東急日和

子育ても仕事も楽しむ、働くママが写した綱島駅「わたしの東急日和」

Urban Story Lab.

2025/7/8

東急線沿線に暮らす方に「写ルンです」を渡して、日常の何気ないワンシーンを撮ってきていただき、そのストーリーをひもといていく『わたしの東急日和』。

写真を通じて見えてくるのは、その街のお気に入りや、日常の中に息づく物語たち。懐かしい路地裏や、何気なく歩いた散歩道、いつも立ち寄るお気に入りの店など、そこにはその人だけが知る「東急日和」が広がっています。

第3回は、東横線・綱島駅在住の会社員、nemiさん。綱島在住歴は8年。2歳の息子さん、小学2年生の娘さん、夫と4人家族です。彼女の日常にはどんな風景が広がり、どんな物語が紡がれているのでしょうか。nemiさんの撮影した写真とともに、綱島駅の魅力を探ります。

今回撮っていただく方は…

01-S__15974511_0.jpg

nemiさん
36歳会社員。埼玉県出身。就職を機に、三軒茶屋で一人暮らしをスタート。その後、目黒で結婚し、綱島で出産と、東急線沿線で様々な人生のターニングポイントを迎えてきた。現在は週4日リモート勤務で、平日も休日も綱島ライフを満喫している。

子育て世帯に優しい街、綱島駅

──今回『写ルンです』をお渡しして、写真を撮ってきていただきました。現像された写真をみて、いかがでしょうか。

nemiさん:ちゃんと撮れているか不安だったのですが、思ったよりしっかり撮れていてひと安心。写ルンですを使ったのは小学生の時の修学旅行以来かもしれないです。子どもも2人目だと普段もあまり写真を撮らなくなっていて…(笑)。今回の写真で綱島駅の魅力が伝わると良いなと思います!

──では、nemiさんが考える綱島駅の魅力とは?

nemiさん:とにかく子育てしやすい街だなと思います! ファミリーが多く、広々とした公園も多いんです。街の人たちも優しくて、下の子を連れていると、高確率で話しかけてくれます。お店でお買い物をすると子どもにおまけのお菓子をくれることも。子連れで嫌な思いをすることが一切ないんですよ。

02-S__15974519_0.jpg
nemiさんファミリーも御用達、子連れで賑わう「綱島公園」。
03-S__15974518_0.jpg
綱島公園内のログハウスには、室内アスレチックも。

nemiさん:下の子はイヤイヤ期の真っ最中なので、よく道でひっくり返ったり泣いたりしてしまうのですが、そんな時でも街の方は温かく見守ってくれます(笑)。

04-S__15974523_0.jpg
人情味溢れる商店街。

──休日はどのように過ごしていますか?

nemiさん:近くに鶴見川が流れているので、休日は家族で川沿いを散歩していることが多いです。河川敷ではBBQをする人や、デイキャンプを楽しむ人も。見ているだけで楽しい気持ちになりますし、子どもたちも思い切り走り回れて、大満足。都会の喧騒を忘れて、まったり過ごせますよ。

05-S__15974487_0.jpg
06-S__15974508_0.jpg

nemiさん:近所のコーヒーショップでモーニングを楽しむこともあります。家族で入れる広々としたレストランやカフェが充実しているのも綱島駅周辺の良いところですね。

07-S__15974527_0.jpg
08-S__15974500_0.jpg

nemiさん:ショッピングモールもあるので、子ども服やおもちゃを買ったり、子どもを遊ばせたりすることもできます。

09-S__15974506_0.jpg
「アピタテラス横浜綱島」は子ども向け商品の売り場が充実。大型書店もあり、子ども向けのワークショップも開催されている。

カフェや古着屋など、一人時間を充実させてくれる場所も

──平日のリモートワークの時や、一人時間も綱島駅エリアで過ごされるのですか?

nemiさん:そうですね。平日は同じくリモートワークをしている夫とランチに行くこともあります。あと、最近古着屋さんがいくつかできたのでパトロールをしています。セルフレジで無人の古着屋さんなのですが、結構掘り出し物も多くてお気に入りスポットです。無人っていうところが、綱島の平和な雰囲気が出ていますよね(笑)。

10-S__15974499_0.jpg
お気に入りの古着屋さん。

住んでいるからこそわかる、綱島駅周辺に残る歴史の足跡

nemi:あと綱島って、昔は温泉街だったんですって。「東京の奥座敷」と呼ばれていたそうで、今でもその名残からか銭湯が多い気がします。近所の銭湯には夫もよく行っています。

11-S__15974509_0.jpg
近所で気軽に天然温泉が楽しめる。

nemiさん:他にも「子ども相撲大会」が名物らしく、半世紀以上続いていると聞きました。小学校にも土俵があって、男の子には「相撲クラブ」も人気。娘の友だちも相撲大会に出ているそうです。年末年始には、綱島出身の力士が帰省している様子も見かけます。

12-S__15974488_0.jpg
近くの小学校にある土俵では、相撲大会の準備中。

nemiさん:綱島諏訪神社も、綱島のシンボル的存在です。特に例大祭は横浜市内でも最大級といわれているお祭りで、出店もたくさんあって大賑わい。私たちも家族で遊びに行っています。

13-S__15974503_0.jpg
14-S__15974501_0.jpg

──住んでいるからこそ知る街の歴史、面白いですよね。

nemi:そうなんです! 綱島駅って渋谷駅から急行で20分くらいと便利な立地なだけでなくて、住んでみてわかる「良さ」もまだまだあって。たとえば、綱島駅周辺って街中に謎のオブジェがたくさんあるんです。それも住民にとっては愛おしい存在。可愛いなあっていつも思っています。

15-S__15974491_0.jpg
こういったオブジェと唐突に出会える。
16-S__15974489_0.jpg
17-S__15974490_0.jpg
時計台もメルヘン。

──ご自宅の中のお写真も撮っていただきました。お気に入りのポイントは?

nemiさん:間取りが4LDKで広々としているところと、マンションですが庭がついているところです。子どももよく庭で遊んでいます。公園もあるので、マンション内だけで安全に楽しめるのも気に入っています。公園には子どもだけでなく犬の散歩をしている方も多く、癒されます。

18-S__15974514_0.jpg
約1年前に引っ越したばかり。
19-S__15974513_0.jpg

──これからも綱島駅に住み続けたいですか?

nemiさん:もちろんです! 綱島駅周辺は、街全体に穏やかな時間が流れていて、子どもものびのびと育っています。また、2023年には綱島駅のすぐ近くに新横浜線の新綱島駅も開業したので、都心へのアクセスもより便利になりました。駅前の再開発も進んでいて、これからの街の変化も楽しみです。

20-S__15974528_0.jpg
新綱島駅直結の駅ビル。

nemiさん:今まで暮らした三軒茶屋は刺激的な街でしたし、目黒はおしゃれな街でした。そして綱島は温かい街。私たちのような子育て世帯はもちろん、昔から暮らす方も多く、そのみんなが暮らしやすい街だと感じます。いろんな人におすすめしています。

--

インタビュー・文/菱山恵巳子
編集/ヒャクマンボルト
写真/nemiさん

掲載店舗・施設・イベント・価格などの情報は記事公開時点のものです。定休日や営業時間などは予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。

Urban Story Lab.

まちのいいところって、正面からだと見えづらかったりする。だから、ちょっとだけナナメ視点がいい。ワクワクや発見に満ちた、東急線沿線の“まちのストーリー”を紡ぎます。