
東横線の反町は、横浜と隣接し、交通アクセスも良好でありながら落ち着いたエリア。名店揃いの反町でぶらり途中下車してみませんか?
(写真=五十嵐一晴 イラストレーション=太田マリコ 文=草深早希)
※この記事は2025年10月に発行したものを再編集しています
1. 【BEAR'S DINER】素材をシンプルに味わう、アメリカンスタイルのハンバーガー

創業からの看板メニューは、つなぎを一切使わない粗挽きの自家製パティを特注のバンズに挟んだホームメイドハンバーガー。パティには6種のスパイスで下味をつけているからこそ味つけは、ほんの少しのマスタード、マヨネーズと極めてシンプル。ボリュームがありながらも素材の味が生きるおいしさです。また、パティと同じお肉を使ったロコモコやタコライスも。
■BEAR'S DINER(ベアーズダイナー)
住所:横浜市神奈川区二ツ谷町2-1 アベニュー横濱ビル1階
電話:045-548-6613
営業時間:11:00~21:00L.O.
休:第3水(そのほか不定休あり)
2.【玉手麦】小麦の芳醇な香りとうまみ 北海道産小麦粉の持ち味が生きるパン

北海道美瑛でパン作りを学んだパン職人の坂上 輝さんがこだわるのは、代表的な「キタノカオリ」や美瑛産「香麦」「きたほなみ」など北海道の小麦粉。さらに国内外の小麦粉をなんと15種も使い分ける本格のパンは、自家製酵母で低温長時間発酵させたバゲットや、職人技が光る27層のクロワッサン、食事パンがベースの菓子・総菜パンなど毎日30種ほど販売しています。
■玉手麦(タマテバク)
住所:横浜市神奈川区二ツ谷町6-1 東神奈川B共同ビル1階
電話:045-620-8080
営業時間:8:00~18:00 ※なくなり次第、終了
休:土・日(そのほか不定休あり) ※営業日は、インスタグラム(@tamatebaku)にて公開
3.【VERDE】世代を超えて愛される 老舗のイタリアン

1989年に創業し、2代目の小坂修一郎さんが妻・みのりさんと営むアットホームなレストラン。前菜からドルチェまで充実したメニューのおすすめは、注文ごとに塊肉をカットしてから備長炭を使って調理する炭火焼き料理。さらに、創業から名物のピザには、修一郎さんの父がかつて営んでいた関内の名店「オリヂナル・ジョーズ」の味を受け継いだという素敵なエピソードも!
■VERDE(ヴェルデ)
住所:横浜市神奈川区広台太田町2-4
電話:045-322-7703
営業時間:11:30~13:30L.O./17:30~21:00L.O.(土・祝日17:00~) 日17:00~20:30L.O.
休:水、第2・4火
4. 【LA CASA BONITA】創作スペイン料理店で パエリアとステーキを満喫!

横浜・野毛でスタートしたスペインバル「カサ デル リオ」系列店。具材たっぷりの自慢のパエリアや、牛肉を食べるスペインの食文化に由来してメキシコ産の銘柄牛「若姫牛」にこだわったステーキ、お酒に合うタパスなど、日本人の味覚に合わせてアレンジした創作スペイン料理と、主にスペイン産のお酒が豊富です。バルやタベルナとしても利用できる気軽さが◎。
■LA CASA BONITA(ラ カサ ボニータ)
住所:横浜市神奈川区反町1-5-17 クロスロード反町2-B
電話:045-594-8216
営業時間:17:00~27:00L.O.
休:月・火・水
5. 【花や 木偶の坊】日本のよさをあらためて知る 四季の植物との一期一会

2023年オープン。1坪に満たないこぢんまりとしたお店は、園芸熱のあった“江戸時代の生花店”に着想を得たという和の設えが洗練されています。週2~3回の仕入れでは、新鮮で生命力を感じるものを基準に、季節感を大切にした切り花や枝物、盆栽などをセレクト。特注の花束には、花の和名を手書きしたカードが添えられているのも店主の粋な計らいです。
■花や 木偶の坊(ハナヤ デクノボウ)
住所:横浜市神奈川区反町3-17-1 コパン反町1-B
電話:045-900-4724
営業時間:13:00~21:00(土・日・祝日~18:00)
休:不定休 ※営業日は、インスタグラム(@hanaya_dekunobo)にて公開
6. 【CAFE & DELI pono】丁寧な仕事ぶりが光る 体にやさしい野菜中心の定食

料理人の吉田美香さんが、食材にこだわった、体にやさしい和食とデザートを提供するカフェとして2024年秋にオープン。料理は、岐阜「ファームレガーロ」から直送される栽培期間中農薬不使用の季節野菜を主役に、お浸しや焼き物、揚げ物などをオーダーが入ってから1品ずつ丁寧に調理していきます。店内飲食だけでなく、お持ち帰りのお弁当も。
■CAFE & DELI pono(ポノ)
住所:横浜市神奈川区松本町1-3-27 1階
電話:050-8881-3196
営業時間:11:00~17:00
休:日、水、第2・4・5土
7. 【Coffee KOBAN】交番跡地のカフェで スペシャルティコーヒーを

駅から歩くことおよそ12分。1977年に建物が完成し、2018年まで使われていた栗田谷交番の趣きを外観に残してリノベーションしたカフェ。コーヒー好きが高じて、ITエンジニアから焙煎士へと異色の転身を遂げたオーナー、後藤尚久さんが好む、浅煎りを中心とした7~8種のスペシャルティコーヒーをはじめ、ランチやデザートなどを提供しています。
■Coffee KOBAN(コーヒー コウバン)
住所:横浜市神奈川区栗田谷10-1
電話:050-3749-2603
営業時間:9:00~16:00 ※ランチは11:00~14:00
休:水、第2・4土
8. 【ヨリフネ】ものづくりの思いを伝える 器のセレクトショップ

2017年にオープンして以来、百貨店でバイヤーや販売員を経てきたオーナー、船寄真利さんが厳選するモノのセンスにファンの多い、話題のショップ&ギャラリー。器を選ぶうえでのこだわりは、何より「料理がおいしく見える」こと。ほぼ毎月開催される作品展示では、作家さんとの架け橋となる船寄さんの丁寧な言葉とともに、ものづくりの思いを伝えています。
■ヨリフネ
住所:横浜市神奈川区松本町3-22-2 ザ・ナカヤ101
電話:045-321-571
営業時間:12:00~17:00
休:不定休
9. 【纜】奈良「大和肉鶏」にこだわった 絶品の炭火焼き鳥

“日本最古の中国料理店”といわれる「聘珍楼(へいちんろう)」出身の料理人が手がける中華ダイニング。皮から作る点心をはじめ、化学調味料を使わずにできるだけ手作りした前菜やご飯物など、主に広東の料理を提供しています。名物は、香味野菜を使用したタレに5~6時間漬け込んで、香港製の専用窯でじっくり焼き上げる自家製チャーシュー。
■纜(トモヅナ)
住所:川崎市高津区溝口2-16-3 六軒町伍番館1階
電話:044-819-8230
営業時間:11:30~14:30L.O./17:30~22:00
休:火
SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
SALUS
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。







