生活創造リテール

安心感・利便性・快適性を高める商品・サービスの提供により、沿線にお住まいのお客さまの生活価値向上を目指すとともに、
グループ間での連携を促進し、「ひとつの東急」の実現を目指します。

各種生活サービス事業の組み合わせによる付加価値の増大

 百貨店・スーパーなどのリテール事業や、CATV事業・セキュリティ事業・電力小売事業などの「家ナカ」サービス、民間学童保育をはじめとした「街なか」の店舗・サービスなど、東急グループのさまざまな商品・サービスを、お客さまが便利に、スムーズに、心地よく受け取ることができる仕組みを構築することで、新たな生活価値を提供します。
 また、TOKYU POINTやTOKYU ROYAL CLUBを通じて各サービスを組み合わせ、さらに便利でお得にご利用できるよう、新たなサービスの導入を進めています。

生活をより充実させる「TOKYU POINT」

 日常の生活でTOKYU POINTが貯まる「TOKYU CARD」「TOKYU POINT CARD」を発行しています。
 貯まったポイントは、1ポイント1円相当としてお買い物などにご利用いただけるほか、東急線の駅券売機では、PASMOにチャージすることができます。東急グループでのお買い物やお支払い、定期券購入、PASMOオートチャージサービス※など、生活のあらゆるシーンでTOKYU POINTが「貯まる・使える」場を提供しています。

PASMOの残額が設定金額以下になると、駅の改札機に入出場する際にタッチするだけで、自動的にチャージされるサービスです。チャージした金額は「TOKYU CARD」で決済されます。
PASMOは株式会社パスモの登録商標です。PASMOオートチャージサービスは株式会社パスモが提供するサービスです。

楽天グループとの共同による新たな価値創造への取り組み

2020年9月の東急ストア全店での楽天ポイント導入を皮切りに、小売・飲食業界向けに消費者ニーズを分析するDXソリューションツールの開発、オンライン広告の効果を実店舗購買に基づいて計測できる新メニューの開発、OMO型のポップアップストアの出店など、さまざまな取り組みを進めています。
2022年5月には、「TOKYU POINT CARD on LINE」サービスを開始しました。これは、TOKYU POINT機能付きの各種カードをLINEのアプリから表示し、「東急ストア」「プレッセ」全90店舗でポイントを貯めて・使えるデジタルポイントカードです。楽天IDと連携が可能で、ID連携した方は、1回のスキャンで両社のポイントがダブルで貯まります。
当社と楽天グループは今後も、東急線沿線を中心にオンラインとオフラインの垣根のない利便性の高いサービスの実現を図り、生活価値向上を目指します。

スマートフォン決済「.pay(ドットペイ)」

 「.pay」は、グループ内外を問わず、企業・店舗などの各社アプリに、決済機能、ポイント・クーポン機能を追加で搭載するサービスです。このサービスは機能面で特許を取得しており、ポイントの即時反映や決済・ポイント・クーポンがワンアクションで利用できるなど、売り上げ向上に貢献する機能を持っています。

プレミアムなおもてなしの数々「TOKYU ROYAL CLUB」

TOKYU ROYAL CLUBは、東急グループをご愛顧いただいている大切なお客さまへ「特別」をお届けする特典プログラムです。東急グループの商品・サービス・施設などのご利用状況によって4つのメンバーステージにご招待し、日々の生活でご利用いただけるベース特典に加え、TOKYU POINTを1ポイント=2円で利用してお申し込みいただけるイベントやプレゼントを毎月ご案内するスペシャル特典をご提供しています。また、年に一度のボーナスプレゼント特典、メンバーズマガジン「Fino」など、メンバーさまだけの特別なご優待や多彩なメニューをご用意しています。

「家ナカ」サービス付加価値の増大

でんきとガスをまとめて便利に「東急パワーサプライ」

東急パワーサプライは、一般家庭向けサービス「東急でんき&ガス」を提供しています。安心・安全はそのままに、東急グループのさまざまな生活サービスと連携して、お客さまの快適な暮らしをサポートしています。また、でんきサービスは実質再生可能エネルギー100%で提供しており、スマートで環境に優しい生活の実現を目指しています。

暮らしに役立つ情報やネットワークの提供「イッツ・コミュニケーションズ」

 イッツ・コミュニケーションズは、多チャンネル放送、インターネット接続、電話サービスなど地域の情報インフラを提供しています。また、行政と連携した身近な生活情報や防災情報を音声やテレビ画面でお知らせするサービス「テレビ・プッシュ」や、快適な暮らしをサポートするサービスとして、住まいのIoTサービス「iTSCOM HOME」を提供しています。テレビ操作やパソコン設定など、あらゆるお悩みにスタッフが直接対応する「お客さま窓口」も各所に設置し、各種サービスのご案内・ご相談に迅速かつ丁寧に対応しながら、アフターフォローを含むサポート体制の強化に努めています。

暮らしの IoT「コネクティッドホーム アライアンス」

当社では2017年、暮らしのIoTを活用して“人びとの暮らしを豊かにする”世界に誇る社会インフラの創造を目指し、「コネクティッドホーム アライアンス」を立ち上げました。
わが国の目指す「Society5.0」実現に向けた動きが加速する中、業界や企業の垣根を越えて理想とする未来のビジョンを共有し、ヒトやイエを起点として街や社会と連携したサービスの開発や共創の環境づくりを推進していきます。
(2023年4月現在、33団体が参加)

暮らしの安全を守る「東急セキュリティ」

東急セキュリティは、東急線沿線を中心にホームセキュリティ、ご高齢の方やお子さまの見守りサービスを通じてお客さまに「安全・安心」を提供しています。工事不要・通信回線不要、低価格で簡単に導入できる見守りセキュリティ「SAFE-1(セーフワン)」や緊急駆けつけコール「東急セキュリティ レスQ」などの個人向けサービスのほか、商業施設ではA I 画像解析技術と警備オペレーションを組み合わせた「TS-Zero(ティーエスゼロ)」を展開するなど、時代の変化に合わせながらさまざまなサービスを取りそろえています。24時間365日、沿線地域の「安全」を保障し、心から「安心」して暮らすことができるまちづくりに貢献することで、生活価値の向上を目指しています。

ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」

東急ベルは、誰もが思う「困ったな」「こうしたい」にお応えすべく、ハウスクリーニングや家事代行、「東急ストアネットスーパー」でお買い上げの商品のお届けなど、「家ナカ」を便利で快適にするサービスを豊富にご用意しています。東急線沿線にお住まいのお客さまのお困りごとをベルキャストが伺い、最適なサービスをご提案します。
また当社は、「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」にオンライン注文機能を加えた買い物代行サービス「ハイベルさん」をスタートしました。地域での効率的な配送網を確立し、お客さまの日常生活を支援していきます。

「街なか」のサービス・店舗

”おいしさと楽しさ”をお届け「東急ストア」
東急ストア三鷹店
Little 市が尾店

東急ストアは、地域に密着し、お客さまの日々の暮らしに役立つスーパーマーケットとして、東急線沿線を中心に展開しています。お客さまの暮らしにいつも安心で気持ちのよいお買い物と、おいしさと楽しさをお届けします。
2022年3月に、当社グループの小売事業をさらに強化すべく、当社の子会社である東急ストアと東急ステーションリテールサービスの2社が合併しました。両社が運営してきたさまざまな小売事業(スーパーマーケット、駅売店、コンビニエンスストア、ドラッグストア)を集約し、東急ストアが食料品・日用品を中心とした小売事業を担い一体運営することで、地域特性やお客さまのニーズに合わせたドミナント展開や商品・サービス力の強化を進めています。
スーパーマーケット事業では、2022年4月に小型店であるフードステーション業態として自由が丘駅構内店を、2023年6月には東急ストア三鷹店を移転オープンしました。
駅売店事業では、toksとスーパーマーケット事業のレジ機能を統合し、決済手段の拡充やTOKYU POINTの付与によりお客さまの利便性を高めるとともに、物流やシステムの統合など、オペレーションの効率化を図っています。
ドラッグストア事業では、2023年4月にマツモトキヨシ五反田東急スクエア店、5月にマツモトキヨシ江田店をオープンし、6店舗体制となりました。
また、2023年1月には自動販売機集積型の無人店舗「Little」業態の展開を開始しました。1月に市が尾駅、6月に洗足駅、7月につくし野駅にオープンしました。
今後も地域のお客さまのニーズにお応えし、毎日のお買い物を楽しんでいただくことを目指していきます。

東急ストアネットスーパー

 東急ストアネットスーパーは、スマートフォンやパソコンからご注文いただいた商品を、ご自宅や職場にお届けする便利なサービスです。東急線沿線エリアを中心に展開しており、受け取りもお客さまのご都合に合わせた時間帯からお選びいただけます。生鮮食品から日用品まで取りそろえ、専門スタッフが東急ストアの店舗から丁寧にピックアップし、東急ベルのベルキャストが大切にお届けします。

東急線沿線お出かけ節電プロジェクト「OFF & GO」アクション

当社、東急モールズデベロップメント、東急パワーサプライの3社は、電力需給ひっ迫という社会課題を踏まえ、家の電気を消して、商業施設へのお出掛けを提案する「東急線沿線お出かけ節電プロジェクト」を、2022年12月1日から4カ月間実施しました。これは、環境省が提唱する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」に賛同して実施したもので、渋谷ヒカリエや南町田グランベリーパークなどの商業施設で使えるおトクな「節電クーポン」を特設サイトより発行しました。

豊かで上質な暮らしづくりに貢献「東急百貨店」
ShinQs
渋谷 東急フードショー

東急百貨店は、渋谷ヒカリエ ShinQsや、渋谷 東急フードショー、+Q (プラスク)、東急フードショーエッジなど渋谷を拠点とし、東急線沿線を中心に百貨店・ショッピングセンター・専門店を展開しています。
2022年、地域のお客さまがさらに日常の生活を楽しめる提案を目指し、吉祥寺店とたまプラーザ店を改装しました。2023年、渋谷ヒカリエ ShinQsでは「アップグレード」をテーマにラグジュアリーブランドの導入などを行いました。今後もお客さまとの接点の拡大に向け、百貨店で培ったノウハウを生かし、フードやビューティー、外商事業、EC事業の新たな取り組みを推進し、渋谷地区や東急線沿線を中心とした豊かな暮らしづくりに貢献します。

「食」を通じて社会に貢献「東急グルメフロント」
しぶそば溝の口店

 東急グルメフロントは、東急グループにおける「食」の中核企業として、東急線沿線を中心に飲食事業を展開しています。多くのお客さまを笑顔でお迎えし、沿線の豊かな食生活を支えています。
 ファストフード、ベーカリー、カフェ、そば店など幅広い業態を展開することで、沿線住民の方々のさまざまな「食のニーズ」に対応するとともに、日々お客さまに愛される店舗づくりに努めています。

子育てがしやすい沿線を目指して「東急キッズベースキャンプ」

子育てしやすい沿線を目指し、2003年に駅直結の保育園を開園して以来、当社が保有する施設に保育園事業者を誘致し、2023年4月現在で36施設を展開しています。
子会社である東急キッズベースキャンプでは、東急線沿線を中心に民間学童保育「キッズベースキャンプ」を22施設運営しています。また2018年4月より、学童保育で培ったノウハウを生かして未就学児保育事業に参入し、「KBCほいくえん」を5園展開しています。乳幼児期から小学校卒業時まで子どもの発達を継続して支援し、安定した保育を行います。

  • キッズベースキャンプ
  • KBCほいくえん
プログラミング教育の推進

当社は、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネットグループ、MIXI、渋谷区教育委員会と共に、渋谷区立小・中学校でのプログラミング教育の充実を図り、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、「プログラミング教育事業に関する協定」を2019年6月に締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を推進しています。渋谷に集積した大手IT企業と教育委員会と連携し、渋谷からIT分野において世界で活躍する人材の育成を目指すとともに、一連の取り組みを体系化し広く発信することで、日本全体のプログラミング教育を牽引し、社会における人づくりに貢献していきます。

「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」
東急キッズベースキャンプによるプログラミング授業の様子
スポーツで楽しく、健やかな毎日を「東急スポーツシステム」
フィットネス施設 アトリオドゥーエNext
2023年7月オープン

フィットネス、スイミング、フットボール、ゴルフ、テニスなどのスポーツや、健康をサポートする大人・シニア向けヘルスケアサービスを提供しています。
お子さまの心と体を育む「TSSキッズ」では、ダンスやバレエ、空手、幼児体操などのスタジオプログラムも展開し、幅広い年齢層にご利用いただける環境を整えることで、健康づくりのお手伝いをしています。

専属バトラーが心をこめて寄り添う「東急ラヴィエール」
バトラーサービス

生活者一人ひとりのこれからの人生をより心豊かで充実したものとするため、お困りごと解消から生きがいづくりのお手伝いまで、ワンストップでの提供を目指す「ラヴィエール事業」を2021年4月から開始。専属バトラーが、東急線沿線にお住まいの方の人生100年時代のパートナーとして、あらゆるご要望に丁寧に対応します。

エンターテイメント ライフをデザインする「東急レクリエーション」
109シネマズプレミアム新宿

東急レクリエーションは、「109シネマズ」「109シネマズプレミアム」ブランドのシネマコンプレックスを展開しています。ポイントカードをはじめとした各種サービスの充実を図るとともに、4DX上映設備、IMAX®シアターの導入など最先端のシアター施設とメニュー豊富な劇場売店、さらに多彩な作品ラインアップで、快適な空間を演出しています。また、各種映画祭や映像イベントの企画・運営・受託を行い、地域の映像文化の発展に努めています。

文化・芸術を通じ、新鮮な発見と感動を「東急文化村」

東急文化村は、1989年9月、東京・渋谷に日本初の大型複合文化施設として開業した「Bunkamura※」のほか、「東急シアターオーブ」と「セルリアンタワー能楽堂」の3つの文化施設の運営を行っています。いずれの施設も会場の特徴を生かしたオリジナル企画を軸とし、良質な文化・芸術を創造し発信しています。
あらゆる可能性を応援し育てる“創造の場”、ジャンルを越えた良質の文化の“発表の場”、人、芸術、物の交流を促進する双方向文化の追求を目的とした“出会いの場”となることを目指し、取り組んでいきます。

Bunkamuraはオーチャードホールを除き休館中ですが、渋谷や東急線沿線、グループ施設などで文化事業を継続しています。

  • Bunkamura
    オーチャードホール
  • セルリアンタワー
    能楽堂
「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現に向けて

当社は、渋谷の街のブランド価値向上と来街者増による一層のにぎわいの創出を目指しています。
東急エージェンシー、東急レクリエーション、東急メディア・コミュニケーションズ、東急文化村などのエンタテイメント領域で活動しているグループ各社、パートナー企業やコンテンツホルダー、地元・行政の方々と協力し、音楽・芸術・映画・スポーツなどのさまざまなエンタテイメント分野のイベントを実施・協賛し、渋谷の街を盛り上げていきます。

【取り組み事例(一部)】

  • 渋谷盆踊り大会
  • YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN
  • 渋谷ウィンターイルミネーション
  • 渋谷音楽祭
  • 渋谷ファッションウイーク
  • ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2023
  • 渋谷ズンチャカ
  • 渋谷芸術祭

新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより、開催を見送ったイベントも含まれます。

交通広告・屋外広告事業「TOKYU OOH」の展開
ビッグサイネージプレミアム

広告媒体ブランド「TOKYU OOH※」と称し、鉄道車両内や駅、バスに掲出される交通広告、屋外広告、「東急沿線マガジン SALUS(サルース)」を展開しています。
今後ますます成長が見込まれるデジタルサイネージについては、車両内に「TOQ(トーク)ビジョン」を、駅構内・駅周辺に「TOQサイネージピラー」、「ビッグサイネージプレミアム(田園都市線渋谷駅)」などを、屋外広告としてQFRONTビル(渋谷)に「QʼS EYE」、透過型サイネージ「渋谷ICONIC(アイコニック)ビジョン」などを展開しています。
当社ならではの幅広い媒体を取りそろえることで、効果的な広告サービスの提供を行っていきます。

OOH(アウト オブ ホームメディア)テレビや新聞などの広告メディアと異なり、交通広告、屋外広告など、家の外で接する広告メディア。

SALUS(サルース)

主な関連サイト