ごあいさつ
日頃から、当社ならびに東急グループの事業活動にご理解を賜り、厚く御礼を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の収束に伴う収益回復や事業構造改革などにより、前年度決算における営業利益は過去最高となりました。一方で、建設工事費の高騰や金融正常化に伴う金利上昇等が想定され、事業戦略の軌道修正など臨機応変な対応が必要となっています
このような状況のなか、当社では、2024年度を初年度とする中期3か年経営計画を策定しました。今後起こりうる経営環境変化に能動的にスピード感を持って対応すべく、安定的で成長力ある事業ポートフォリオを構築しながら、資本効率の向上と財務健全性維持の「両立」を図ります。
本計画のビジョンワードとして掲げた“Cretive Act.”には、さまざまな環境変化や課題を“創造力でしなやかに”乗り越え、“世界が憧れるまち”という「実現したい未来」に向かって、クリエイティブに行動するという強い意志を込めています。従業員一人ひとりが輝ける会社となり、お客さまへの優れたサービスの提供や各事業の成長を実現していくことが「東急の価値」、「東急の未来」につながると考えており、私自らがそのけん引役となり先頭を走っていく所存です。
当社は、「美しい時代へ」というグループスローガンのもと、豊かな生活環境の創造や社会との調和を大切にしてまいりました。今後も弛まず、脱炭素・循環型社会に向けた「環境と調和するまち」の実現に取り組むとともに、皆さまが求める「楽しさ」「豊かさ」「美しさ」を提供することで、誰もが安心して住み続けられるまちづくりと「美しい生活環境の創造」を目指してまいります。 また、当社は、引き続き、東急グループの中核企業として、事業分野を超えた連携促進による新たな付加価値の創出を担うとともに、「安全」をすべての事業の根幹とし、企業の社会的責任を果たすことで、「東急」がすべてのステークホルダーの皆さまから愛され、信頼されるブランドとなるよう尽力してまいります。
今後とも当社ならびに東急グループの事業活動にご愛顧とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
(2024年6月)