生活創造リテール
安心感・利便性・快適性を高める商品・サービスの提供により、沿線にお住まいのお客さまの生活価値向上を目指すとともに、
グループ間での連携を促進し、「ひとつの東急」の実現を目指します。
百貨店・スーパーなどのリテール事業や、CATV事業・セキュリティ事業・電力小売事業などの「家ナカ」サービス、民間学童保育をはじめとした「街なか」の店舗・サービスなど、東急グループのさまざまな商品・サービスを、お客さまが便利に、スムーズに、心地よく受け取ることができる仕組みを構築することで、新たな生活価値を提供します。
また、TOKYU POINTやTOKYU ROYAL CLUBを通じて各サービスを組み合わせ、さらに便利でお得にご利用できるよう、新たなサービスの導入を進めています。
各種生活サービス事業の組み合わせによる付加価値の増大

- 生活をより充実させる「TOKYU POINT」
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日常の生活でTOKYU POINTが貯まる「TOKYUCARD」「TOKYU POINT CARD」を発行しています。貯まったポイントは、TOKYU POINT加盟店で1ポイント1円相当としてお買い物などにご利用いただけるほか、PASMOにチャージすることができます。東急グループでのお買い物やお支払い、東急線の乗車、定期券購入、PASMOオートチャージサービス※など、生活のあらゆるシーンでTOKYU POINTが「貯まる・使える」場を提供しています。
※PASMOの残額が設定金額以下になると、駅の改札機に入出場する際にタッチするだけで、自動的にチャージされるサービスです。
PASMOは株式会社パスモの登録商標です。PASMOオートチャージサービスは株式会社パスモが提供するサービスです。
- プレミアムなおもてなしの数々「TOKYU ROYAL CLUB」
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TOKYU ROYAL CLUBは、東急グループをご愛顧いただいている大切なお客さまへ「特別」をお届けする特典プログラムです。東急グループの商品・サービス・施設などのご利用状況によって4つのメンバーステージにご招待し、日々の生活でご利用いただけるベース特典に加え、TOKYU POINTを1ポイント=2円で利用してお申し込みいただけるイベントやプレゼントを毎月ご案内するスペシャル特典をご提供しています。また、年に一度のボーナスプレゼント特典、メンバーズマガジン「Fino」など、メンバーさまだけの特別なご優待や多彩なメニューをご用意しています。
- スマートフォン決済「.pay(ドットペイ)」
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「.pay」は、グループ内外を問わず、企業・店舗などの各社アプリに、決済機能、ポイント・クーポン機能を追加で搭載するサービスです。このサービスは機能面で特許を取得しており、ポイントの即時反映や決済・ポイント・クーポンがワンアクションで利用できるなど、売り上げ向上に貢献する機能を持っています。
- 新たな価値創造への取り組み
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2020年9月の東急ストア全店での楽天ポイント導入を皮切りに、楽天グループと協働し、消費者ニーズを分析する小売・飲食業界向けのDXソリューションツール開発や、オンライン広告の効果を実店舗購買に基づき計測した新メニューの開発、OMO型ポップアップストアの出店などの取り組みを進めています。
2022年5月には、LINEのアプリからバーコードを提示することで「TOKYU POINT」と楽天ポイントをダブルで貯めることができるサービス「TOKYU POINTCARD on LINE」を「東急ストア」「プレッセ」で開始し、2024年7月からは、「TOKYU CARD」を登録すると、2つのポイント取得に加えクレジットカード決済まで1度のスキャンで完結できるサービス「TOKYU CARD スマート払い」を開始しています。今後も、オンラインとオフラインの垣根のない利便性の高いサービスの実現を図ります。
「家ナカ」サービス付加価値の増大
- でんきとガスをまとめて便利に「東急パワーサプライ」
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東急パワーサプライは、一般家庭向けサービス「東急でんき&ガス」を提供しています。安心・安全はそのままに、東急グループのさまざまな生活サービスと連携して、お客さまの快適な暮らしをサポートしています。また、でんきサービスは実質再生可能エネルギー100%で提供しており、スマートで環境に優しい生活の実現を目指しています。
- 暮らしに役立つ情報やネットワークの提供「イッツ・コミュニケーションズ」
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イッツ・コミュニケーションズは、インターネット接続、多チャンネル放送、IP電話、MVNO( 格安スマホ・SIM)など地域の情報インフラを提供しています。また、行政と連携し生活・防災情報を発信するソリューション「テレビ・プッシュ」や住まいのIoTサービス「iTSCOM HOME」を提供しています。そのほか、法人サービスとして、デジタルサイネージ、専用線インターネット接続、地域BWA、スマートロックやIPカメラなどのIoT機器連携管理システムなども提供しており、お客さまの安心・安全・快適な生活をさまざまなサービスでサポートしています。
- 暮らしの IoT「コネクティッドホーム アライアンス」
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当社では2017年、暮らしのIoTを活用して“人びとの暮らしを豊かにする”世界に誇る社会インフラの創造を目指し、「コネクティッドホーム アライアンス」を立ち上げました。
わが国の目指す「Society5.0」実現に向けた動きが加速する中、業界や企業の垣根を越えて理想とする未来のビジョンを共有し、ヒトやイエを起点として街や社会と連携したサービスの開発や共創の環境づくりを推進していきます。
(2024年4月現在、31団体が参加)
- 暮らしの安全を守る「東急セキュリティ」
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東急セキュリティは、東急線沿線を中心にホームセキュリティ、ご高齢の方やお子さまの見守りサービスを通じてお客さまに「安全・安心」を提供しています。工事不要・通信回線不要、低価格で簡単に導入できる見守りセキュリティ「SAFE-1(セーフワン)」や緊急駆けつけコール「東急セキュリティ レスQ」などの個人向けサービスのほか、商業施設ではA I 画像解析技術と警備オペレーションを組み合わせた「TS-Zero(ティーエスゼロ)」を展開するなど、時代の変化に合わせながらさまざまなサービスを取りそろえています。24時間365日、沿線地域の「安全」を保障し、心から「安心」して暮らすことができるまちづくりに貢献することで、生活価値の向上を目指しています。
- ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」
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東急ベルは、誰もが思う「困ったな」「こうしたい」にお応えすべく、ハウスクリーニングや家事代行、「東急ストアネットスーパー」でお買い上げの商品のお届けなど、「家ナカ」を便利で快適にするサービスを豊富にご用意しています。東急線沿線にお住まいのお客さまのお困りごとをベルキャストが伺い、最適なサービスをご提案します。
また当社は「オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム」を構築しており、物流業界全体でのドライバー不足が社会課題となっている中、東急線沿線地域で効率的な配送網を確立し、お客さまの日常生活を支援していきます。 -
「街なか」のサービス・店舗
- ”美味しさと楽しさ”をお届け「東急ストア」
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東急ストア 渋谷サクラステージ店 マツモトキヨシ エトモ池上店 東急ストアは、地域に密着し、お客さまの日々の暮らしに役立つスーパーマーケットとして、東急線沿線を中心に展開しています。お客さまの暮らしにいつも安心で気持ちのよいお買い物と、美味しさと楽しさをお届けします。
2022年3月に、当社グループの小売事業(スーパーマーケット、駅売店、コンビニエンスストア、ドラッグストア)の機能を集約し、東急ストアが食料品・日用品を中心とした小売事業を担い一体運営することで、地域特性やお客さまのニーズに合わせたドミナント展開や商品・サービス力の強化を進めています。
スーパーマーケット事業では、2023年12月に東急ストア新綱島スクエア店、2024年2月に東急百貨店本店閉店後の渋谷松濤エリアに「THE PANTRY byTokyu Store」を、2024年6月に小型店であるフードステーション業態として戸越公園店をオープンしました。また、2024年7月には渋谷サクラステージ店をオープンしました。ドラッグストア業態では、東急ストアが運営する7店舗目となる「マツモトキヨシ エトモ池上店」を、コンビニエンスストア業態では「LAWSON+toks渋谷サクラステージ店」を、2024年4月にオープンしています。
今後も地域のお客さまのニーズにお応えし、毎日のお買い物を楽しんでいただくことを目指していきます。
- 東急ストアネットスーパー
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東急ストアネットスーパーは、スマートフォンやパソコンからご注文いただいた商品を、ご自宅や職場にお届けする便利なサービスです。東急線沿線エリアを中心に展開しており、受け取りもお客さまのご都合に合わせた時間帯からお選びいただけます。生鮮食品から日用品まで取りそろえ、専門スタッフが東急ストアの店舗から丁寧にピックアップし、東急ベルのベルキャストが大切にお届けします。
- 豊かで上質な暮らしづくりに貢献「東急百貨店」
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ShinQs 渋谷 東急フードショー 東急百貨店は、渋谷ヒカリエ ShinQsや、渋谷 東急フードショー、+Q (プラスク)、東急フードショーエッジなど渋谷を拠点とし、東急線沿線を中心に百貨店・ショッピングセンター・専門店を展開しています。2023年に渋谷ヒカリエ ShinQsは、「アップグレード」をテーマに改装しました。外商のお客さま専用の「東急百貨店お得意様サロン」を設置し、時計やジュエリーなどラグジュアリーアイテムを導入しました。2024年11月には創業90周年を迎え、今後も新たな顧客価値創造に向け、百貨店で培ったノウハウを生かし、フードやビューティー(EC含む)、外商の取り組みを推進するとともに渋谷地区や東急線沿線を中心とした豊かな暮らしづくりに貢献します。
- 「食」を通じて社会に貢献「東急グルメフロント」
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しぶそば多摩川店 東急グルメフロントは、東急グループにおける「食」の中核企業として、東急線沿線を中心に飲食事業を展開しています。多くのお客さまを笑顔でお迎えし、沿線の豊かな食生活を支えています。
ファストフード、ベーカリー、カフェ、そば店など幅広い業態を展開することで、沿線住民の方々のさまざまな「食のニーズ」に対応するとともに、日々お客さまに愛される店舗づくりに努めています。
- 東急線沿線 お出かけ節電プロジェクト「OFF & GO」アクション
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当社および東急カード、東急モールズデベロップメント、東急パワーサプライ、東急電鉄は、環境に配慮した行動の促進を目的として、『お出かけグリーンアクション「OFF&GO」』を2024年7月から約3カ月間実施しました。環境省が提唱する「脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動」の一環として、南町田グランベリーパークや二子玉川ライズ S.C.などの対象施設にて、ご来館のお客さまへのTOKYU POINTのプレゼントやSDGs謎解きイベントなど、お出かけを後押しする取り組みを実施しました。
- 子育てがしやすい沿線を目指して「東急キッズベースキャンプ」
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子育てしやすい沿線を目指し、2003年に駅直結の保育園を開園して以来、当社が保有する施設に保育園事業者を誘致し、2024年4月現在で52施設を展開しています。子会社である東急キッズベースキャンプでは、東急線沿線を中心に民間学童保育「キッズベースキャンプ」を22施設運営しています。また2018年4月より、学童保育で培ったノウハウを生かして未就学児保育事業に参入し、「KBCほいくえん」を5園展開しています。乳幼児期から小学校卒業時まで子どもの発達を継続して支援し、安定した保育を行います。
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キッズベースキャンプ -
KBCほいくえん
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- スポーツで楽しく、健やかな毎日を「東急スポーツシステム」
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フィットネス施設 アトリオドゥーエNext
2023年7月オープンフィットネス、スイミング、フットボール、ゴルフ、テニスなどのスポーツや、健康をサポートする大人・シニア向けヘルスケアサービスを提供しています。
お子さまの心と体を育む「TSSキッズ」では、ダンスやバレエ、空手、幼児体操などのスタジオプログラムも展開し、幅広い年齢層にご利用いただける環境を整えることで、健康づくりのお手伝いをしています。
- プログラミング教育の推進
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当社は、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、GMOインターネットグループ、MIXI、渋谷区教育委員会と共に、渋谷区立小・中学校でのプログラミング教育の充実を図り、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、「プログラミング教育事業に関する協定」を2019年6月に締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を推進しています。この取り組みの一環として、夏休み期間にはプログラミング関連のオープンイベントを渋谷やオンライン上で開催しています。一連の取り組みを体系化し広く発信することで、日本全体のプログラミング教育を牽引し、社会における人づくりに貢献していきます。
「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」
東急キッズベースキャンプによるプログラミング授業の様子
- 専属バトラーがワンストップで解決へ「東急ラヴィエール」
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バトラーサービス 「あなたの人生にエールを!」東急ラヴィエールは、いまを存分に楽しみ、これからの心配ごとを解決して心おきなく人生を過ごしていただくためのサービスをご提供します。
あらゆるご要望に東急グループ内外のプロフェッショナルの力を結集し、専属バトラーがお客さまの一生涯のパートナーとしてワンストップで対応します。
- 交通広告・屋外広告事業「TOKYU OOH」の展開
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ビッグサイネージプレミアム 広告媒体ブランド「TOKYU OOH※」と称し、鉄道車両内や駅、バスに掲出される交通広告、屋外広告、「東急沿線マガジン SALUS(サルース)」を展開しています。
今後ますます成長が見込まれるデジタルサイネージについては、車両内に「TOQ(トーク)ビジョン」を、駅構内・駅周辺に「TOQサイネージピラー」、「ビッグサイネージプレミアム(田園都市線渋谷駅)」などを、屋外広告としてQFRONTビル(渋谷)に「QʼS EYE」、透過型サイネージ「渋谷ICONIC(アイコニック)ビジョン」などを展開しています。
当社ならではの幅広い媒体を取りそろえることで、効果的な広告サービスの提供を行っていきます。※OOH(アウト オブ ホームメディア)テレビや新聞などの広告メディアと異なり、交通広告、屋外広告など、家の外で接する広告メディア。
SALUS(サルース)
- エンターテイメント ライフをデザインする「東急レクリエーション」
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109シネマズプレミアム新宿 東急レクリエーションは、「109シネマズ」「109シネマズプレミアム」ブランドのシネマコンプレックスを展開しています。ポイントカードをはじめとした各種サービスの充実を図るとともに、4DX上映設備、IMAX®シアターの導入など最先端のシアター施設とメニュー豊富な劇場売店、さらに多彩な作品ラインアップで、快適な空間を演出しています。また、各種映画祭や映像イベントの企画・運営・受託を行い、地域の映像文化の発展に努めています。
- 文化・芸術を通じ、新鮮な発見と感動を「東急文化村」
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東急文化村は、1989年9月、東京・渋谷に日本初の大型複合文化施設として開業した「Bunkamura※」のほか、「東急シアターオーブ」と「セルリアンタワー能楽堂」の3つの文化施設の運営を行っています。いずれの施設も会場の特徴を生かしたオリジナル企画を軸とし、良質な文化・芸術を創造し発信しています。
あらゆる可能性を応援し育てる“創造の場”、ジャンルを越えた良質の文化の“発表の場”、人、芸術、物の交流を促進する双方向文化の追求を目的とした“出会いの場”となることを目指し、取り組んでいきます。※Bunkamuraはオーチャードホールを除き休館中ですが、渋谷や東急線沿線、グループ施設などで文化事業を継続しています。
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Bunkamura
オーチャードホール -
セルリアンタワー
能楽堂
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- 「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現に向けて
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当社は、渋谷の街のブランド価値向上と来街者増による一層のにぎわいの創出を目指しています。東急エージェンシー、東急レクリエーション、東急メディア・コミュニケーションズ、東急文化村などのエンタテイメント領域で活動しているグループ各社、パートナー企業やコンテンツホルダー、地元・行政の方々と協力し、音楽、アート、ファッション、スポーツ、メディアコンテンツなどのさまざまなエンタテイメント分野のイベントを実施・協賛し、渋谷の街を盛り上げていきます。
- コンテンツ制作から映像クリエイターの育成まで「クリエイティブコンプレックス」
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当社は、stu、松竹、NHKエンタープライズ、ビットメディアと共に、日本のコンテンツ産業の持続的な発展に寄与することを目指した共同事業体「クリエイティブコンプレックス」を設立。2024年4月15日に、実践のための拠点「DOTS & LINE STUDIO」をオープンしました。世界への発信を視野に入れたコンテンツの制作に取り組み、セミナーやコンテストの開催により、世界的に活躍するクリエイターの育成までを担う、日本におけるコンテンツ産業の拠点を目指します。「DOTS & LINE STUDIO」は、一連の映像編集作業をワンストップでカバーできる設備と、AI生成などの独自開発機能を有し、参画企業5社がさまざまな知見やアセットを掛け合わせることで、多彩なソリューションの提供が可能です。
- さまざまなIPコンテンツとのコラボレーション
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「東急線・トットちゃんデジタルラリー」キービジュアル
© 黒柳徹子/ 2023 映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会東急線沿線を中心とした街の活性化と沿線価値向上を目指した、「まち」と「コンテンツ」とのコラボレーション企画を実施しています。2023年10月~2024年1月には、TVアニメ作品『呪術廻戦』「渋谷事変」とのコラボ企画を、渋谷の街を中心に展開しました。ホテルでの、コンセプトルームの設置や、カフェ、レストランでのコラボメニューの販売、駅構内店舗型イベントスペースや商業施設でのオリジナルグッズや関連グッズの販売など、当社ならではの特別な企画を実施しました。2023年11月~12月には、現在の大井町線自由が丘駅、北千束駅、九品仏駅エリアを舞台にした作品、映画『窓ぎわのトットちゃん』とのコラボ企画を展開し、作品ゆかりのスポットなどを巡る「東急線・トットちゃんデジタルラリー」や、主人公トットちゃんの声優による大井町線急行電車の車内アナウンスなど、作品の世界観を体感できる企画を行いました。
<2023年11月16日付東急(株)ニュースリリース>