アーモンド洋菓子店/幸せな物語がはじまる最高級生チョコとの出会い

東急電鉄

2025/8/8

おいしいものに出会う、味わう。それだけで、暮らしの中のちょっとしたリズムが軽やかになるもの。昔ながらの懐かしい味を守るお店から、新しいトレンドを感じる個性的なカフェに、おしゃれなレストランまで世田谷線には勢ぞろい。

レトロとモダンが入り交じった世田谷線沿線の街をめぐって、心も身体も満たしてくれるグルメを食べて、ほっこりとした気分にひたってみませんか?

※この記事は、世田谷線の誕生50周年にあわせて2019年に公開した内容を再編集しています。

今回ご紹介するのは…三軒茶屋の「アーモンド洋菓子店」

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世田谷線と同じく2019年で50周年。創業当時から変わらない看板や佇まいで迎えてくれるケーキ屋さんが、三軒茶屋の茶屋通りにあります。高校卒業後にドイツやフランスでケーキを学んだ店長の米田幸介さんは、そこでココアを振った生チョコを見つけます。

「最初は苦みがあって、次に食べたものは舌にベタつきがありました。それでもっと口どけのいいものを探そうとスイスへ行くと、思った通りの生チョコに出会ったんです」。スイスのお店で勉強し身体に染みこませて、帰国後も改良を重ねた本場仕込みの最高級生チョコは看板商品となります。

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当時スイスで2,300円だった価格を1,800円にしようと決めた生チョコは現在、20個で1,200円*。自分へのご褒美に買える値段設定です。名古屋のある雑誌に掲載されてから口コミで広がり、青森など全国各地にファンがいるほど人気に。

「お客様がお土産で誰かに持って行くと、生チョコが生まれた話も運んでくれて、うれしいですよね」と米田さん。手土産の生チョコがプロポーズを叶えてくれたご夫婦が来店時に「幸せの生チョコください」と言ってくれたエピソードもあるそうです。

* 2025年現在の価格とは異なります。実際の価格は店頭等にてご確認ください。

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米田さんの気さくな人柄からお客様とのコミュニケーションもお店の特長の一つ。「おすすめを聞かれる方の買いたいものを見極めて答えたり、ダイエットの相談を聞いたり。それを楽しみにしているお客様も多いですね」。

ついつい会話に花が咲く店内には、日本で最初にできた形を残すモンブラン、ブリオシュを焼いて洋酒に浸けたサバラン、ショートケーキや焼き菓子などが並び、大きなマスコット人形が目印のソフトクリームは創業当時の味を守ります。昔懐かしい空気を大切に、街や世田谷線とともに育ったケーキ屋さんには、訪れる人を幸せにしてくれる物語がありました。

この街の懐かしさや楽しさを味わって(店長 米田幸介さん)

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店長の米田さんご自身も、お店も、2019年で世田谷線と同じ50歳。「この街に育ててもらったんです」と笑います。創業当時から店内も看板も変えていないのは、三軒茶屋の昔の空気を残したいという思いから。「路面電車や、駅のホームに立つ懐かしさと一緒で、ここに来ると懐かしいと思ってもらいたい」と言い、お客様とはいつも何気ない会話に花が咲きます。

「ケーキ屋さんなのに誰とでも話してしまう。でも楽しみにされている方も多いんですよ」。それは米田さんの人柄と、世田谷という土地柄のおかげ。ケーキ選びに世間話も楽しめば、きっとおいしい時間がはじまります。

アーモンド洋菓子店

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・住所:東京都世田谷区太子堂3-14-1
・公式サイト:https://www.setagaya-1.com/almond/_pc/

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

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