祐天寺・学芸大学の愛されご飯8選。渋谷からすぐ行ける東横線の名店まとめ
- 編集:縁線図鑑編集部
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編集部のセレクト店舗
半世紀以上続く、レモンサワー発祥の店【もつやき ばん】

明るいうちから飲める、年中無休の居酒屋
酒場と街歩きを愛するライター・パリッコさんが訪れたのは、創業から半世紀を超える人気店「もつやき ばん」。この店はレモンサワー発祥の店としても知られており、生のレモンをお客さん自身で搾るスタイルは、開業当初から変わりません。
名物は、豚の尻尾の煮込みに豆腐を加えた「とんび豆腐」と「レバカツ」。明るい時間から年中無休で営業しているので、昼から飲みたい人の受け皿にもなっています。


うちのは生レモンを自分で絞るスタイルで、そのめんどくささが逆にいいんですよ(笑)。あと、焼酎は全部キンミヤ。このバランスがちょうどいいんです。
小杉さん

フレンチの記憶、和のぬくもり。2つの味が溶け合う居酒屋【壱花】

お箸で食べる本格フレンチが、いまは和洋折衷の居酒屋に
恵比寿の会員制レストランで経験を積んだ店長・佐藤さんが、フレンチシェフとともに約30年前に開業した居酒屋「壱花」。当初のコンセプトは「お箸で食べる本格フレンチ」でしたが、和食出身の料理長が新たに加わり、和と洋が溶け合う独自の味へと進化してきました。
初代シェフ直伝のタルタルソースを使った「いわしコロッケ」、和食出身の料理長による長芋とたけのこを隠し味にした「手作り焼売」など、お店の歴史が感じられる、バラエティ豊なメニューが並びます。

ランチ営業も行っており、とくに「天丼定食」が人気だそう。

ランチは火水木限定で、とくに天丼は人気です。料理長は某有名和食店の天ぷら職人なので、腕はたしかです。
佐藤さん

軽食やビールも楽しめる、祐天寺の甘味処。和菓子店【越路】

変わらぬ和菓子の味と、女将さんの優しさ
祐天寺駅からほど近く、創業70年以上にわたって暖簾を守り続けてきた和菓子店「越路」。
名物は3種類のだんごとすあま。店の奥にはテーブル席が用意され、軽食やビールまで楽しむこともできる、地元に根づいた甘味処です。


街歩きをするパリッコさんを気遣って、女将さんが冷たい麦茶を出してくれました。
暑いのに大変ね。これ飲んで。
女将さん

そっと差し出される優しさに、いくたびも助けられてきた人がいるのではないでしょうか。
鉄道好きの聖地で愛され続ける、一子相伝のカレー【カレーステーション ナイアガラ】

創業者から孫へ。進化し続けるカレーの味
1963年に「駅長」こと内藤博敏さんが祐天寺にオープンした「カレーステーション ナイアガラ」。店内は鉄道グッズで埋め尽くされ、注文は「乗車券」、提供は「始発」「終電」と呼ぶなど、随所に鉄道愛があふれています。
現在はオーナーの水野高太郎さんと、鉄道写真家でもある店長・清百世さんがこの店を守っています。
こちらの看板メニューは、サクサクの「カツカレー」。こだわりのルーは、「駅長」の孫ユウキさんがレシピを継承し、日々改良を重ねている「一子相伝」の味です。


ユウキくんはとっても工夫をする人で、駅長が編み出したカレーを少しでもよくしようとして改善も重ねている。だから、実はナイアガラのカレーって成長しているんです。
水野さん

元自動車設計士が作る、国産小麦とミネラル水を使ったパン屋【ル・ビリーヌ】

あふれるほど具沢山な名物サンドイッチ
学芸大学駅の近くにあるパン屋「ル・ビリーヌ」。店長の作田さんは、もともと自動車の設計士だったというユニークな経歴の持ち主です。
素材にこだわり、使用する小麦粉はすベて国産のもの。さまざまなラインナップのなかでも、「照り焼きチキンサンド」は、パンからあふれるほど具沢山で、とくに人気のメニューです。


店名のル・ビリーヌはフランス語で「小麦と水」という意味で、水道水ではなく、すべてミネラル水を使っています。もちろん、そのほかの食材にもひとつひとつこだわっています。
作田さん

食材だけでなくお皿まで群馬産。「世界一?」群馬にこだわる居酒屋【ナルカミ】

群馬の食文化を、おいしい料理と一緒に学べる
学芸大学駅から5分ほど歩いたところにあるのが、群馬県桐生市出身の店主・小野里さんが2009年に開いた居酒屋「ナルカミ」。食材や酒、調味料が群馬産なのはもちろん、食器やオーナメントまで群馬県の形をしたものを使うという徹底ぶりで、「世界一、群馬県産の表示に敏感かも」と自ら語るほど。
「ソースかつ丼」、「ポテト焼そば」といった群馬名物に加え、「鮭の上州酒浸し」「ナルカミ流ピータン豆腐」などオリジナルの“群馬名物風”メニューも用意されています。


おいしい料理と一緒に、群馬の歴史や食文化を学べるのもこの店の魅力の1つ。
「ソースかつ丼も、もともとは桐生の機織りの女工さんたちに精をつけてもらおうと考案されたものです。本当はうなぎを食べさせたいけど、希少品なので難しい。そこで、近隣のソース工場のソースにうな丼で使うようなタレを混ぜて、それにカツをくぐらせてご飯にのせたのがはじまりとされています。 こんなふうに、知れば知るほどおもしろい話がたくさんあるんですよ。」
小野里さん

のんびりした時間が流れる宮崎料理店【まっこち 鶏隆】

常連を学芸大学に引っ越させた、本場の「チキン南蛮」
宮崎県出身の店主・米澤慶太さんが2006年に開業した「まっこち 鶏隆」では、本場宮崎式の「チキン南蛮」や「冷や汁」など、宮崎の味を伝えるメニューが並びます。
看板メニューは、衣に卵を使い、甘酢タレとタルタルソースのバランスにこだわった「チキン南蛮」。


店主と同じく宮崎県出身で「この店があるから学芸大学に引っ越した」と語るほど常連の井阪絵莉奈さんもこの「チキン南蛮」を絶賛。
甘みと酸味のバランスが絶妙です。肉の赤身と脂身の量も程よくて、ご飯が進む。地元の味を東京で提供してくれるのは、本当にありがたいですね。
井阪さん

小説家が営む、“排除しない”ノンアルバー【Low Alcoholic Cafe MARUKU】

お酒がなくても深く語り合える、学芸大学の止まり木
学芸大学駅から徒歩5分ほどにある「MARUKU」は、小説家の桜井鈴茂さん夫妻が手がける、ノンアルコール&ローアルコール専門のカフェバー。ペット同伴可、ヴィーガン対応、LGBTQフレンドリーと、あらゆる人に優しく開かれています。
文章で生計を立てることを目指す白石純太郎さんも常連の1人。風通しの良い空間で、さまざまな人がふらりと立ち寄り、ゆったりと、ときには熱く会話を楽しんでいます。


「 とにかく居心地がいいんですよ。気を張らずにくつろげる、こぢんまりとした素敵な空間。ノンアルだから、変に絡んでくる酔った客がいないのもいいですね。」
白石さん

Editor's comment編集部コメント
祐天寺から学芸大学までのほんの1駅分に、地元に愛され、縁に恵まれた名店がたくさんありました。
レモンサワー発祥のもつ焼き屋も、群馬愛にあふれる居酒屋も、小説家が営むノンアルバーも、紹介したお店に共通しているのは、味へのこだわりとお客さんへの愛。通うほどにその魅力にハマり、新たな縁がまた生まれていくことでしょう。
お気に入りのお店を探しに、祐天寺・学芸大学エリアへ、ぜひ途中下車してみてください。
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