もらって嬉しい手土産スイーツ

ガトーバスク/Maison de Luz

SALUS

2025/6/7

やみつき必至、ぬくもりに満ちたバスク銘菓

「行くならアルザスかバスクと思っていたんです」。「メゾン ド プティ フール」でクラシカルなフランス地方菓子にどっぷりつかり、惹かれたという小林預言シェフ。バスクの名店「ティエリー・バマス」で研鑽を積み、バイクを走らせバスク中のガトーバスクを食べ尽くしたとか。

ガトーバスクとは生地にチェリージャムやカスタードクリームを入れた昔ながらのお菓子。小林シェフが作るのは、M.O.F.パティシエ、ティエリー・バマスさんのレシピをベースに、より軽く仕上げたもの。

フランス産の小麦粉と発酵バターを贅沢に使う生地に、米粉で軽さを出すのも、カスタードにアーモンドを混ぜたフランジパーヌを挟むのもバマスさん流。さらにスペインバスクのうま味の濃い岩塩、「アニャーナ」をしのばせて。外はかりほろっ、中もちり。

バターとアーモンド、ほのかなラム酒の香りに包まれる。たまにシャリっとくる塩も心地よく、もうちょっとだけ、が止まらなくなる。
※M.O.F.…フランス国家最優秀職人章

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「ガトーバスク」(直径約16cm)¥2,960(カットは1切れ¥370)はお店のシグネチャー。ガトーバスクはじめすべてのお菓子に、ノルマンディーにあるイズニーサントメール社の発酵バターを使い奥行きを広げる。ガトーバスク生地にラム酒とライムを塗ってカリッと焼いた「サブレバスク」も人気。
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■Maison de Luz(メゾン ド リュズ)
・住所:横浜市中区山手町135-13 山手ビル1階2号室
・電話無(問い合わせは、 y.maisondeluz@gmail.comまたはインスタグラム@maison_de_luzのDMへ)
・営業時間:10:00~18:00
・休:火・水(不定休あり)
・Instagramアカウント:https://www.instagram.com/maison_de_luz/

chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。

(撮影=星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2024年5月号の内容を再編集しています

SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

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