日本一訪れたい街」となることを目指します。

渋谷スクランブルスクエア
「渋谷スクランブルスクエア」提供

第Ⅰ期(東棟)2019年11月開業/ 第Ⅱ期(中央棟・西棟)2027年度開業(予定)

延床面積:約 276,000㎡

渋谷スクランブルスクエアは、東棟、中央棟、西棟の3棟からなる大規模複合施設です。2019年11月に開業した、地上47階、高さ約230mからなる第Ⅰ期(東棟)の外壁には、東京都の特例許可を得て設置した、建築デザインと融合し特徴的な形と約780㎡のサイズを有する超大型ビジョン、最上部には、超高層ビルの屋上を全面的に活用したものでは日本最大級の規模を誇る屋上展望空間を有する展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」が設置され、名実ともに街の新しいシンボルとなっています。高層部は渋谷最大級の広さを誇るハイグレードオフィスで、全フロアから都心の眺望を堪能できます。中・低層部には、「世界最旬宣言」をビジョンに掲げる大型商業施設のほか、社会課題解決に向けた新たな付加価値を創造する共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」を備えています。

「渋谷スクランブルスクエア」提供
渋谷二丁目17地区
「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」提供

2024年度上期開業(予定)

延床面積:約 44,500㎡

渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階建ての複合施設の整備を行います。1階~4階の低層部には商業機能などを配置し、敷地内の広場と一体的に整備することで、新たなにぎわい拠点を目指します。5階~23階は、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィスを提供します。
 また、渋谷駅や青山通りなどをつなげる多層な歩行者ネットワークや、坂道による縦移動を改善した立体的な屋内広場を整備することで回遊性を高めるとともに、敷地面積の約35%を活用し、植栽などを配した潤いある3つの屋外広場やオープンスペースを設置。歩行者ネットワークや屋内広場と連続したにぎわいと交流の場を創出します。

Shibuya Upper West Project
外観イメージ Image by Proloog / Copyright:Snøhetta

2027年度竣工(予定)

延床面積:約 117,000㎡(Bunkamuraを含む)

東急グループとL Catterton Real Estate(エル キャタルトン リアルエステート)のパートナーシップにより推進するこのプロジェクトは、渋谷のにぎわい、松濤の静謐な住宅地、独自のカルチャーが息づく奥渋エリアの結節点に位置し、「Tokyo's Urban Retreat」というキーコンセプトのもと、都会の喧騒の中に安らぎとくつろぎを提供します。洗練されたライフスタイルを提案するリテール、ワールドクラスのスモールラグジュアリーホテル、ハイクオリティな都市型居住を実現する賃貸レジデンスを中心に、Bunkamuraとの融合により渋谷の新しいランドマークを目指します。

渋谷の街の魅力づくり「SHIBUYA+FUN PROJECT」

官民連携で、渋谷の街の魅力づくりに取り組む「渋谷駅前エリアマネジメント協議会」と「一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント」に参画し、渋谷を「世界に開かれた生活文化の発信拠点」とするため、渋谷駅前の公共空間に掲出した屋外広告物の収益でまちづくり活動を実施する社会実験を推進しています。2020年10月には、渋谷駅ハチ公広場の「青ガエル」の跡地に、新観光案内所「SHIBU HACHI BOX(シブハチボックス)」が開業しました。

渋谷駅をもっと便利に

渋谷駅周辺フリーWi-Fi 「SHIBUYA Wi-Wi-Fi」

「一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント」と連携し、渋谷駅前の広場や周辺の商業施設などで便利にご利用いただけるフリーWi-Fiサービス「SHIBUYA Wi-Wi-Fi」を提供しています。

SHIBUYA Wi-Wi-Fiの参画施設が対象。対象施設は順次拡大予定。

WANDER COMPASS SHIBUYA東急東京メトロ渋谷駅観光案内所

日本政府観光局(JNTO)認定の観光案内所です。英語対応可能なスタッフが常駐し、渋谷駅構内・周辺の情報提供をはじめ関東近郊の観光案内を行っています。また、オンラインを活用したツアー、情報案内やイベントスペースの活用による地域PR支援も実施し、地域送客支援も行っています。

南町田グランベリーパーク

2019年11月にまちびらきをした南町田グランベリーパークでは、駅周辺に位置する鶴間公園と、2017年に閉館したグランベリーモール跡地を中心に、官民が連携して都市基盤・都市公園・商業施設・駅などを一体的に再整備したまちづくりを行いました。
 引き続き都市型住宅整備など周辺開発を計画、推進しています。

グランベリーパーク

施設コンセプトを「生活遊園地~くらしの『楽しい』があふれるエンターテイメントパーク~」とした商業施設です。アウトレットやグルメ、エンターテインメントなど、個性豊かな244店舗(2022年3月現在)が出店しています。

鶴間公園

南町田グランベリーパーク全体俯瞰

パークライフの中心となる2つの芝生広場や、身体を気持ちよく動かして健康になるスポーツエリアと運動広場、子どもたちが楽しく遊べる3つの「あそびば」など、「心と身体が健康になり『日常生活+α』が楽しめる公園」として生まれ変わりました。

パークライフ・サイト

公園と商業施設をつなぐまちの中央に位置し、スヌーピーミュージアム、子どもクラブ、まちライブラリー、カフェなどで構成されています。スヌーピーミュージアムは、六本木にあった旧ミュージアムの約2倍の規模で展開しています。

駅リニューアル

南町田グランベリーパーク駅

駅のリニューアルを行い、公園や商業施設と融合した開放的な駅空間にするとともに、エスカレーターやホームドアを設置し、安全性と利便性の向上を図っています。また「南町田」駅から「南町田グランベリーパーク」駅に改称し、平日も急行列車の停車駅になりました。

LEED ND(まちづくり部門)・LEED NC(新築部門)ゴールド認証取得

「LEED ND」では、シームレスな街の構造や、エリア全体で取り組んだグリーンインフラを生かしたランドスケープデザインが、「LEED NC」では、街の高揚感を感じられる開放的な駅舎を実現しながら、効率的な雨水の再利用やエネルギー効率化を図った点が評価され、ともに駅施設を含む開発では国内初のゴールド認証を取得しました。

LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会によるグリーンビル認証システムです。

歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)
外観写真

東急グループ一丸となって新宿歌舞伎町エリアで開発を進めている「東急歌舞伎町タワー」が、2023年4月に開業します。地上48階・地下5階、約225mの超高層複合施設で、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などを整備し、まちの核となる新たな都市観光拠点を創出します。映画館「109シネマズプレミアム新宿」は東急レクリエーションが、劇場「THEATER MILANO-Za」やライブホール「Zepp Shinjuku( TOKYO)」などのエンターテインメント施設は、当社と東急レクリエーション、ソニー・ミュージックエンタテインメントの3社が出資するTSTエンタテイメントが運営を行います。
 東急ホテルズが運営する2つのホテル「HOTEL GROOVE SHINJUKU」と「BELLUSTAR TOKYO」では、世界のエンターテイナーから、新しい都市体験を期待するグローバルツーリストまで幅広くお迎えします。
 また、空港連絡バスの乗降場整備や、西武新宿駅前通りのリニューアルなどを実施するとともに、隣接するシネシティ広場を中心とした公共空間と本施設が一体となり、「歌舞伎町タウン・マネージメント」などと連携してエリアマネジメントを実施し、街の回遊性とにぎわいを創出することで、国際観光都市東京・新宿・歌舞伎町のさらなる魅力向上に貢献します。

PPP/PFI事業への取り組み

渋谷区立北谷公園
渋谷区立北谷公園

当社を代表企業として、CRAZY AD、日建設計から構成される「しぶきたパートナーズ」は、渋谷区内初のPark-PFI事業の指定管理者に決定され、2021年4月に「渋谷区立北谷公園」を開園しました。
 公園内に新たに設置された2階建ての建物内には「BLUE BOTTLE COFFEE」が出店し、建物横に併設する屋根付き広場は、カフェスペースとしての利用のほか、展示会やワークショップなど、天気を問わず、幅広いイベントを実施し、にぎわいを創出します。
 日常的な憩いの場として安全安心な公園環境を提供するとともに、クリエイティブで感度の高い地域プレイヤーが豊富であるという地域特性を生かして、コンテンツやノウハウを活用しながら神南・宇田川エリア一帯を巻き込んで多くの力を結集し、より魅力ある公園、エリア価値向上を目指します。

こすぎコアパーク
こすぎコアパーク

川崎市と当社は国内初となる都市公園リノベーション協定を締結し、2021年10月にこすぎコアパークをリニューアルしました。この協定は都市再生整備計画におけるまちなかウォーカブル区域の特例制度であり、駅前空間と公園が一体となったことでシームレスで歩きやすい空間が生まれ、地域とつながる街の新たなリビングとなりました。公園内でのテラス席やベンチでもくつろげる空間となり、新たに2つの店舗がオープン。
テラスのある2階建てのメルボルンスタイルのカフェダイニングと気軽に楽しめる焼き鳥スタンドがあり、その場でテイクアウトも楽しめる場所となっています。

等々力緑地
整備後のイメージ①
整備後のイメージ②

 当社、富士通、丸紅、オリックスほか5社が共同出資により設立した川崎とどろきパーク株式会社は、2023年4月より等々力緑地の運営・維持管理業務等を開始しております。
 本事業は、民間資金を活用して公共事業を実施する手法(PFI 法)に基づき実施しており、等々力緑地の運営を担いながら、等々力陸上競技場の球技専用スタジアム化やとどろきアリーナの建替えなど等々力緑地の再整備を実施していきます。
 当社グループは、これまで培った空港運営事業、まちづくり、交通事業、スポーツ施設運営事業等の経験、ノウハウを活用し人的資源の提供等、本事業を支援し、東急線沿線にスポーツを軸とする新たなエンターテイメント拠点の創造に貢献していきます。

沿線を中心とした街の活性化事業

地域や行政と共に行うまちづくり

沿線の街の課題解決や活性化といったさまざまな取り組みを、当社だけでなく、地域の人々との連携や、行政との協定締結によって、推進していきます。

【たまプラーザ・青葉台】次世代につなぐ、未来のまちづくり 「次世代郊外まちづくり」

2012年4月に横浜市と締結し、2017年4月および2022年4月に更新した「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定に基づき、多摩田園都市を含めた郊外住宅地が抱えるさまざまな課題(高齢化、人口減、老朽化、コミュニティの希薄化など)を、産・学・公・民の連携、協働によって解決し、持続可能なまちづくりを推進するプロジェクトです。
 「コミュニティ・リビング※」の具現化を目指し、2017年5月には「次世代郊外まちづくり」の情報発信や活動拠点の場として「WISE Living Lab」を開設。また、2018年10月には、分譲マンション「ドレッセWISEたまプラーザ」の低層部に「多世代コミュニティ交流機能」「身近な就労機能」「子育て支援機能」が導入された地域利便施設「CO-NIWAたまプラーザ」を整備するとともに、「一般社団法人ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツ」を設立し、同施設を拠点としたエリアマネジメント活動にも取り組んでいます。
 さらに「自律分散型都市構造」の実現を目指し、地域課題の解決をテーマにした起業や社会活動への参加につなげる支援や、「働く場」の創出、企業活動との連携などの取り組みを進めています。2021年度には青葉台郵便局の空き区画を活用した会員制の地域交流拠点、働く場「スプラス青葉台」を開業しました。2012年から取り組んだ10年間の活動成果を踏まえ、今後は「田園都市で暮らす、働く、楽しむ」をテーマに自由で豊かな新しいライフスタイルの実現を推進します。

スプラス青葉台で行ったトークフェスタ

住まいから歩ける範囲内に暮らしに必要な機能が整い、誰もが安心して住み続けることができるまちの姿。

【多摩田園都市】nexus構想

 当社は2022年、多摩⽥園都市エリア(⽥園都市線梶が⾕駅〜中央林間駅)のうち、横浜市⻘葉区・川崎市宮前区周辺において、⽣活者起点で取り組む新たなまちづくり「nexus(ネクサス)構想」を始動しました。昨今の世の中の変化により人々の生活スタイルが変わり、郊外での滞在時間の増加や、⽣活に⾃然とのつながりを求める声が⾼まりを見せています。この構想は、郊外における⽣活者起点での⾃由で豊かな暮らしを実現するために、住む・学ぶ・働く・遊ぶといった、⽣活が⾃然や農と融合した「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を⽬指すものです。この構想の推進にあたっては、当社単独で取り組むのではなく、共感をいただいた行政や企業をバディ(仲間)と捉え、多様なバディと連携し生活者起点のサステナブルな地域ネットワークを構築します。
 第1弾として2022年4⽉に川崎市と横浜市の市境近辺にある虹ヶ丘団地、すすき野団地エリアに「nexusチャレンジパーク早野」を開業しました。敷地内にシェアリング型のコミュニティーIoT農園や焚き火エリア、イベントスペースなどの多目的利用が可能な空間を作り、地域住民が日常的に自由に活用できる場としても運営し、住民に加え地域の農家や学校、そして企業や行政などのバディが集まってつながり、生活者起点での魅力的な街の仕掛けづくりに挑戦しています。
 今後も多摩⽥園都市エリア内の複数にわたる対象地域において、それぞれの地域の特徴を⽣かしながら「農と⾷」「資源循環」「エネルギー」「モビリティ」「ウェルネス」「教育」の6つのサステナブルテーマを定め、実証実験や事業化を段階的に展開していきます。

nexus チャレンジパーク早野
【大井町】街のコミュニティー形成拠点の開設

沿線の重点エリアの1つである大井町エリアにおいて、街のコミュニティー形成拠点となるカフェ「PARK COFFEE」を、2021年10月に開業しました。この施設は当社が所有する土地に新たに建物を新築し、1階部分をカフェ、2階部分は事務所として運営しています。店舗内装には、東急線車両の座席の一部や手すりなどの廃棄部材や木造旧駅舎の廃材を活用するほか、カフェスタッフのエプロンには鉄道の技術服をリメイクしたものを使用するなど、環境負荷軽減に取り組むとともに、子どもから大人まで楽しむことのできる空間を提供します。
 またカフェに併設したコミュニティースペースでは、毎月さまざまなイベントの実施を予定しており、地域の情報交換や地域応援の取り組みなどを通じ、大井町の未来を創出するコミュニティー形成を推進します。また、フードロス削減や子育て支援などの社会課題をテーマとした定期的なイベントの開催により、循環型社会への取り組みを積極的に推進していきます。

PARK COFFEE
【藤が丘】藤が丘駅周辺の新たなまちづくりの推進に関する協定
北東側からの鳥瞰イメージ
南西側からの鳥瞰イメージ ※2023年3月公表の(原案)時点

 豊かな緑に囲まれ、人にやさしく、多世代が元気に暮らせるまちづくりの実現に向けて、「駅前施設・病院・公園」が一体となった新たなまちづくりに取り組むため、横浜市、昭和大学とまちづくり推進に関する協定を2018年10月に締結しました。
 この協定の締結により、横浜市・当社・昭和大学の三者が連携して、老朽化した駅前施設や、耐震化・医療の高度化に向けた再整備が必要な昭和大学藤が丘病院などの機能更新や、対象地域の道路・公園・駅前広場などの都市基盤施設を含めた魅力ある空間形成に向けた計画づくりに取り組んでいます。
 基本的な計画を「藤が丘駅前地区再整備基本計画」として取りまとめており、2020年4月(素案)、2021年4月(原案)(案)の公表を経て、2023年3月に(原案)を公表しました。2024年度以降「具体的な事業の実施」を目指しています。

【新綱島】新駅整備と併せたまちづくり
外観イメージ

東横線綱島駅の東側のエリアでは、2023年3月開業予定の東急新横浜線「新綱島駅」の新駅整備と併せて、土地区画整理事業(市施行)との一体的施行で実施する市街地再開発事業が推進されています。
 この事業は、新駅周辺にふさわしいにぎわいの創出、新たな文化芸術活動の場となる区民文化センターの設置、周辺地域のさらなる安全・快適性に寄与することを目的に、新綱島駅前地区市街地再開発組合が施行者として事業推進しており、当社はこの再開発組合の権利者および参加組合員として参画しています。さらに新綱島駅周辺エリアでは、地権者さまの土地活用事業のコンサルティングも行っており、一体的な視点でまちづくりに取り組んでいます。

【鷺沼】鷺沼駅前地区 第一種市街地再開発事業

鷺沼駅周辺地区は「川崎市総合計画」(2022年3⽉)において、地域⽣活拠点として「社会変容を踏まえつつ、駅を中⼼に多様なライフスタイルに対応した都市機能集積及び交通結節機能の強化を図り、宮前区全体の活性化を促す“核”としての地域⽣活拠点の形成に向けた取り組みを推進」する地区に位置付けられています。
 この事業は、これらの方針にのっとり、交通広場の拡充による交通結節機能の強化や、多様な都市機能が立体的に複合した市街地の整備を図るため、鷺沼駅前地区再開発準備組合が主体として事業を推進しており、当社は当準備組合を事業協力者として支援しています。

二子玉川でのまちづくり

働きたい街「二子玉川」

豊かな自然に囲まれた二子玉川ライズ

二子玉川は、2015年の第2期事業完成以降、豊かな自然と調和した都心にはない魅力を持った街として人気を集め、来街者が飛躍的に増加しました。さらに、二子玉川ライズ・タワーオフィスに約1万人が新たに就業したことにより、エリア内の就業者数が大幅に増加し、駅乗降客数、商業施設の利用者増加などの波及効果を生んでいるほか、商業施設、シネマコンプレックス、フィットネスクラブ、ホテルなどを有する複合用途施設内での新しいワークスタイルが創出されています。
 今後も、「住むひと、働くひと、訪れるひと」など、さまざまな人々が集い、行き交う多様性のある街として、新しい価値を生み出し続けます。

二子玉川ライズ・ショッピングセンター

二子玉川ライズ・ショッピングセンター

2011年開業のタウンフロント、リバーフロント、ステーションマーケットの各ゾーンに加えて、2015年に日本初上陸の店舗やお客さまが体験したことのない新しいライフスタイルを提案する店舗、最新設備を備えたシネマコンプレックスなど、話題性あふれるコンテンツを加えグランドオープンしました。
 2019年には、日本ショッピングセンター協会が主催する「第8回日本SC大賞」にて最高位となる金賞を受賞するなど、お客さまにとってお買い物の場のみならず、時間を楽しむ場としての認知やご利用も進み、好循環を生み出しています。
 2021年3月には開業10周年を迎え、“もっともっとより、ずっとずっと。FUTAKO LOVERS”をテーマとして、さまざまなイベント・活動を実施しています。

横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
外観イメージ

「横浜駅きた西口鶴屋地区」は、第12回東京圏国家戦略特別区域会議において、全国初の国家戦略住宅整備事業※として容積率の緩和を活用し、内閣総理大臣の認定を受けました。この事業の主体である横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合は、2021年10月にこの事業の施設名称を「THE YOKOHAMA FRONT」に決定。当社はこの再開発組合の一員として、事業を推進しています。
 この施設は総戸数459戸のレジデンス「THE YOKOHAMA FRONT TOWER」をはじめ、国際交流機能や情報発信機能、文化機能を備えたグローバルスカイコモンズ、ホテル、サービスアパートメント、商業施設などで構成され、グローバル企業誘致に貢献する充実した生活環境を整備、提供します。これにより、横浜都心臨海部において、次の時代の活力となる都心機能の強化を狙うとともに、国際的ビジネス拠点機能をさらに高めていきます。

国家戦略住宅整備事業:容積率を緩和することにより、国家戦略特別区域内において産業の国際競争力の強化および国際的な経済活動の拠点の形成を図るために必要な住宅の整備を促進する事業。

沿線の資産活用

オーナーが保有される土地それぞれに最も有効な活用を行い、沿線価値向上につなげることを目指しています。オーナーの課題に対し、これまで培ってきたまちづくりのノウハウや東急グループのネットワークを生かして、賃貸住宅、オフィスや商業施設の新築やリノベーションなどの企画・運営、資産置き換え、土地売買仲介など、多彩なメニュー・手法からご提案。企画段階からリーシング、運営に至るまでトータルでサポートし、オーナーのさまざまなご要望にお応えしています。
 今後も沿線オーナーとの関係構築を深め、さまざまな不動産開発スキームの構築と実行を通して、オーナーと当社によるまちづくりを推進していきたいと考えてい ます。

オフィスの開発・運営事業

渋谷を中心としたオフィス展開

東急グループの本拠地である渋谷を中心に、さまざまな用途・規模のビル開発・賃貸運営や鉄道用地を含めた保有資産の有効活用など、不動産価値の最大化を図っています。
 渋谷では、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、セルリアンタワー、渋谷マークシティなどの大型複合施設を保有しており、ハイグレードオフィスの提供だけでなく、併設された商業施設や文化施設によって、街の活性化に寄与しています。2012年開業の渋谷ヒカリエは、18フロア・延べ約15,000坪のハイグレードオフィスに加え、約230店舗からなる商業施設「ShinQs(シンクス)」、渋谷エリア最大級の広さのイベントホールやバラエティ豊かなカフェ&レストランフロア、さまざまなイベントを展開できる場所を備えたクリエイティブスペース「8/(ハチ)」、ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」などで構成されており、人・モノ・情報のコミュニケーションを通じて、一歩先のビジネスを生み出す渋谷ならではの施設となっています。
 東京都心部においても、溜池山王駅直結の高層複合ビルで、高いセキュリティー性能を備え眺望・採光に優れたオフィスと、ラグジュアリーホテル「ザ・キャピトルホテル東急」などで構成された「東急キャピトルタワー」や市ヶ谷駅至近に位置する「東急番町ビル」など、ビル事業を積極的に展開しています。

エリア別オフィス賃貸可能面積(当社持分換算)

プロパティ・マネジメント受託
Q FRONT

長年にわたるオフィスビル・商業施設のビルオーナーとしての運営管理ノウハウを活用し、東急リアル・エステート投資法人(TOKYU REIT)など外部からビルのプロパティ・マネジメント(運営管理)業務の受託を積極的に推進しています。
 2021年3月現在、渋谷スクランブル交差点前の「Q FRONT」、渋谷明治通り沿いに位置する商業施設「cocoti」など渋谷周辺の施設に加え、虎ノ門や新宿などにおいてもオフィス・商業施設を多数受託しています。設備管理・清掃・警備から、修繕・改良工事の実施、東急グループの幅広いネットワークを活用したテナント募集、中長期修繕計画や年間の運営計画の策定まで、総合的な運営管理サービスをビルオーナー、投資家などの委託主に提供し、資産価値向上に努めています。

法人企業相乗り型会員制サテライトシェアオフィスサービス「NewWork」
NewWork 武蔵小杉

働き方の多様化に対する関心の高まりを背景に、自宅近くや都心で、便利で快適に執務できる法人会員制サテライトシェアオフィスを全国に展開しています。テレワークを導入する企業を対象に、業務効率向上や人材確保、本社コスト削減、通勤時の混雑回避などといったニーズに対応した事業を行っています。
 2022年7月1日現在、全国の店舗ネットワークは389店舗(直営店:109店舗、ホテル客室:49施設、提携店:118店舗、提携個室ブース:113施設)を展開しており、約450法人、30万人以上のお客さまに会員登録をいただいています。今後もますますテレワークへのニーズが高まっていく中、お客さまのさらなる利便性向上を目指し、首都圏だけではなく、全国の主要都市も含め店舗網を拡大していきます。

商業施設の開発・運営事業

駅周辺商業施設の開発・運営

沿線の主要駅を中心に駅周辺商業施設の開発・運営を進めています。「たまプラーザテラス」「武蔵小杉東急スクエア」「青葉台東急スクエア」などのショッピングセンターは、連結子会社の東急モールズデベロップメントが運営し、また、SHIBUYA109はSHIBUYA109エンタテイメントが運営しています。

鉄道用地などの有効活用

駅や駅周辺の開発に合わせて鉄道施設の上部や用地の活用も積極的に行い、沿線の魅力づくりに取り組んでいます。2015年4月には、渋谷~代官山間の東横線線路跡地に「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」をオープン。花と緑に囲まれ、都心にありながら気持ちの良い空気を感じられる新しい形の商業空間に生まれ変わりました。

高架下の活用

鉄道高架下の活用も進めており、学芸大学、都立大学などに特色のある飲食店を誘致するとともに、街に必要な保育園などのサービス機能も展開しています。また、2016年11月に東京メトロと共同で「中目黒高架下」(中目黒駅)を、2019年6月には、「新丸子駅~武蔵小杉駅高架下店舗」を開業しました。2021年7月にも東横線学芸大学駅高架下の「学大市場」をリニューアルオープンするなど、今後も開発を進めていきます。

etomo(エトモ)

駅直結のコミュニティー型商業施設ブランド「etomo(エトモ)」は、これまで個店単位で運営を行っていた店舗を一体運営することで、駅のにぎわいを創出し、街中へと広げていくことを目指します。現在13施設を展開しており、2021年3月に「エトモ池上」がオープンしました。今後も駅ごとの特色に合わせた施設運営で、駅や街の魅力向上を進めます。

東急線沿線エリアの主な商業施設

住宅関連の開発・運営事業

多様な住まいのご提案

沿線の成熟化につれて、お住まいの皆さまの価値観やライフスタイルも変化しています。若年世代からシニア世代までが、安心して住むことができる環境づくりを行うことで、「日本一住みたい沿線」を目指していきます。

マンションブランド「ドレッセ」

 当社の住まいづくりは「創造性」「居住性」「安全性」をコンセプトとしています。機能性や合理性だけではなく、上質な生活環境の創造に取り組み、街の未来を見据えて美しく調和する住まいを創造します。
 2021年からは「ドレッセタワー新綱島」「ドレッセタワー武蔵小杉」「ドレッセタワー南町田グランベリーパーク」のタワー3物件をはじめ、東急線沿線を中心に、当社の住まいづくりにおけるコンセプトを体現したマンション開発を積極的に展開し、引き続きより豊かな暮らしの場を提供します。

ドレッセタワー南町田グランベリーパーク(外観イメージ)
一棟まるごとリノベーションマンションブランド「ドレッセReno」

2017年に一棟まるごとリノベーションマンション事業として新ブランドを立ち上げました。老朽化した建物をリノベーションすることで、建物の安全性を確保するとともに、良好な街並みの維持、また空室解消による街の活性化に貢献していきます。リノベーションならではの個性的なデザインと自由度の高さを特徴に、新築とは違った住宅の魅力を訴求していきます。

ドレッセReno青葉台
戸建住宅ブランド「ノイエ」

戸建住宅事業では、「ノイエ」シリーズを展開しています。周辺環境に配慮し、美しい街並みの形成を目指した外観デザインと安らぎや居心地の良さ、使い勝手を追求したプランニングで、ゆとりある上質な暮らしの実現を目指しています。2022年秋より、家族構成やライフスタイルの変化に応じて間取りをカスタマイズできるほか、一部の区画で創エネの住宅として太陽光・蓄電池システムを導入した「ノイエあざみ野コートヴィラ」の販売開始を予定してます。

大規模戸建てプロジェクト「MINANOBA VILLAGE(ノイエあざみ野コートヴィラ)」
コンセプトビジュアル
賃貸住宅ブランド「スタイリオ」

 「賃貸住宅は、もっと自由に、もっと楽しく。」をコンセプトに、一度はこんな街に住んでみたい、一度はこんな暮らしがしてみたいという思いをかなえるために、さまざまな暮らしのニーズに応えられる住まいを沿線中心に展開しています。
 賃貸住宅ブランド「スタイリオ」は、駅近で高品質志向のプレミアム賃貸住宅「スタイリオ」、気軽に安心できる住まいを求める人のためのスタンダード賃貸住宅「スタイリオフィット」、シェア型賃貸住宅の「スタイリオウィズ」、コンセプト賃貸住宅の「スタイリオX」、学生向け賃貸住宅の「スタイリオネスト」による5つのシリーズから構成されています。
 直近では、2022年に「スタイリオ蒲田Ⅱ」、「スタイリオネスト駒場東大前」が開業しており、今後も働き方や住まい方の変化に合わせた住まいを提供していきます。

スタイリオ蒲田Ⅱ
シニア世代向け住宅事業「東急ウェリナ」「東急ウェリナケア」

沿線都内地域で5施設を運営しています。介護付き有料老人ホーム「東急ウェリナ大岡山」は、大岡山駅と東急病院が目の前という好立地の約3,000坪の敷地で、建物を取り囲む緑豊かな庭園と、ラグジュアリーホテルを思わせる共用施設を備え、ゆとりと品格に満ちた住まいです。サービス付き高齢者向け住宅「東急ウェリナ旗の台」は、お元気な方から介護の必要な方まで、安心して暮らせるシニアレジデンスです。
 「ウェリナケア」シリーズは、主に要介護の方向けの介護付き有料老人ホームです。開業済の「東急ウェリナケア尾山台」および「東急ウェリナケア自由が丘」に加え、2020年3月には、新たな施設「東急ウェリナケア旗の台」がオープンし、より手厚い介護サービスを付したぬくもりのある住まいを提供しています。
 「ウェリナ」「ウェリナケア」両シリーズとも質の高い施設のしつらえとサービス水準で、お住まいのお客さまからも高い評価をいただいています。

東急ウェリナ大岡山 (庭園)
東急ウェリナ旗の台
東急ウェリナケア自由が丘
東急ウェリナケア旗の台
介護・デイサービス事業「オハナ」

日常生活の中で心身の健康を保ち、生活の潤いも増す、自立支援型デイサービスです。ラウンジなど心地よい空間が広がる店舗内で、日常生活をさらに楽しむための身体機能回復プログラム、「やりたいこと」を自分で選択できるきめ細かいサービス、選べる食事、身体の状態に合わせた入浴サービスなどが利用できます。
 現在、東急線沿線を中心に店舗展開しています。各店舗とも、質の高いきめ細かなサービスにより、お客さまにご好評をいただいています。

  • オハナ妙蓮寺
  • オハナ柿生
賃貸住宅サービス事業「Re-rent Residence(リレントレジデンス)」

2021年6月、外泊すると家賃が下がる多拠点生活者向け賃貸住宅「Re-rent Residence 渋谷」の賃貸を開始し、2022年3月には「Re-rent Residence 押上」を開業しました。入居者が外泊時に自分の部屋をホテルとして貸し出すことにより、家賃が外泊数に応じて減額するシステムで、入居者は浮いた家賃でほかの場所での居住・宿泊が可能になります。今後も拡大展開することで、多様化する暮らしへのニーズに応じた自由で豊かな暮らしの実現に貢献していきます。

Re-rent Residence 渋谷
快適な暮らしのお手伝い「住まいと暮らしのコンシェルジュ」

住まいと暮らしに関するお悩みをトータルにサポートする無料相談窓口です。不動産や建築の専門知識を有するスタッフが、不動産の購入・売却、建て替え、リフォーム、資金計画などの住まいに関する相談を無料で承り、200社を超える提携会社の中から、お客さまのご要望に合った会社を紹介します。
東急線沿線の情報拠点として、目黒店、エトモ大井町店、二子玉川ライズS.C.店、蒲田店、東急百貨店たまプラーザ店、武蔵小杉東急スクエア店、南町田グランベリーパーク店、青葉台店の8店舗を展開しており、東京都をはじめ、品川区・横浜市・川崎市と連携した行政窓口業務により、空き家や住宅問題の解決に向けた取り組みも行っています。

住まいと暮らしのコンシェルジュ 目黒店
レンタル収納サービス「クラモ」

個人・法人など、幅広いお客さまに、多様な間取りの収納スペースを提供しています。2011年2月の「クラモ鷺沼」の開業を皮切りに、東急線沿線に7カ所を展開しており、2018年1月には「クラモ日吉」を増床、現在1,400区画以上を運営しています。また、敷地内駐車場を活用した「カーシェアリングサービス」の提供や、宅配ボックス「PUDOステーション」の設置など、周辺にお住まいの方の生活サービス向上にも資する、住まいの補助機能として運営しています。

クラモ鷺沼

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