夏の伊豆・下田で2泊3日!子連れ旅行で行ってみたスポットをご紹介(後編・3日目)

東急公式サイト編集部

2025/8/19

東京から電車で気軽にアクセスできる「伊豆・下田」は、自然の美しさと観光の楽しさがぎゅっと詰まった家族にぴったりの旅先です。今回は、東急公式サイト編集部のメンバーが、5歳と3歳の子どもたちを連れて2泊3日の旅行に出かけてきました。

下田の海辺に建つリゾートホテル「ホテル伊豆急」、プールや水族館、絶景スポットにグルメ…。下田を自由気ままに楽しんだ旅行の様子を前・中・後編にわけてレポートします!

前編(1日目の様子)はこちら
中編(2日目の様子)はこちら

【3日目】旅の余韻を味わいながら、駅周辺を散策

旅の最終日となる3日目は、チェックアウトや帰りの移動など、何かと慌ただしくなりがち。ということで、駅周辺を歩いて観光することにしました。ロープウェイやおいしいご飯、お土産えらびを楽しんだ3日目の様子を振り返ります。

▼3日目に訪れたスポットなど

  • 爪木崎
  • 伊豆急下田駅/伊豆ぽたSTATION下田
  • 下田ロープウェイ
  • 下田時計台フロント
  • Zushu KIYOTAYA(豆州清田屋)

ホテルをチェックアウトして「爪木崎」へ

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爪木崎から海を眺める

朝食を食べてホテルをチェックアウトしたあと、「爪木崎(つめきざき)」へドライブしてみました。須崎半島の東南端で、真っ白な灯台や冬に咲く水仙が有名な爪木崎。子どもたちが車の中で寝てしまった&かなり暑くなってきてしまったので、半島の先端までは行かず、手前にある無料駐車場から景色を眺めることに。

2日目に立ち寄った「尾ヶ崎ウイング」よりも少し低めの場所から眺める景色もよいものですね。目線の高さと水平線の高さがより近くなるので、より海を近くに感じられます。今度は灯台周辺もじっくり歩けるといいな…と思いながら、爪木崎をあとにします。

爪木崎
・住所:静岡県下田市須崎周辺
https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/category/100100midokoro/110772.html

レンタカー返却後は伊豆急下田駅の周辺を散策

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出口改札には黒船をイメージした改札台に、関所をイメージした門もあり歴史風情たっぷり

爪木崎から伊豆急下田駅に向かい、レンタカーを返却。駅のコインロッカーに荷物を預けて、駅周辺を散策します。

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ロータリーにも黒船が!
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駅前の足湯スポット「開国の湯」

駅舎はもちろん、駅の周りにも下田の歴史を表すモチーフがいっぱい!黒船があったり、なまこ壁付きの足湯があったりと、移動中のすきま時間に嬉しいスポットが揃っています。

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レンタサイクル窓口の「伊豆ぽたSTATION下田」では各種チケットも販売

このあと「下田ロープウェイ」に乗る予定なので、駅の中にある「伊豆ぽたSTATION下田」で割引往復乗車券を購入しました。レンタサイクルのステーションですが、「下田港内遊覧船」や「下田海中水族館」など、さまざまな割引チケットも販売されていましたよ。

伊豆急下田駅
・住所:静岡県下田市東本郷1-6-1
https://www.izukyu.co.jp/train/station_detail.php?station=%E4%BC%8A%E8%B1%86%E6%80%A5%E4%B8%8B%E7%94%B0%E9%A7%85

伊豆ぽたSTATION下田
・所在地:伊豆急下田駅前広場内
・営業時間:9:30~13:00、14:00~17:00
・定休日:水曜不定休 ※雨天時は営業中止
https://ekitoma.e-ticket.shopping.jreast.co.jp/ekitoma/spot/detail?code=0000001034

「下田ロープウェイ」で寝姿山へ

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「下田ロープウェイ」の乗り場と寝姿山

割引チケットを手に、「下田ロープウェイ」に向かいます。ロープウェイ乗り場の奥に見える「寝姿山」は、仰向けの女性の寝姿に見えることからその名がついたのだそう。また、ロープウェイの山頂展望台から一望できる下田港の絶景は「伊豆三景」のひとつにもなっています。

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館内に入るとチケット売り場やお土産屋さんが

乗り場の館内にはチケット売り場やお土産屋さんがあります。ベビーカーはロープウェイに載せられないので、チケット売り場で預かってもらいました(300円/個)。

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乗り場=「新下田駅」から「寝姿山山頂駅」へ
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終点から下田のまちを見渡す。ゴンドラは「あいぜん」(撮影:2025年2月)

初めてロープウェイに乗る子どもたちは、少し緊張しつつも高さや景色に夢中!乗り場から寝姿山山頂駅までの所要時間は、およそ3分間です。あっという間に山頂に着くので、高いところに慣れていない子ども連れでも安心して乗ることができました。

ちなみに、下田ロープウェイでは「ねすがた」「あいぜん」の2機のゴンドラが運行中です。このゴンドラは2019年にリニューアルされたもので、デザインは観光列車「THE ROYAL EXPRESS」も担当したデザイナー・水戸岡鋭治氏が手掛けました。

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「THE ROYAL HOUSE」でひと休み

寝姿山山頂駅では、隣接するレストラン「THE ROYAL HOUSE」を訪れました。こちらも水戸岡鋭治氏によるデザインで、天然木をふんだんに使った空間で食事などを楽しめます。普段あまり訪れないおしゃれ空間に、「プリンセスのおうちみたい!」と子どもたちも大喜びでした。

ここで絶対にチェックしたいのが、下田の絶景!下田港を一望できる、窓側の席に座るのがおすすめですよ。

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寝姿山遊歩道MAP。山腹から頂上にかけて、さまざまなスポットがある
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寝姿展望台から下田港を一望(撮影:2025年2月)

展望台などたくさんの散策スポットがある寝姿山。可能なら一つひとつ巡りたかったのですが、子どもたちがお腹をすかせてしまったので、寝姿山山頂駅から一番近い「寝姿展望台」だけ訪れてみました。

海沿いの高所だからか、気持ち良い風が吹き抜けて、暑さも多少和らいでいたように思います。このあと、再びロープウェイに乗って駅前に戻り、お昼ごはんを食べることにしました。

下田ロープウェイ
・住所:静岡県下田市東本郷1-3-2
・乗車料金:大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生)750円 ※6歳未満は大人1名につき1名無料
・営業時間:3月16日~10月15日 8:45〜17:00(上り最終便 16:30分発/下り最終便 17:00分発)/10月16日〜3月15日 8:45〜16:45(上り最終便 16:15分発/下り最終便 16:45分発)
・時刻表:毎時00分、15分、30分、45分発車
https://www.ropeway.co.jp

「下田時計台フロント」でランチ&お土産さがし

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「下田時計台フロント」は建物もレトロでかわいい
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和食を中心にメニューも豊富でファミリーにもぴったり

ランチの場所に選んだのは、「下田時計台フロント」。創業は昭和36年で、伊豆急下田駅開通とともに開業したという歴史あるお店です。キンメダイなど、伊豆の海鮮を使った和食メニューなどが揃います。店内は広々としており、テーブル席も座敷席もあるので、子連れにやさしい…!子どもたちは、大好きな天ざるうどんをもりもりと食べていました。

立地も伊豆急下田駅の目の前なので、下田に着いてすぐでも、下田から発つ電車を待つ間でも、気軽に立ち寄れるお店です。

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下田にゆかりのあるハリス・牛乳・お吉がモチーフの「下田ミルクもち」

食事のあとは、併設されているショップでお買い物。食品から雑貨、おもちゃまで豊富な品ぞろえで、子どもたちと一緒にぐるぐると何周も商品を眺めてしまいました。名物の「下田ミルクもち」などお土産を購入したのですが、これがとっても美味しい!もちもちっとした食感にやさしい甘さがクセになる一品でした。

下田時計台フロント
・住所:静岡県下田市東本郷1-5-2
・営業時間:お食事 10:30〜16:30(L.O.16:00)/売店 9:30〜17:30
https://www.instagram.com/shimodatokeidai/

「Zushu KIYOTAYA(豆州清田屋)」でまたまたお土産をゲット

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2025年6月にリニューアルしたばかりの「Zushu KIYOTAYA(豆州清田屋)」
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伊豆のオリジナリティが詰まったお土産

そろそろ帰りの電車に乗る時間が近づいてきたということで、余裕をもって駅へ移動します。電車を待つ間、「Zushu KIYOTAYA(豆州清田屋)」へ。2025年6月にリニューアルしたばかりの店内には、干物、お菓子、お酒、ご当地グッズなど幅広いお土産が揃っています。

今回は、「伊豆急珈琲 3種セット」と紅茶「伊豆に恋して」を購入。家に帰ってから、ティータイムのお供にしたいと思います。

Zushu KIYOTAYA(豆州清田屋)下田店
・住所:伊豆急下田駅内
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:なし
https://zushu-kiyotaya.com/

観光特急列車「サフィール踊り子」で東京へ

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改札口の前にある待合室で乗車の準備
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並んで入線していた「サフィール踊り子」とリゾート21「キンメ電車」
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伊豆急行名物の観光列車「リゾート21」は2025年で40周年!

伊豆急下田駅の待合室に移動して、切符などを準備します。あっという間に改札時刻となりホームへ向かうと、「サフィール踊り子」とリゾート21「キンメ電車」が並んでいました。ちなみに、リゾート21は2025年でデビュー40周年!ということで、手書きの看板も立っていました。

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海を眺めながらゆったり乗車

そして「サフィール踊り子」に乗車。先頭車両かつ海側の座席だったので、とってもリッチな気分です。運転席の窓がとっても大きいので、しばらく子どもと一緒に運転の様子を眺めたりもできました。

今回は利用しませんでしたが、4号車にはカフェテリアもあり、食事やアルコールを楽しめるのだそう。子どもたちがもう少し大きくなったら利用してみたいな…と思いながら旅を終えました。

サフィール踊り子
https://www.jreast.co.jp/saphir/

リゾート21
https://www.izukyu.co.jp/resort21/
【関連記事】伊豆急行の観光列車「キンメ電車」と「アロハ電車」に乗ってみた
※キンメ電車は定期検査のため、2025年8月中旬から当面の間運行を休止します。予めご了承ください。

夏の子連れ旅行は伊豆・下田へ

短いようで濃かった2泊3日の家族旅行。下田の自然や観光スポット、そして親子で過ごすたっぷりの時間が、私たちの大切な思い出になりました。無事に旅が終わり、帰りの電車の中ですやすやと気持ちよさそうに眠る子どもたちの顔を見てひと安心。

今回ご紹介したスポットは、どこも子連れ旅行にやさしい場所ばかり。夏の休日は、伊豆・下田で心も体もリフレッシュしてみませんか?

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取材・文:SABO(東急公式サイト編集部)

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