世田谷線50周年記念|世田谷線ミニサテライト講座「POP UP UNIVERSITY」開催レポート

東急電鉄

2025/9/19

世田谷線50周年記念イベントのひとつとして、世田谷線沿線の大学生たちによる沿線の魅力発信を目的に、電車内で沿線にまつわる研究成果を発表する貸切電車イベント「POP UP UNIVERSITY」が2019年9月21日に開催されました。

本イベントのプレゼンターは、日頃から世田谷地域のボランティア活動や地域活性化に積極的に取り組む国士舘大学・昭和女子大学・日本大学 文理学部の学生さんです。東急電鉄としては、大学生の企画による貸切電車を運行するのは初めてのことです。この記事では、そんな本イベントの様子をお伝えします。

※この記事は2019年に公開した内容を再編集しています。情報はすべて当時のものです。

講義会場は“幸福の招き猫電車”

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講義会場となったのは“幸福の招き猫電車”。人気の招き猫電車を貸し切って、電車内に大型液晶モニターを設置し、床にはレッドカーペットを敷き、この日限りの特別車内仕様で受講者のみなさまをお招きしました。

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講義時間は、三軒茶屋駅・下高井戸駅間の約18分間。三軒茶屋駅から下高井戸駅までの往路は、アカデミックな研究成果を発表。下高井戸駅から三軒茶屋駅の復路では、車内のみなさまに楽しんでもらうエンタメ企画として、学園祭実行委員会が”ミニ学園祭”を開催。

こちらを当日、2回(2往復)実施しました。当日は、一般応募の受講者や取材の方で電車内がとても賑わいました。

【コース1】国士舘大学経営学部 FTアントレ・ゼミ&国士舘大学楓門祭実行委員会

1回目のコースは、国士舘大学経営学部 FTアントレ・ゼミのみなさんによる「せたまち研究:子ども食堂in若林」と国士館大学楓門祭実行委員会のみなさんによるミニ学園祭企画「楓門祭2019“Let’s”」の発表運行です。

国士舘大学経営学部 FTアントレ・ゼミ/ 「せたまち研究:子ども食堂in若林」

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三軒茶屋駅から下高井戸駅までの往路の発表は国士舘大学経営学部 FTアントレ・ゼミのみなさんによる 「せたまち研究:子ども食堂in若林」。世田谷区の子供たちの「孤食」問題と世田谷線沿線の有限会社ステラTokyoが運営する地域交流事業「みんなのジッカ」と取り組んでいる活動や現状の課題と解決策などが発表されました。

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また活動している場所が若林駅・松陰神社前駅間の線路沿いにあるため、貸切電車の走行スピードを緩めて車窓から活動場所を紹介したり、東急電鉄への提案が飛び出すなど、「世田谷線電車内での講義ならでは」の発表になりました。

国士舘大学楓門祭実行委員会/ミニ学園祭企画「楓門祭2019“Let’s”」

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企画部長のあかねさんと芸能部長のいりあさんによる楽しい進行で、楓門祭の雰囲気が体験できる発表が行われました。世田谷線を使っている学生の方へのインタビューや世田谷線クイズなど、学生のみなさんから見た「世田谷線」にも触れられて、沿線大学とのつながりの深さを感じることができる発表でした。

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楓門祭の特徴は「地域密着型」で、松陰神社前駅や山下駅などの沿線地域の方々に協賛やポスター掲示をお願いしており、地域の協力により成り立っているイベントと紹介された事も印象的でした。

学生さんも山下駅の花壇の植え替えなど、地域のためにボランティア活動をされているのだそうです。クイズなども行い、司会の二人の軽快なトークで受講者のみなさまと楽しいひとときとなりました。

【コース2】昭和女子大学プロジェクト型協働インターンシップチーム&日本大学文理学部 桜麗祭実行委員会

2回目のコースは、昭和女子大学プロジェクト型協働インターンシップチームのみなさんによる「わたしたちが伝えたい世田谷線沿線の魅力」と日本大学文理学部 桜麗祭実行委員会のみなさんによるミニ学園祭企画「桜麗祭2019“GENEとくる瞬間を”」の発表運行です。

昭和女子大学プロジェクト型協働インターンシップチーム/「わたしたちが伝えたい世田谷線沿線の魅力」

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三軒茶屋駅から下高井戸駅までの往路の発表は、昭和女子大学プロジェクト型協働インターンシップチームのみなさんによる「わたしたちが伝えたい世田谷線沿線の魅力」。

プロジェクト型協働インターンシップチームとは、学科や学年を超えて、地域の企業や自治体との協働でインターンシップの場を自ら作り出していく地域連携活動プロジェクトチームで、今回発表していただいたみなさんは、世田谷線50周年事業を50周年実行委員会とともに作りだしていただいているプロジェクトメンバーです。

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みなさんの発表は、世田谷線沿線の魅力を広く知っていただくために取り組んだ散策マップの制作についてでした。完成したマップを受講者のみなさんへ配布し、なぜ散策マップなのか、メインターゲットは誰なのか、そしてどんな魅力を伝えるのか、マップを制作する過程で考えた事を説明しました。

日本大学文理学部 桜麗祭実行委員会/ミニ学園祭企画「桜麗祭2019“GENEとくる瞬間を”

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日本大学文理学部の桜麗祭実行委員会のみなさんも国士舘大学楓門祭と同様に、地元下高井戸商店街のみなさんと連携して学園祭を盛り上げているところが印象的でした。

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春は「大さくらまつり」、夏は「下高井戸サマーフェスティバル」、秋は「つまみぐいウォーキング」、年4回開催される沿線の清掃活動「クリーン大作戦」と、定期的にお手伝いをされているのだそうです。そして桜麗祭も商店街のご協力のもとに地元を盛り上げているのです。

発表では学園祭で行われるサークルコンテスト文理ンピック2019の競技の一つのジェスチャーゲームの体験もあり、桜麗祭を体感するたのしいPRとなりました。

世田谷線沿線の大学と地域の結びつきを感じて

「POP UP UNIVERSITY」は、世田谷線沿線の魅力のひとつである沿線大学の学生さんが日ごろどんな活動や研究をしているのか、地域とどのような結びつきがあるのか、広くみなさんに知っていただくきっかけとなりました。

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