もらって嬉しい手土産スイーツ

ジェラート/L'ibisco

SALUS

2025/10/25

果実を丸ごと味わう、出来たて生ジェラート

 軽井沢で始まり、銀座店も長らく人気のジェラートショップが、自由が丘と目黒に同時期オープン!店で毎朝作り、その日に売り切るスタイルは、「自然のおいしさを新鮮なジェラートで丸ごと味わってほしい」という志の表れ。食材は本店を構える長野産をメインに日本中から届くとびきりのもの。それをとことん生かすべく、最小限の糖分で卵は使わず仕立てるから、どれもさらりと軽い食べ心地だ。長野の中温殺菌牛乳「オブセ牛乳」のジェラートはミルクのコクがありつつ爽やかで、もう牧場でごくごく飲んでいる気分。旬の長野の巨峰は手間がかかれどおいしいからと種ありを選び、種を手作業で取り除き、うまみの強い皮ごとミキサーにかけ丁寧にこしてジェラートに。口にすると凝縮された巨峰があふれるようにジューシーで、皮の香りとわずかな渋みもたまらなく心地いい。イタリアンジェラートの濃密とはまた違う、瑞々しい日本ジェラートはスッと体になじんでいく。

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「選べるテイクアウトセット」6個¥3,700(保冷箱、保冷剤、スプーン付き)。好みのジェラートをその場で詰めてもらえる。セットは4~12個まで。1時間半ほど持ち歩き可能。手前右から時計回りに、「オブセ牛乳」、すっきり香り高い「抹茶」、「ラズベリー」、生チョコ作りから始める「生チョコ」はミルクジェラートに時間差で生チョコがまろやかにとろけ混ざる。「巨峰」(秋限定)、「ラムレーズン」。フレーバーはすべて日替わり。
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■L'ibisco(リビスコ)自由が丘店 
・住所:目黒区自由が丘2-18-15 1階
・電話:03-6421-1321
・営業時間:11:00~19:00 ※閑散期は変更の可能性あり
・休:不定休(最新の営業時間・定休日はインスタグラム@libisco.jiyugaokaで要確認) 
・自由が丘駅より徒歩6分 ※目黒店(インスタグラム@libisco.meguro)もオープン。

chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。

(撮影=星川洋嗣・スタイリング=田口恵美・文=chico)
※この記事は2025年10月号の内容を再編集しています

SALUSとは?
「ラテン語で“あいさつ”のこと。人々が出会い、行き交う場(駅)を象徴しています。東急線沿線は、まだまだ意外な街の表情や人々の魅力にあふれています。
「SALUS」は、単なる沿線紹介にとどまらず、「やってみよう」「行ってみよう」と思える魅力やアイデアを、読者の方へお届けします。さまざまな切り口から暮らしの楽しみ方を提案し、新たな世界との出会いや発見のきっかけになることを目指します。

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

SALUS

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