【東横線編】電車のプロが厳選!東急線の子鉄スポット5選

東急公式サイト編集部

2025/11/4

東急線沿線には“子鉄”たちの心をくすぐるスポットがたくさんあるのをご存知ですか?今回は、「電車のプロ」である東急電鉄の従業員たちが「自分の子どもを連れていきたい/実際に連れていってよかった」と思う、【東横線】の子鉄スポットを厳選!「安全に・楽しく・間近で」電車が見られる場所をご紹介します。

東横線ってどんな路線?

東横線は、渋谷駅から横浜駅までの21駅をつなぐ路線です。東京と横浜を結ぶことから「東横」という名前がついています。1日の輸送人員数(平均)はなんと100万人超!東急線の中でも特に多くの方にご利用いただいている路線です。※

いろいろな種類の電車が行き交うのも、東横線の魅力。赤いラインがついた5050系はもちろん、相互直通運転をおこなっている「東京メトロ 副都心線」「相鉄本線/いずみ野線」「横浜高速鉄道みなとみらい線」「西武池袋線/有楽町線」「東武東上線」、副都心線と線路を共用している「東京メトロ 有楽町線」など、東急電鉄以外の鉄道会社の電車も見ることができるんです。

また、2023年から運行開始した有料座席指定サービス「Q SEAT」があるのも、東横線の特徴です(東横線のほかに大井町線でも運行)。まるで電車図鑑のような路線なので、電車が好きな子にとっては、何度訪れても飽きない路線といえるでしょう。

2024年度 駅別乗降人員・輸送人員より

【元住吉駅】車両基地も見られちゃう!電車好き必見の3つのスポット

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元住吉駅(西口)

1926年に開業した元住吉駅。東横線のほかに目黒線も走っているので、「東京メトロ 南北線」「都営地下鉄 三田線」「埼玉高速鉄道 埼玉スタジアム線」の電車を見ることができます。

6本の線路を有する元住吉駅ですが、そのうち2線は通過線(その駅に停まらない電車を安全に通過させるために設けられた線路)で、ホームがあるのは東横線2線と目黒線2線の合計4線です。この4線を東急電鉄を含む合計8の鉄道会社の電車が行き交います。

電車を眺めるのにぴったりの屋上庭園や、いろいろな鉄道会社の車両がずらりと並ぶ車両基地など、一度は訪れたい子鉄スポットです。

元住吉駅の屋上庭園

元住吉駅で必見なのが、改札から出てすぐの自由通路にある屋上庭園。植え込みやベンチとともに、線路を見渡せる大きな窓が整備されていて、電車を眺め放題です。自動車などの往来がないのも、“子鉄”にはありがたい環境ですね。

■スポットの様子

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元住吉駅 屋上庭園
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屋上庭園の真下が線路になっている
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屋上庭園から電車を眺める。写真奥は武蔵小杉方面
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元住吉駅 屋上庭園の位置

■子鉄ポイント

  • 駅構内なので自動車や自転車がおらず安全
  • 改札外なので通りすがりでも利用可能
  • ベンチがあるので座りながら電車を眺められる
  • すぐ横に「ミスターワッフル」「LAWSON+toks」があり便利

■注意事項

  • 改札までは屋根があるが、屋上庭園エリアには屋根がない

■アクセス

  • 行き方:元住吉駅 改札を出て目の前
  • 住所:神奈川県川崎市中原区木月1-36-1

元住吉駅の4・5番線エスカレーター上

元住吉駅のもうひとつのスポットが、4・5番線エスカレーターをのぼってすぐのところにある場所。窓の外に元住吉検車区の一部が見えるほか、足元の丸い窓を覗くと、電車を真上から見下ろすことができます。

■スポットの様子

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写真右奥のスペース
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足元の丸窓からは線路・電車が、奥には元住吉検車区が見える
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元住吉検車区を一望
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元住吉駅4・5番線エスカレーター上の位置

■子鉄ポイント

  • 電車を降りてすぐ行ける近さ
  • 足元の丸い窓から電車を、窓の向こうに元住吉検車区を見下ろせる特別感
  • 足元から天井まである大きな窓なので、小さなお子さんでも外の景色が見える
  • お手洗いの目の前なので、もしもの時も安心

■注意事項

  • 改札内なので、電車に乗らないときは入場券が必要
  • エスカレーターのすぐ横にあるため、駅利用者の往来や転落などには注意が必要

■アクセス

  • 元住吉駅 構内
  • 住所:神奈川県川崎市中原区木月1-36-1

元住吉検車区

元住吉検車区は、元住吉駅に隣接する東急線の車両基地。そんな元住吉検車区に入庫した車両がずらりと並ぶ光景を見られるスポットが、元住吉駅から10分ほど歩いたところにあります。

■スポットの様子

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元住吉検車区(敷地内への立ち入りはできません)
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こちらの車両は5000系。青のステッカーの車両は目黒線用の5080系、ピンクのステッカーの車両は東横線用の5050系。/撮影:2024年
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車両の清掃や整備の様子が見えることもある
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元住吉駅 西口・東口から元住吉検車区までのルート(地図出典:国土地理院 地理院地図)

■子鉄ポイント

  • 東急線の車両はもちろん、他社線の車両も見ることができる
  • タイミングが合えば、検車区で働くスタッフの姿を見ることもできる

■注意事項

  • 神奈川県道14号(尻手黒川道路)沿いの歩道から眺めることになるので、歩行者や自転車の往来には注意が必要
  • 住宅街を通る際には大きな音を出さないよう配慮が必要

■アクセス

  • 元住吉駅 西口・東口から徒歩約10〜15分
  • 住所:神奈川県川崎市中原区木月3-39付近

【武蔵小杉駅】小さな子でも安心!本物の電車を使った展望デッキ

東急線では東横線・目黒線が乗り入れる武蔵小杉駅。JR南武線、JR横須賀・総武快速線、湘南新宿ラインといった複数路線が乗り入れる、活気あふれる駅です。

駅前広場や大型商業施設といった生活を便利にしてくれるスポットはもちろん、少し足を運べば「等々力緑地」や多摩川の河川敷などの自然もある、暮らしにぴったりのエリアでもあります。

そんな武蔵小杉にあるのが、まさに子鉄にぴったりの展望デッキです。

武蔵小杉東急スクエア4階 展望デッキ

武蔵小杉駅直結の商業施設「武蔵小杉東急スクエア」。展望デッキはその4階に位置します。本物の9000系の電車の一部が取り付けられた空間で、眼下に走る電車を思う存分眺めることができます。

■スポットの様子

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武蔵小杉東急スクエア4階 展望デッキ
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武蔵小杉東急スクエア4階 展望デッキの位置

■子鉄ポイント

  • 本物の電車の目の前で、複数路線の電車を眺められる
  • 相互直通運転乗り入れ車両や駅の歴史などの解説パネルがある
  • 東急スクエア連絡口直結でアクセス良好
  • 武蔵小杉東急スクエアでの食事やお買い物と合わせて気軽に利用できる

■注意事項

  • デッキ部分には屋根がない
  • 東横線・目黒線ホームから東急スクエア連絡口にかけてはエレベーターがない(エレベーター使用時は、武蔵小杉駅 中央口3付近または武蔵小杉東急スクエア内へ)

■アクセス

  • 武蔵小杉駅 東急スクエア連絡口直結(利用時間 10:00〜21:00/12月1日~3月31日は10:00~17:00)
  • 住所:神奈川県川崎市中原区小杉町3-472 武蔵小杉東急スクエア 4階

【多摩川駅】ピクニック気分で!東急線や新幹線が一度に見える土手

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多摩川駅(東口)

東急多摩川線の最初の駅である多摩川駅。東横線・目黒線も含めて東急線が3つ乗り入れています。実は、多摩川駅はこれまでに4回も駅名が変わっていて、現在の「多摩川駅」になったのは2000年と意外と最近だったりします。※

駅名のとおり駅のすぐそばには多摩川が流れ、のんびりとした雰囲気が特徴的。そんな多摩川駅から歩いて5分ほどのところに、まるでピクニック気分で楽しめる子鉄スポットがあります。

※駅名の変遷:1923年 多摩川駅→1926年 丸子多摩川駅→1931年 多摩川園前駅→1977年 多摩川園駅→2000年 多摩川駅

多摩川土手(丸子橋下)

■スポットの様子

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丸子橋の真下がベストスポット!
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右(北)側に東横線・目黒線が見える
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左(南)側に湘南新宿ライン 横須賀線と東海道新幹線が見える
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多摩川駅南口から丸子橋下までのルート(地図出典:国土地理院 地理院地図)

■子鉄ポイント

  • ピクニック気分で電車を眺められる
  • 丸子橋が屋根代わりになる
  • 屋外なのでお子さんが騒いでしまっても安心
  • 右手には東急線(東横線・目黒線)、左手には湘南新宿ライン 横須賀線と東海道新幹線が見える

■注意事項

  • 大きな川の目の前なので、転落などには注意が必要
  • 安全のために日中の明るい時間帯に訪れるのがベター
  • 最寄りの公衆トイレまで少し距離がある

■アクセス

  • 多摩川駅 東口から徒歩約5分(丸子橋下)
  • 住所:東京都大田区田園調布1-57付近

子鉄スポット巡りには東急線のおトクなきっぷが便利

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子鉄スポット巡りには、東急線デジタルチケットサービス「Q SKIP」から購入できるおとな用の乗り放題乗車券「東急線ワンデーパス」「東急線・東急バス一日乗り放題パス」や、東急線各駅の券売機から購入できるこども用の乗り放題乗車券「東急線キッズパス」(土休日限定)をご利用いただくと、よりおトクにお楽しみいただけます。

おトクなきっぷの一覧はこちら

電車のプロが厳選した東横線の「子鉄スポット」へ出発進行!

東急線を知り尽くしたプロだからこそ選べる、東横線の「ここぞ!」というスポットをご紹介しました。この記事でご紹介したスポットに足を運んで電車を見る&感じる体験は、きっとお子さんの記憶に残るはず。次のお休みは、親子で子鉄スポットへ行ってみませんか?

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取材・文:SABO(東急公式サイト編集部)

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