
横浜スタジアムのすぐ近く、インパクトのある店名や、入り口に立つ甲冑(かっちゅう)を見て、この店が気になっていたという人も多いのでは?


店の創業は、「横浜スタジアム」がまだ「横浜公園平和野球場」だった1974年。
店名は、フランス語で“パリの光”という意味の「ルミエール・ド・パリ」に、最高品質のコーヒーを出すという決意を込めて、最高学府の “大学院”を付けたのだそうです。

店の奥にある「オーキット特別室」の中世ヨーロッパの宮殿を思わせる豪華な内装は、「光」をテーマにしたもの。キラキラ輝く大きなシャンデリアや、大理石のテーブル、王冠をモチーフにしたステンドグラスなど、圧倒されそうなほどの装飾品の数!


創業時、コーヒー1杯が当時としては高価格の280円。
豪華な内装には、「高いお金を払ってコーヒーを飲みに来てくださるお客さまに、最高に心豊かな気持ちになっていただきたい」という創業者の気持ちが込められています。
創業から50年間変えていないという内装は、年月とともに重みを増し、その独特な雰囲気に憧れる若者も多く訪れるそうです。

今は亡き創業者の理念は「光ナキ人ニ光ヲ」。
「光があって命がある。不自由なく暮らす人たちは、その恵まれた光を分けてあげる優しい心を持とう」という意味があるのだそう。
「店の理念は、50年経った今も変わりません」と、創業時からスタッフとして働いている責任者。創業当時から現在に至るまで、飢餓に苦しむ国や、被災地を思う心を持ち続けています。

自慢のコーヒーは、最高級の豆をたっぷり使用。ウインナ コーヒーやアイリッシュ コーヒーなどのメニューも。
地元で働く人から人気の食事メニューは、スペシャル・ビーフカレーや、スパゲティー・ミートソース、仏蘭西風エビフライなど、すべて手作り。サンドイッチも種類豊富です。


「創業当時はこの店のある建物が一番高く、のどかだったこのエリア。まちの様子は随分変わったけれど、心が広く、余裕のある人が多いところは変わりません」
「創業者の優しい思いが詰まったこの店を守り、来てよかったと思ってもらえる店でありたい」と話されていました。
おいしいコーヒーと一緒に、タイムスリップしたような不思議な気分を味わえるお店です。
店名:コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ
場所:神奈川県横浜市中区相生町1-18
【営業時間】
月~金10:00~18:00(L.O.17:00)
土・祝日10:30~18:00(L.O.17:00)
定休日:日曜
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

FIND LOCAL
FIND LOCALは、わたしたちショッピングセンターが、そのまちに暮らす皆さまと一緒に地域の魅力を見つけ、集め、発信するアクションです。